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さてぃ
2021年5月29日 03:23
人生はいつ何が起こるか分からない、という言葉はなんとなく聞いたことはあったが、最近それを身をもって体感することがあった。それは今まで特に大きな事故や病気もなく、平穏に生活してきた私が、2週間前に突然の腹部の激痛、救急搬送、緊急手術、入院の末の退院と言う、怒涛の数日間に感じたことだった。その渦中、ほぼ訳がわからぬまま、初めての出来事が一気に押し寄せ、駆け抜けていくような目まぐるしさだった。
2021年6月6日 15:06
5月10日しばらくして看護婦さんから準備が整ったと伝えられ、いよいよ手術にむかうことになった。おそらくもう明け方だった。日曜日だったので病院も人手が少ないらしく、私の横たわる大きなベッドを看護婦さんが一人で押してくれて廊下を進む。角を曲がるたびになんとなく不安定さを感じたりしながら、エレベーターに乗って出ると手術室前の部屋に辿りついた。貴金属をつけていないかなど看護婦さんの最終確認をいく
2021年6月26日 12:52
5月11日夕方入院して寝たきりの状態から丸1日経つと、無事になんとか歩行することが許され、最初は点滴の台と手すりに体重を支えられながらであったが一人でゆっくりと歩くことができた。と言っても初日であったのでまだ体力がなく、10m程離れたトイレや洗面台まで一回往復するたびにヘトヘトになりしばらくまた横になるという感じだった。大半を過ごすベッド上でもやることは少なく、日中少し寝ようと思っても体は