見出し画像

【子どもの自己主張】こんなときにどうしたらいいの?子どものイヤイヤに困らないための3つのポイント【有料記事】

本記事は子どもの自己主張
いわゆる”イヤイヤ期”について
現役保育士が丁寧に解説しています。

・今まさにわが子の対応に困っている
・あの時のわが子はなんだったんだ?
・子どもが生まれる前に予備知識を
・妻の力になりたい

という方は、
読まれると合点がいく部分がありますよ。

※前半部まで無料で読めますので、
 気軽に読んでってください。

🧩【自分の子どもが急にわからなくなる?】


1歳半を過ぎたころから
子どもは自分の存在を主張し始めます。
いわゆる「自己主張」と呼ばれています。

かわいかったわが子が
突然豹変したとも思われる
子どもの「いや!」という表明に
困惑してしまうことはありませんか。

「魔の2歳児」なんていう言われ方を
することもありますね。

「イヤ」が出るのはなぜ?
「イヤ」が出たときはどう対応するのか?を
まとめています。

【この記事はこんな方におススメ】
🌱子どものイヤイヤに今まさに困っている
🌱あの時のイヤイヤの時期の意味を知りたい
🌱子どもが生まれる前に予備知識を入れておきたい方
🌱なんとかお母さんの助けになりたいお父さん

画像2


🧩【快と不快のはざまで揺れる新生児】

画像1

生まれてから半年ほどは
子どもたちは
【快】か【不快】か
という2択のなかで成長します。

【快】
🔵目が合ってほほ笑んでくれた
🔵お腹が満たされた
🔵抱き上げられた
【不快】
🔴お腹がすいた
🔴オムツを取り換えてほしい
🔴ひとりでいるのが不安

この時期の子どもは
親が援助をしないと、
生存することができません

赤ちゃんは生まれてすぐに
笑うことができます。
”エンジェルスマイル”とも呼ばれ、
楽しいから笑うというよりも

「おとうさん、おかあさん、
  ぼくをまもってね」

と大切な両親に
愛らしい自分の存在を知らせ
[愛されてもらうための赤ちゃんの戦略]
という説もあります。

🔵泣いたら両親が必ず助けに来てくれる。
🔵あやしてくれる。
🔵ミルクをくれる。
🔵オムツを替えてくれる。

そういう【確かな存在】がいることで、
赤ちゃんの心は安定していき、
信頼関係や愛着関係が
深く築かれていきます。


安定した日々を繰り返し、
体や心が育っていくなかで、
見えている景色が広がり、
興味や認識も深まっていきます。

画像2


🧩そして…イヤイヤ期に突入!

画像4

そうした安定した日々を共に過ごすなかで、
子どものなかに自我が芽生えていきます。

自分の生活に見通しがつくようになり、
言葉を少しずつ獲得していくなかで、
自分がやりたいことを選択できるようになり、

そのなかで、
「大人に決められたくない!」
「自分が決定したい!」

という気持ちも育っていきます。

「イヤ!」
「じぶんで!」

という言葉が多く見られます。

「じぶんで!」なんて、
まだ生まれて2年前後なのに
自己と他者が明確に線引きされている
改めて考えると、
すごいことですよね。

大切なことは、
【愛着関係ができているからこそ主張したい】
と思えるということです。

誰でも彼でもイヤと叫べるわけではなく、
大好きな人だからこそ、
安心して「イヤ!」と叫べるということです。

これまでは、
親の援助なしでは生きられなかった子どもが、
急に「自分で決定したい」と言い出したとき、
実は、困るのは子どもはなく、
親の方だったりします。

自分で決定できるのは、
子どもが自分の人生を歩むうえで欠かせない

よろこばしい大きな成長とは
わかっているはずなのに、

これまでのある程度見通しのきいていた
大人中心だった家庭のタイムスケジュールから
大きくかけはなれて、予想がつかなくなることで
混乱してしまうのです。

🔴自分の子どもなのにわからない!
🔴愛しいわが子が急に豹変した!

と焦ってしまうと自分のペースが
大きく乱されてしまいます。

子どもの自己主張のポイントを
押さえておくことで、
子どもの姿に見通しをもって
生活を送ることができます。

ここから
3つのポイントにしぼって、
自己主張についてアドバイスしていきます。

画像2


🧩【ポイント1】
『お父さんお母さんは、ぼくがやるのを手伝ってね!』

画像10


🌱【自立に向かって】

これまではなんでも大人が決めて、
やってもらっていた生活のさまざまなこと。

自分の見通しが
立てられるようになったことから、
子どもは自分で決断が
できるようになっていきます。

「イヤ!」
「違う、そうじゃない!」

と、
生活のなかでたくさんの”こだわり”が
出てくるようになります。

例えば…
・この服は着たくない!
・自分でドアをしめたい!
・今日はこっちの道から帰りたい!

大人の援助なしでは、
何もできなかったところから、
生きる力が育まれ、

「お父さん、お母さんは、
 ”僕が自分でする”のを手伝ってね」

という考えに移り変わっていきます。


🌱【大人は視点を変えてみる】

大人はお世話をしてあげるという存在から
『”自立したい”と願う、
  わが子の気持ちに寄り添う』

という配慮も必要になっていきます。

このときの
『大好きな両親が
 自分をすべて肯定してくれた!』という経験が、
子どものその後の大きな力になっていきます。

画像2


🧩【ポイント2】
 『相手の思いを言葉に出す』

画像11

🌱【見通しが崩れたときに…】

「自分で○○したかったのにできなかった』
と、
子どものなかの見通しがくずれることで、
激しく泣き出すことがあります。

そしてこれまで
『大人の都合』ですんでいたものが、
通用しなくなるケースもたくさん出てきます。

このときに

🔴「いいから!」
🔴「いうことを聞きなさい!」

という言葉をかけがちになってしまいますが、
子どもからすると、
何が”いい”のか伝わっていません。

🔵「いま、○○したかったんだね」

と、まずは、
『相手の行為に名前をつけて
 気持ちを言葉に替えること』が
大切になってきます。

大人が根気よく伝えていくことで、
自分の思いに名前がついていき、
「○○したかったー!」と、
言葉に出せるようになっていきます。

まずは気持ちを受け止めること、
そして、それから大人の思いも
伝えていくと、
子どもは
『自分の思いがないがしろに
 されているわけではない』

ということに気づいていきます。



🌱【事前に予想が立てられるときは…】

事前に子どものいつもの見通しがわかっているときは、

ここから先は

1,601字 / 4画像

¥ 500

サポートありがとうございます✨ いただいたサポートは、 おもちゃコンサルタントとして必要な研究費、 今後の記事の資料購入費に充てさせていただきます。