✅50代女性【義母の介護巡り、夫に怒り】を選択理論でコーチング人生案内#60
「50代のパート女性。夫と子ども2人の4人暮らしです。近くで独居する義母の介護をきっかけに、夫への怒りが爆発しました。」
次を参考に「相談者の答え」を引き出す質問を自由に考えてみてください。
【相談者の困りごと、願いごとを考えましょう】
相談者の「困りごと」
・義母を義姉と協力して介護しているが、自分に暴言を吐き続けてきた義母から、自分を守ってくれなかった夫に、自分が長年どんなに耐えてきたかを訴えたところ、「離婚に応じます」と言われ、なぜ、自分が離婚を言い渡されなければならないのかがわからず、困っている。
相談者の「願いごと」
・自分に暴言を吐き続けた義母に、長年、耐えながらも、義母の介護に協力している自分に対して、夫から、謝罪と感謝の言葉が聞きたい。
・夫が、義母に優しい言葉を掛けるように、自分にも優しい言葉を掛けてほしい。
【ふだん使いがしやすいコーチングモデル】
【相談者の困りごとのパターン】を考えましょう
・「自分が長年、どんなに耐えながら、今も義母の介護に協力していること」に対して、夫に謝罪と感謝の言葉を言わせたいが、言ってくれなくて、困っている。(相手を変えたいが、変わってくれなくて、困っている)
・「謝罪も感謝も言わず、逆に、離婚を言い渡す夫」に、自分が振り回されて困っている。
以上を参考に、ここで、みなさんのコーチング質問を考えてみましょう。
【心に響く回答者(山田昌弘さん)の言葉】
私は次のような質問を考えました(ご参考まで)
・今回の相談は、このまま「結婚関係を続けたいという相談」ですか、それとも、「離婚も視野に入れた相談」でしょうか?
・一応、「離婚をするつもりはない」という前提で進めますが、今回の件で、あなたにとって、「解決した状態」とは、どういうものでしょうか?
なにがどうなったら、「解決した状態」となるのでしょうか?
・長年、義母から自分を守ってくれなかった夫ということですが、そんなご主人と、今まで離婚せずに、何とかやってこれた理由には、どういうことがあるのでしょうか?
・いろいろとご不満はあると思いますが、それはそれとして、逆に、「あなたが今の生活から得ることができているもので、これからも失いたくないもの」には、どういうものがありますか?
・「あなたが何とか今までやってこれた理由」、「あなたが今得ているもので失いたくないもの」などを考えたとき、それらに対して、ご主人の貢献はどのくらいあるのでしょうか? 全くゼロですか?
ここでは、ご主人からあなたへの感謝の言葉があったかどうかは、それはそれとして置いておいて、あなたからの「ご主人への感謝」は、これまでどのくらい具体的に言葉に出して、されてきましたか?
・あなたは、ご主人に、感謝の言葉だけでなく、「謝罪」も求められていますが、ご主人の側としても、ご主人なりの何らかの理由で、あなたに「謝罪」を求めているとしたら、謝罪できそうですか?
・ご主人から見たとき、「妻としてのあなた」は、どういうふうに見えているのでしょうか? また、ご主人は、どういう妻であってほしいと願っていらっしゃるのでしょうか?
・これまで、あなたが、「自分に暴言を吐き続けてきた義母」や「義母から守ってくれなかった夫」に対して、あなたとして「精一杯の忍耐と努力」をされてきたことは、それはそれとして、たいへんなことだったと思います。
しかし、「離婚に応じます」とまで言っているご主人に対して、怒りと不満をぶつけ続けて、ご主人が変わってくれる可能性はありそうですか?
・もし、これからも、あなたが「結婚関係を続けたい」のであれば、「結婚関係を今よりも良くする、少なくとも悪くしない」ために、ご主人がどう行動されるかについては置いておいて、あなたが、自分の側で出来るような、役に立つ行動や考え方、見方には、どのようなものがあるでしょうか?
「ご自分を癒やすこと」、「ご主人への言動」も含めて、思いつく限り、挙げてみてください。
そして、そのうちのいくつかを、すぐにでも始めて見ませんか?
・ところで、例えば、「10年後」は、どうなっているでしょうね?
もし、あなたが望んでいるとおりの「10年後」になっていたとしたら、「10年後のあなた」は、今のご自分に対して、どんなアドバイスをしてあげたいですか? ちょっと、難しい質問かもしれませんが、考えてみてください。
・また、今回の件を、お子さんたちは、どのように見ておられるのでしょうか? 聞いてみたら、どのような答えが返ってきそうですか?
以上は、相談者が「結婚関係を続けたい」という前提での「私の質問」です。
今回は以上です。上の質問は、自己対話で使うと、セルフコーチングができます。お役に立てればうれしいです。それでは、また次回。
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