sawako笛と鳥

鳥が好きな笛吹き。フルートレッスン&小学校音楽専科講師。日々感じたことなどをのんびりと。(ここで発信している内容は個人の考えであり、所属先とは関係ありません。)

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最近の記事

歌の師匠との出会い。

高校2年の終わり頃、私は歌の先生を探し始めた。 理由はまたあとで。 私は家族にも親戚にも、周りにクラシック音楽をやっている人はひとりもいなかったから、いつも自分で先生を探した。一人目のフルートの先生は電話帳を開き、自力で通えそうなところに教室があって、月謝がそれほど高くない方にした。そしてしばらくして、その先生の大学時代の先生である音大教授のところへ通わせてもらえることになった。 歌の先生を探すときも、普通ならフルートの先生に相談して紹介してもらうべきなのかも知れないけれ

    • 40歳の成人式。

      私は20歳の成人式のとき、実家が子供2人分の学費負担で余裕がないことをよくわかっていたので、「別に振袖なんか興味ないし!成人式も行かないし!」と強がっていました。本当はどこかで着てみたい気持ちもあったのですが、20代半ばで早々に結婚してしまったので、着る機会を逃してしまいました。 そんな中。40歳になる年のお正月。写真家としても活動しているレコーディングエンジニアさんがお仕事でお越しくださることになり、着物女性の写真をよく撮っていらっしゃる方だったので私も撮影していただくこ

      • 「きょうだい児」仲間である親友のこと。

        「きょうだい児」という呼ばれ方が最近では随分と一般的になった気がします。すでにご存じの方も多いかと思いますが、「きょうだい児」とは兄弟姉妹が障害や重い病気を持つ子どものこと。私が大学生になったばかりの頃はこの問題についてまだあまり取り上げられておらず、親友と出会った時にはお互いにとても衝撃的でした。今日はその出会いのお話から。 大学に入って出会ったM。まず見た目が似ているらしく、知らない人に挨拶をされたりした時には「ああ、きっとまた間違えられているなぁ」なんてお互いに思って

        • どこに住みたいか妄想してみた。

          今日は道東に住んでいる、もしくはその土地に詳しい方にしかわからない結末となっていますがよろしければー! 私は兵庫県の姫路市で生まれ18歳まで過ごしました。大学進学を考えた時に、本当はフルートを習っていた先生のいらっしゃる音大に行きたかったのですが、私立音大には行かせられないと親に言われ(しかも高2の終わりぐらいになってから!)、どうせなら心惹かれる土地へ行ってみよう!と思い、修学旅行で訪れて感動した北海道を目指しやってきました。 私の母校、北海道教育大は札幌、旭川、岩見沢

          クラシックの演奏家と個性。

          Twitterでちょっと話題になっていたので、私の感じていることを書きつつ、モイーズの言葉を紹介させていただきます! 私はクラシック音楽であまりに自己アピールの強い演奏を聴くと「いやいや、だったらアナタ、自作自演すればいいじゃない!」と思います。 (私も若い頃はそういう演奏をしていたので偉そうには言えないのですが^^;) だって。自分の世界を表現したいならゼロから作ればいいはず。自分ではない誰かが作ってくれたものを演奏するならば、その作品世界をどう伝えるかが大切なのは当然

          クラシックの演奏家と個性。

          「そのまま」がいい。

          今年は年明け早々、とっても素敵な中学生の女の子が体験レッスンに来てくれました。吹奏楽でフルートをやっていて、高い音がなかなか綺麗に出ないのが悩みとのこと。聴かせてもらったら中音域は良い音が出ていたので、それをベースにしながら、無理なく良いコンディションを広げてもらう練習を提案させていただきました。 「すごくいい音が出てるから大丈夫だよ!これからこういう練習をするとどんどん良くなるよ!」と私が言うと、お母さまが「なかなか自信を持てないからまずは気持ちから鍛えないと‥」とおっし

          「そのまま」がいい。

          身体に命令せず、イメージで動いてもらう。

          いちばん言いたいことを、タイトルにしました。 器楽演奏をする上で、身体をどう使っていくかというのはとても大切なことですが、考えすぎてもうまくいかなかったりして、もっと良い演奏をしたい!と身体に向き合った時に苦労されている方が多いように感じます。 かくいう私も、このタイトルの境地に達するまで随分遠回りをしました。元々私はとても感覚的にフルートを吹いていたのですが、高校生の頃に専門的なレッスンを受けるようになってからは、身体の使い方について細かい指導をたくさんいただきました。

          身体に命令せず、イメージで動いてもらう。

          スズメにカメラを向けながら考えたこと。

          最近、ひょんなことからスズメの可愛さにハマってしまい、毎日観察するのが趣味になっている私。そうしているうちに「この姿を写真に撮りたい!」とカメラを向けるようになりました。 が、野生の鳥を撮るのって本当に難しい・・。 息を潜め、気づかれないように物陰からカメラを構え、ズーム、ピント合わせ・・よし!と思ったら飛び立ってしまったり(笑) カメラ初心者の私には「皆さんどうやって撮ってるの!?」と不思議で仕方ないのですが、SNSを見ると、とてもとても綺麗に撮っている方がたくさんいら

          スズメにカメラを向けながら考えたこと。

          ピアノ練習のために幼なじみの家へ突撃していた話。

          私はクラシック音楽のある環境で育ったわけではなく、中学校で吹奏楽部に入ったことをきっかけにフルートを始めたので、家にはピアノがありませんでした。 高校生になり、音楽で進学したいと思うようになると、さぁ、大変! フルート専攻でもピアノを弾かなければいけない・・。が、家にはピアノがないっ! 実は私、両親から音楽系の大学への進学を猛反対されていて、協力してくれなくても自分でやってやる!と、バイトをしてレッスン代を出していました。専門的なレッスンを受け始めたら、このフルートでは受

          ピアノ練習のために幼なじみの家へ突撃していた話。