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竹中大工道具館とフィリップ・ワイズベッカー

竹中大工道具館

兵庫県神戸市にあります、竹中工務店が運営する日本で唯一の大工道具の博物館です。

日本はものづくりの国です。大工道具には、日本人ならではの美意識や心遣いが秘められています。ものづくりの国に生きる楽しさ、素晴らしさ。新しい気づきに満ちた道具との出会いの場となり、伝統のものづくりに新たな刺激を与えるような存在でありたいと考えます。

竹中大工道具館HPより
博物館入り口の門構えから見える景色
キャンティで浮かせたエントランスのステージが
アプローチ先に見える
フラットバーとエントランス柱の
スチールの使い方に注目
地面に張り付くように
低く抑えられたプロポーション
良い建築は屋根のかけ方が美しい
地下一階踊り場
地下一階につながる中二階?ステージ
外部との開口部の取り合いについ見入ってしまう
昔ながらの大工道具のディスプレイにも
規則性、リズムがあり美意識を感じる
天井のライン照明から光を受けて質感がよくわかる
半築に設けられた開口部のディテール
美しく収まっている
地下二階から採光のためのヴォイド(中庭)を眺める
右側の版築、サッシを挟んで室内外で仕上げている
階段のディテール
スチールで受けているが、薄く存在感を消しているので
踏面の木が浮いているように見せている


フィリップ・ワイズベッカーが見た日本
大工道具、たてもの、日常品

ちょうど一年前ほどの特別展で今更感もありますが、知ってもらうきっかけになればと思い、記録として載せています。

フィリップ・ ワイズベッカー
Philippe Weisbecker

1942年生まれ。1966年フランス国立高等装飾美術学校(パリ)卒業。1968年ニューヨーク市に移住し、活動を始める。アメリカの広告やエディトリアルのイラストレーション制作を数多く手がけた後、1997年フランスに帰国。日本での仕事も多く、JAGDA、NYADC、東京ADCなど国内外で受賞。2020年東京オリンピック公式ポスターも手掛けている。作品集に「Philippe Weisbecker Works in Progress」、「HAND TOOLS」などがある。

Philippe Weisbecker展DMより
小屋
トラック

日本ほど、防水シートでカバーされた小さなトラックをみかける国もない。下に何が隠れているのか気になって仕方がないのは、きっとこの防水シートが、実にいろいろな形をしているのだ。

Philippe Weisbecker
木目

寺などの史跡にある木製の柵は、ときに作りが立派で、素晴らしい塗装が施されていたりする。通りでは、金属製の柵も見かけるが、こちらも負けずに興味深い。その他の場所でも、ガラクタをいくつかまとめて巧妙に組み立てたような無骨な柵を見た。この多彩な構造物は、注目に値する。そこで、記録を取ることにしたのだ。

Philippe Weisbecker
金物
岡山 備前焼
ゴミ箱

何かを慌てて飲み込もうと大きく開けられた口、あるいは、命令を思い出したような目。ソーダの空き瓶用ゴミ箱は、日本の都市景観の一部を暗黙のうちに占めている。そういうものとして、なんらかの評価を受けるに値すると感じる。

Philippe Weisbecker
京都 蹴上インクライン
たてもの

最後に



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