スズメにカメラを向けながら考えたこと。
最近、ひょんなことからスズメの可愛さにハマってしまい、毎日観察するのが趣味になっている私。そうしているうちに「この姿を写真に撮りたい!」とカメラを向けるようになりました。
が、野生の鳥を撮るのって本当に難しい・・。
息を潜め、気づかれないように物陰からカメラを構え、ズーム、ピント合わせ・・よし!と思ったら飛び立ってしまったり(笑)
カメラ初心者の私には「皆さんどうやって撮ってるの!?」と不思議で仕方ないのですが、SNSを見ると、とてもとても綺麗に撮っている方がたくさんいらっしゃいます。
私は写真の技術なんて全然ないし撮ったものを出すのも恥ずかしいくらいなのですが、あまりにスズメが可愛いのでUPしています。「上手くはないけど・・ちょっとボケてるけど・・かわいい!よし!」いつもそんな感じです^^;
そして、ふと思ったのが「音楽もそうだといいな」ということ。
プロにはプロとして求められる技術があって、それをシビアに追求しなければいけない部分もあるけれど、アマチュアの方は、まずその音楽を好きだと思う気持ちが大切じゃないかなと。
もちろん私の写真もそうですが、その素敵だと思うものの魅力をよりよく伝えるために、技術がないよりはあった方がいいし、少しずつ経験を積んで身につけていくのは良いことだと思います。
でも時々、アマチュアの方の目標が「上手くなること」「周りに評価されること」だけに向かっているのを見て、なんだかボタンを掛け違えているような気持ちになってしまうことがあります。
まずは、その対象への愛〜!!
かわいいなぁ。素敵だなぁ。美しいなぁ。
そんな気持ちで表現に向かうことが幸せな循環を生むんじゃないかと思います。
この記事の見出しに使った写真は、今朝やって来たスズメ3兄弟。
目視ではくちばしが黒く見えて、ヒナか成鳥か私には判別できなかったのですが、カメラを持ってズームすると「おお!みんなくちばしの端が黄色い!まだほっぺの黒丸もうっすら!ネクタイもない!ふわふわのヒナだ!」と気付きました。そしてよく見るとみんなウトウトしていてかわいいっ!
私は、自分がやっているレッスンはこのズームでありたいなと思います。
遠くから眺めてもその魅力はわかるけれど、ズームするとそれまでに見えていなかったものが見えて、感動が100倍!なんですね。
「ほらほら、ここの和音がね。この時代はね。この作曲家はね。」
こういうことを語るのは、魅力をズームすること。ちょっと難しいこともお話するけれど、よーく見ると素敵なことがいっぱいだから一緒に見ようよ!そんな気持ちでレッスンさせていただいています。
今週も、美しい音楽に触れ、鳥を眺め、楽しく過ごしましょう!
それでは、どうぞ良い1週間を!
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