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『食べる』『寝る』『動く』カラダを病から守る漢方的3つの基礎養生〜その③〜【漢方的ライフスタイル】

シリーズでお伝えしてきた『カラダを病気から守る漢方的3つの基礎養生』

初回は多くの方が日頃から気にしている『食べること』

食べることでカラダを病気から守る力を整える方法について、その礎となる胃腸ケアなどを中心にお伝えしました。

そして前回は僕らが人生の三分の一を費やす時間でもある、90歳まで生きるとしたら30年はその時間に費やしている

『睡眠』についてお伝えしました。

『食べる・寝る』

基本となる養生ですが、荒っぽい言い方ですが食べて寝るだけだったら文字通り『食っちゃ寝』

これだけでは流石に不健康ですよね。逆に病気になりそうです。

っということで最終回の今回は『動くこと』

カラダを病から守る漢方的3つの基礎養生の3つめ

『運動』についてお届けしたいと思います。

『食べる』『寝る』『動く』カラダを病から守る漢方的3つの基礎養生〜その③〜【漢方的ライフスタイル】

#漢方的ライフスタイル

というテーマでお届け致します。

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【人間は「動」「物」〜動く物】

今回は基本となる3つの養生の最後、カラダを動かすこと、運動についてお届けしたいと思います。

運動の重要性は今さら言うまでもありませんが、今回は病気からカラダを守る力を整えるためにおすすめの運動法についてお届けしたいと思います。

カラダを動かすこと、本来であれば人間として当たり前のことを現代人の僕らは『運動』と称してわざわざ意識的にやらないと不調の原因となってしまいます。

これは『非運動性熱産生』という、いわゆる生活の中で自然と消費するエネルギー、運動量が便利なだけに減っていることが原因です。

だからといって、今さら手洗いで選択したり、交通機関を使わずすべて移動したりしていては社会生活が営めません。

便利の裏返しとして、意識的に運動することが必要です。

人間は『動物』〜動く物です。カラダを動かすことで健康が維持されます。

【運動の効果】

運動が体に良いなんてことは今更ですが、改めて『何で良いのか』をご説明したいと思います。

運動は代謝の促進、免疫力増強、生理・心理状況調節など様々な効果があります。

そして何よりカラダを動かすことで血の巡りがよくなります。

漢方でも適度にカラダを動かすことは気血水の巡りを良くする養生として大切にされています。

そして適度な運動は発汗を促します。

発汗によりカラダの老廃物を排出する動きも活発になるのでカラダはより健康的になります。

良好な血の巡りは血液に乗って全身の細胞に酸素と栄養を届け、二酸化炭素と老廃物の回収もきちんとされるため、必要なものも、不必要なものもきちんと処理されて僕らのカラダを構成している細胞が良い状態になります。

免疫も『免疫細胞』が働くことで健全に機能します。

運動で良好な血の巡りにすることは細胞がしっかりと働ける状態となり、入れ替わりもしっかり行われカラダの機能を向上させることに繋がるのです。

また、運動は気分をリフレッシュさせてくれる働きがあります。ストレスフルな時、息が切れるほど思っきり運動をして頭がスッキリした経験を持つ方も多いと思います。

脳科学的にも運動が脳疲労をとってくれたり、ストレス解消に繋がる事がわかっています。

ストレスケアに繋がると自律神経のバランスが整います。睡眠のところでもお伝えしましたが、自律神経は免疫細胞とも深くつながっているので、適度な運動は血の巡り、自律神経、両面から免疫機能を整えてくれるのです。

【運動『適度』が大事】

そんな運動もやり方に気をつけないとカラダにとってはマイナスになります。

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