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150本リールを毎週投稿し続ける。コミュニティ運営ってドキュメンタリーだと思う。

2020年8月にスタートし、今年で丸4年になるランニングクルー土曜倶楽部 。僕は設立者兼オーガナイザーとしてほぼ毎週土曜の朝9時に代々木公園に立っています。かつ、一昨年の暮れからはほぼ毎週動画を撮影し、ほぼその日中にInstagramのアカウントに投稿しています。これまで投稿したリールは150本以上。6月も終わるということで、2024年前半の私的なハイライトを、映像的な視点も含めて3つ紹介します。

スマホだからこそ撮れるものがある

まずは2月のMIAMIA RUN。代々木公園から池袋の向こうにある東長崎駅のカフェ MIAMIA TOKYOを走って目指しました。10キロ近い道のりにも関わらず、70人近くのランナーと走ることができ、メンバーで協力しあってゴールを目指しました。

ゴールでのハイファイブ 。Photograph by Kaz

走った後はカフェで、コーヒーやNICE LATTE(ナイスラテ)を飲みながら思い思いに過ごします。このひとときがとても贅沢なんです。

Photograph by Kaz
Photograph by Kaz

動画撮影はこれまで通りすべてiphone。1年半ほどスマホで毎週のイベントの模様を毎週撮影してきました。この日は、多くのメンバーが撮影してくれ、みんなで力を合わせてつくった1本となりました。 スマホ撮影の良いところは、被写体が構えないところ。日常の延長線上で自然体で撮れるというか。 僕はドキュメンタリーやノンフィクション系の映像を生業とし、仕事では主にプロデューサーを担当するので、撮影はビデオグラファーやディレクターに依頼してきました。ただし、もともとドキュメンタリーのディレクターを15年以上やってきたので、カメラも使えます。そして独立したことを契機に、1人プロデューサー・ディレクター・ビデオグラファーで仕事をやりたい。そんな僕にとって、土曜倶楽部でのiphoneによる撮影は、これからのドキュメンタリーの新しい可能性を感じさせてくれています。

Photograph by Kaz

ビデオを見る👉  MIAMIA RUN

コミュニティは新しい出会いと挑戦ができる場所

私的な今年前半のハイライト2つ目は、5月の中目黒ラン。代々木公園から中目黒にあるチャイカフェCHIYABAまでランニングしました。この回のオーガナイザーはEileenと、土曜倶楽部のコアメンバーであり、いつも運営を一緒にやってくれるKazくん。ゴール後は、2人の素晴らしい連携でチャイが参加者に供給されました。みんなの談笑を楽しむ姿が見ていて幸せな気持ちになると共に、2人への感謝の気持ちでいっぱいになりました。走っていなければ出会うことのなかったはずの人々がお互いに混ざり合う。こういう瞬間に立ち会えることが、オープンなコミュニティの醍醐味だと僕は思います。みなさんありがとう。

Photograph by Masahito Watariguchi
Photograph by Masahito Watariguchi

動画撮影はこの日はiphoneではなく、購入したばかりのSONYのシネマカメラ FX3。走りながら撮った割には、結構いい感じで撮れていると思います。でも使用した感想は、走って撮るには重い。し、明るさのばらつきに瞬時に対応するのも大変。なんだけど、撮っていて楽しい。ドキュメンタリーで、カメラの前で起きたものに反応している感じの表現が好きで、僕もそういうカメラワークが得意なのですが、以前の感覚が戻ってきた感じ。しかも撮影用に用意された場ではなく、ランナーたちが動くのに合わせて瞬時にピントと明るさとアングルを作る。ジンバルがついた安定した映像ではなく、撮り手の息遣いや感じているものがわかるような撮り方がしたい。僕にとってコミュニティは新しい挑戦を試す場でもあるのです。

Photograph by Masahito Watariguchi

ビデオを見る👉  RUN TO NAKAMEGURO

ランニングとカフェの共通項は「日常」

土曜倶楽部2024年前半の私的なハイライト3つ目は、清澄白河のALLPRESS ESPRESSOでのセッション。

Photograph by Masahito Watariguchi

ALLPRESS ESPRESSOスタート&ゴールという、僕らにとって初めての、カフェ(ロースタリー)との本格的なコラボレーションとなりました。個人的にALLPRESSは憧れのお店です。土曜倶楽部にとって初めて走る清澄白河の街。木場公園は歩道がワイドでお話ししながら走れたし、街中には運河や倉庫に風情があってあっという間の5キロでした。

Photograph by Kaz
Photograph by Kaz

オーガナイズしてくれたカズくん、ランのリード後方見守り、信号待ちや狭い歩道のケアをしてくれたみんな、本当にありがとう。

ビデオはFX3で撮影したのですが、手ぶれ補正機能を使っていなかったので、結構ブレが目立ってしまいました。このブレは、撮影中にカメラの液晶ではなかなか感じにくかったので、ここまでぶれているとは思わなかったです。ただし、最も大切なことは土曜倶楽部のメンバーが楽しんで参加していることをおさめ、伝えること。みんな素敵な顔をしていて、ブレに気づかなかったとも言えますね(←言い訳じみてる)

Photograph by Masahito Watariguchi

ビデオを見る👉 ALLESPRESSO RUN

走った後は、カフェでのひと時。今回はALLPRESSのスタッフの方も一緒に走ってくれて、メンバーたちと楽しそうに話しているボーダーレスな雰囲気が心地よかった。来てくれる人の日常に寄り添いながら、新しいことが生まれる場所。土曜倶楽部もそんな場所でありたいと思ったのでした。 

KIYOSHI MAEDA

Photograph by Masahito Watariguchi

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