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公務員CMO→起業して何がしたいのか?

こんにちは!三条市CMO(チーフマーケティングオフィサー)の澤です。2021年10月1日より新潟県に移住し、三条市CMOに就任、三条市役所で働く公務員です。ふるさと納税や情報発信など、三条市のブランド価値を全国に広めることをミッションに働いてきました。

三条市役所を3月末で退職し、2024年4月から三条市に会社を登記して経営者として新たなスタートを切ることにしました。この記事ではこれから私が何をしようとしているのか、新しい会社の事業領域などについて書きたいと思います。


なぜ辞めて、なぜ起業するのか?

なぜ辞めるのか?

三条市のふるさと納税は私が来る前の寄付額7億円から大きく伸び、半年で15億円、1年半後には50億円を上回る結果を出せました。数字も大事ではあるのですが、何よりもよかったのは、職員で運用するチームをゼロからつくり、ノウハウを市役所に残せたことが大きな貢献ではなかったかと考えています。

その他、一見関係ないことも担当し、とにかく働いてきました。自ら仕事をどんどん拾ってやってきたのは、この三条市が新しい時代に対応できるようになれば、よいロールモデルとなり、日本もよりよい方向へ向かえるのではないか、という仮説があったからです。三条市役所での仕事も自分の権限の範疇においては大きなインパクトを出すことはできたのではないかな、と我ながら考えています。

これ以上三条市役所にいても自分がすべき仕事は徐々にインパクトが小さくなると感じていました。代わりがいるなら、いつでも交代すると思って仕事を常にしています。自分にしかできないことをしたい、というのは私の仕事観として大事にしているところです。

なぜ起業するのか?

次はどうしようかと考えていましたが、サラリーマンとして自分のような人間を受け入れてくれる奇特な経営者さんもさすがにいないよな、と考え、少し消極的な理由ですが、起業しかない、という判断をしました。(奇特な経営者さんがいればいつでもウェルカムです!笑)

また、50代以降のことを考えると、元気な今のうちに勝負しておいたほうが得策だと考えました。起業にはリスクはあるものの、サラリーマンであってもどうなるかわからない、という意味ではまったく同じです。特に私のように根無し草でサラリーマンをやってきた人間には年齢を重ねたからと言ってよいポジションでオファーをいただけるかは怪しいところです。

これから何がしたいのか?

やりたいことは三条市役所に来たときとあまり変わっていません。

  • 日本を元気にしたい

  • 人をつくりたい、人とよい相互作用をつくりたい、バトンをつなぎたい

日本を元気にしたい

日本はダメという論調が横行していますし、特に市役所にいると、市役所がどうにかしてくれないか、というお話を多くいただくことがあります。人口が少なくなっていくことは明白で、つまり、インフラも含めて、今の生活を維持することは今のままやっていく限りは無理だという点で日本はダメという論調は正しいかもしれません。

正直なところ、私も日本の未来にはどちらかと言うと悲観的でもあります。ただ、その未来がもうそこに見えているのに、文句を言って、他人がどうにかしてくれるのではないか、自分が逃げ切れればよい、というのは違うと思っています。私としては、頭と手を使ってできる限りのことをやりたいですし、そのうえで、今の不条理で不合理な社会に文句ではなく、意見を述べたいのです。

人をつくりたい、人とよい相互作用をつくりたい、バトンをつなぎたい

大人もいっぱいいっぱいになっていて、かつ、若者がわからない、と言って、次世代に背中を見せられなさすぎではないかと思います。別に若者だって人間ですし、人それぞれです。どの時代だって若者が考えていることはわからない、と言われ続けてきたのではないでしょうか。

そこから逃げてはいけないと思っています。そもそも日本語が通じるし、同じ文化圏で生きているわけですから、言うほど考えることがわからないわけもないはずです。本当にわからないのであれば、異文化コミュニケーションをすればよいだけでもあります。

私たちの先輩たちが見せてくれたように仕事っぷりを見せていきたいですし、ビジネスの基礎力を高めるべく教えられることがあれば教えていきたいです。

また、そうすることで、私自身も皆さんから学ぶことも多いと思っています。相互作用する中で、よいかたちでバトンをつないでいきたいです。

具体的に何をするのか?

ふるさと納税支援事業

私はふるさと納税屋さんではありません、ということは三条市役所でも言っていました。また、現行のこの制度の運用について手放しで賛成とは言い難いところもあります。

ただし、ふるさと納税を公務員の立場で実際に運用してきた人間で、かつ、適正に批判的精神を持って運用ができる人材はあまりいないのではないかと自負しています。よって、ふるさと納税関連事業に引き続き携わることでモラルを持った運用を目指していきたい、と考えています。

せっかく新潟で起業するわけですから、足元から理念に沿ったふるさと納税を実現したいです。「にいがたふるさと納税ネットワーク」(仮)を立ち上げ、支援をできる体制を整えていきます。

企業伴走型支援事業

戦略立案からセールス&マーケティング実行の枝葉のところまでを経験をしてきています。部門長としてチームビルディングや採用もしてきました。幅広い領域でご支援をすることができます。上流から最後の打ち手までの広い領域でクリティカルなところ見出し、アウトプットをできるパートナーでありたいです。また、私も経営者の一人として独立することで、孤独になりがちな経営者やエグゼクティブを気持ちの面でも応援できるのではないかと思っています。

私がやっていきたいのは、こうやったらいいですよ、というコンサルの領域だけでもないですし、これを実行しておきます、という業務委託の領域だけでもありません。なぜなら、おそらく両方やらないとアウトプットが出ない、ということが多いと思うからです。できる限り上流の戦略的なところから打ち手の実行までを一緒にできると良いアウトプットにつながりやすいです。

手段のところだけご相談いただくことも多いのですが、そもそもの事業として筋が悪いですよね、とか、ソーシャルとかのプロモーション手段の問題じゃないですよね、ということを今まで多く見てきました。もちろん、そのような場合でもできる限りさかのぼってご支援しますが、上流のところからご一緒したほうがうまくいく可能性が高いと思っています。

企業と書きましたが、行政の領域でもやることは同じですので、行政も必要であれば伴走支援をしていきます。

研修・セミナー

上記に挙げた事業をやるのは労働集約的な仕事になることが見えています。そうであれば、せっかくなので、社内外で一緒に仕事をする人に良い影響を与えられるところをつくりたい、と思います。

一人社長の企業が大それたことを言いますが、ビジネスの基礎を身に着け、新しい世界に飛び込んでいける人材を排出する企業になりたいです。私と一緒に仕事をしてくれた人たちが活躍し、私自身もそのような方々から学び、刺激を受けて成長できるような日々を送りたいです。

三条市役所や企業様向けに行ってきた研修やセミナーも積極的にお引き受けして、多くの人に影響を与えていけたら嬉しいです。

プラットフォームをつくること

ここはまだかなりふわっとしています。ポートフォリオとして、労働集約的な仕事だけを回していくのはおそらく辛くなるだろうと感じています。社会にお役に立てる形で、プラットフォームをつくる側にいたいです。

まだ少し労働集約的ですが、地域商社としてECや越境ECを確立していくなどが有力ですが、それ以外でもスケールするビジネスアイデアができたところで資金調達などを行い、勝負をしていきたいです。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました!これからのお仕事のご相談など、お気軽にお問い合わせください!

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インスタ@masafumi.sawaやってます。三条での暮らしなども引き続き投稿していきたいと思います。


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