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お腹が空かない時は無理して食べなくて良いといいますが・・・〜Podcast質問回答〜【漢方的ライフスタイル】

※今回は無料記事となっております。

今回はPodcast番組『コータの漢方RADIO』に寄せられたリスナーの方からのご質問にお答えさせて頂いた内容をnoteのコラムとしてもシェアさせていただきたいと思います。

とっても大切なご質問だったので少しでもnoteをご覧の皆さんのお役にたてば幸いです。

質問をしてくださった匿名希望さん、本当にありがとうございました。

僕のPodcast番組『コータの漢方RADIO』ではリスナーの方からのメッセージや番組へのリクエスト、ご質問などをお待ちしております。

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っということで今回は

お腹が空かない時は無理して食べなくて良いといいますが・・・〜Podcast質問回答〜【漢方的ライフスタイル】#漢方的ライフスタイル

というテーマでお届けいたします。

【今回のPodcastリスナーさんからのご質問とは?】

今回は先日Podcast番組に届いたリスナーさんからのご質問に番組内でもお答えを致しましたが、コラムとしてnoteでもお届けしたいと思います。

今回は養生ネーム(ラジオネームのような物で僕の番組では「養生ネーム」と呼ばせて頂いております)

『匿名希望さん』

からいただいたご質問にお答えさせていただきたいと思います。

頂いたご質問は次のような内容です。

毎回先生のポッドキャストを楽しみにしています。
 質問があります。

 ①血虚であり瘀血である、気虚であり、気滞である方がいるのでしょうか。

②私は痩せすぎで体脂肪率が非常に低く現在は無月経です。こんな状態の人は自律神経が乱れているのでしょうか。

③お腹が空いていなく時は無理して食べない方が良いとお聞きしましたが、食べないとどんどん簡単に痩せてしまいます。どうしたら良いでしょうか?

お忙しい中恐れ入りますがよろしくお願い申し上げます。

では、3つの質問についてお答えしていきたいと思います。

【漢方的な体質って一人1つなのか?】

①血虚であり瘀血である、気虚であり、気滞である方がいるのでしょうか。

まず最初のご質問ですが、複数の体質を持っている方はもちろんいらっしゃいます。

むしろ体質が一つだけの方が少ないぐらいで、多くの方が複合的にカラダの弱りを持たれています。

血虚(血の不足)と気滞(ストレス等で気が停滞)が合わさっていたり

気虚(元気不足)と気滞が合わさっていたり

気滞と痰湿(飲食の不摂生や運動不足でゴミがたまった状態)がくっついたり

瘀血(血の巡りが悪い状態)の場合だと

漢方では様々な瘀血があると考えますので、瘀血は不調の組み合わせのデパートとも言えるようなものかもしれません。

僕も漢方相談を数多くしておりますが、あなたの大切はこれです

と1つだけの方はほとんどいません。

なので、養生法もいくつかを組み合わせて行ったほうが良いですし

僕のお店のような漢方相談の専門店にいくと漢方薬を2〜3種類ぐらい処方されることが多いと思います。

これは複数の方剤を組み合わせて使うことでいくつかの病態を改善することができるということも複数処方される大きな理由の1つです。

なので、ネットや雑誌などで「あなたの体質チェック」というようなページがありチェックすると複数の項目に当てはまってしまい

自分はいくつも当てはまっていておかしいのでは?

と感じることがあるかもしれませんが珍しいことではありません。

ほとんどの方が複合型ですので、漢方薬を使うときも複合的に選ぶ必要がありますし、養生を複合的にできることを組み合わせてバランス良く体調を整えていくことが大切です。

【痩せ過ぎ・無月経だと自律神経は乱れるのか?】

②私は痩せすぎで体脂肪率が非常に低く現在は無月経です。こんな状態の人は自律神経が乱れているのでしょうか。

2つ目のご質問ですが自律神経が必ず乱れている、とは言い切れないとおもいます。

しかし、痩せ過ぎて、無月経という状態になっている原因がもしかしたら自律神経の乱れから来ているかもしれませんし、そのような状態が長く続くと自律神経にも当然負荷がかかり乱れてしまう恐れは大きいと思います。

一般論になってしまいますが、教えていただいた情報では

「痩せ過ぎてしまって無月経の状態」

ということなので非常にカラダが危険を感じている状態かもしれません。

これは今すぐに命が危険とかそういう意味ではなく、痩せ過ぎてしまっている時点でカラダが飢餓状態と言えると思います。

カラダはそんな時

『このまま通常の活動をしていると支障がでるからできるだけカラダに負担が少ないような省エネモードにしなくては』

と女性の心身に負担がかかる月経を止めたり、様々なカラダの活動を最低限に抑えてエネルギー消費を最低限に使用します。

なので、痩せすぎてしまっても、逆に太り過ぎてしまっても様々な不調が起こります。

また、痩せ過ぎてしまうと言うことは今お伝えしたように

カラダがピンチの状態

となります。

カラダがピンチだとその状況からなんとか抜け出さないと行けないので、ピンチを乗り切ろうと自律神経の中の

交感神経が優位になりすぎてしまい

バランスが乱れて神経過敏になったり、カラダのコントロールが上手くできず様々な不調が起こりやすくなりますので、痩せ過ぎているということは自律神経が乱れる大きな要因にはなると思いますので、ぜひ気をつけていただきたいと思います。

【ご飯はお腹が空かなかったら無理して食べないで良いと聞くが・・・】

③お腹が空いていなく時は無理して食べない方が良いとお聞きしましたが、食べないとどんどん簡単に痩せてしまいます。どうしたら良いでしょうか?

最後のご質問ですが、これは非常に養生にとって大切なことが含まれていると思います。

ある程度健康な状態の方や

普段はご飯がしっかり食べれていてある程度の蓄えがカラダにある方であればちょっとした心やカラダの不調でお腹が空かない時は無理して食べない方が確かに良いのですが・・・

匿名希望さんのように、常日頃から食欲不振や胃腸が弱っていてあまり食べれない、痩せ過ぎの方はお腹が空いてないから食べないでいると、当然ですがどんどんカラダも弱っていきます。

食べないということが消化吸収で使うエネルギーをカラダの癒やしに使ったりできるので、疲労回復につながったり

日頃から食べすぎている方は食べないことで胃腸を休めることもできるので、食べないということが健康につながる方も多いのですが、それはあくまでも日頃は普通に食べれている方の場合です。

日頃からあまり食事が取れてない方はお粥や、糖分を含んだ飲み物等で一度にたくさん取らなくても大丈夫なので、少しづつでも良いので、ある程度の栄養素を補給しておかないとどんどんカラダが衰弱してしまうので

「お腹が空かないから食べない」

ではなく、食べれるものを少しづつでも取られた方が良いと思います。

最後のご質問は健康に関する情報を発信している僕らがもっとも気をつけないことだと感じました。

どんな養生法も合う人、合わない人がいますし、体調によってはAさんにとって良い養生でもBさんにとっては体調を崩す原因になってしまうこともあります。

ご自身の体調に合わせて考えながら養生法は選択してほしい、ということを改めてお伝えしていかないといけないと感じました。

僕らがいつもお伝えしている養生法は一般的な体調の方にむけての部分が多いので、持病がある方や体調が悪い方はその養生法が自分にあっているかどうか?

きちんと主治医のドクターや日頃相談している薬局の方などに確認してから行うようにしましょうね。

今回はPodcastにいただいた質問にお答えした内容をnote記事として深堀りしてお届けさせていただきました。

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