抽象画家 ヨゼフアルバース バウハウス #012
Josef Albers: Midnight and Noon
The Josef and Anni AlbersFoundationのエグゼクティブディレクターであるNicholasFox Weberによる紹介で始まり
これらの作品とそのカラーパレットを説明しています。
Homage to the Squareに関するAlbers自身の著作も含まれています。
2016年と2017年にデイヴィッドツヴィルナーのニューヨークとロンドンのギャラリーでの展覧会の際に出版されたこの美しく描かれた出版物です。
「真夜中」と「正午」という対照的で、同時性のない二つの組み合わせを、卓越した色彩感覚で表現しています。
Josef Albersの代表作としても知られている「Homage To The Square」や、自身の作品説明なども掲載しているボリュームある内容です。
今なお高い評価をされている繊細な表現力は必見で、Josef Albers作品を楽しむならばこの１冊で十分と感じさせてくれます。
Midnight and Noon
Midnight + Noon は、Tamarind LithographyWorkshopによって作成されたAlbersによる一連の8つのリトグラフのものです。
印刷職人のケネス・タイラーと協力してミッドナイト+正午のシリーズを制作しました。
黄色と黒の4セットで構成され各プリントは、2つの別々のプレートに適用された1つのカラーインクを使用して作成され、正方形が重なり合って3つの異なるカラーバリエーションが生成されました。
狭い範囲の色から引き出した効果の豊かな多様性を表現しています。
同時にそれは光に関連して色と形で見つけた無限の可能性に取り組んでいることにふれることができます。
タイラーは、アルバースがスクリーン印刷インクの色品質に満足しているものの、彼の描いた正方形の透明度と明るさを再現する方法を探していることを理解しました。
これを行うために、彼はリソグラフィーインク（版画で刷ったような雰囲気を生む、味わいのある仕上がりが特徴）を薄くして、濃度と希釈度の異なる透明な色を作成する方法を考え出しました。
そのうちの2つを重ねると、3番目の色になります 。タイラーは、完全に均一でありながら触覚のあるマットな表面を実現するために、完成したプリントの一部を下向きに多孔質紙に置き、プレスに再度通すことを試しました。真夜中と正午はすべて上記の方法で制作されました。
Josef Albers 略歴とアートワーク
20世紀のヨゼフアルバース（1888–1976）はモダニズムの先駆者の一人で現在も影響力のある教授であり、作家、画家、色彩理論家です。
ドイツ生まれ、エッセンとミュンヘンで芸術を学び、1920年まで、故郷のボットロプと近郊で学校教師を務めていました。当初、一般的な小学校のコースを教えていました。その後、ベルリンでの研究、芸術の指導を行いました。そこで彼は芸術家および版画家として成長しました
1920年 バウハウスに入学。ワイマールの町のゴミ捨て場で見つけたデトリタスとステンドグラスからガラスの集合体を作り始めました。
その後、サンドブラストガラス構造を作成し、家や建物用の大きなステンドグラス窓を設計しました。彼はまた、家具、家庭用品、アルファベットをデザインしました。後にデッサウのバウハウスで教鞭をとります
1922年 アンニ・アルバースとワイマールバウハウスで出会う
1925年 バウハウスの学生として初めて教員に加わり、マスターになるよう依頼されます。 10年の終わりに、彼は卓越した写真とフォトコラージュを作成し、ヨゼフアルバースは最も有名な芸術家および教師の一人になります
1933年〜1949年 ナチスからの圧力によって学校が閉鎖されたとき、米国に移住し、ノースカロライナ州ブラックマウンテンカレッジの芸術学部長として視覚芸術を教える
さまざまな版画技法の探求を続け、抽象画を離れ紅葉のコラージュを作り、これまで以上に影響力のある教師になり、芸術と教育について執筆を行います
その間、アルバース夫妻の想像力を魅了し、おたがいの芸術に強い影響を与えた国であるメキシコに頻繁に旅行し始めました
1936年 ニューヨークのニューアートサークルギャラリーで最初の個展を開催、ドナルド・ジャッドらに高く評価される
1950年 コネチカットに移住
1950年〜1958年 エール大学美術学校のデザイン学科の会長をつとめる
1962年 タマリンドで客員芸術家として働き、その間に4枚のリトグラフのセットを作成
1963年 10色のリトグラフのセットであるDay + Nightを完成
1964年6月 Midnight + Noonを完成させました
1971年 ニューヨークのメトロポリタン美術館で生前に個人の回顧展を開催した最初の芸術家でした
最後に
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