見出し画像

満員電車の中にいる50~60歳代の会社員を敬うべき。(その会社に長期間いることはリスク)

あなたは43年間も働くことができますか?

65歳ー22歳=43年間

大学卒業後に定年退職の65歳までを働いたとして、43年間x250日x8時間=86,000時間もの労働時間に充てることになるようです。あなたはこの長い時間を働きたいと思いますか?僕は自分のために長時間働くことに異論はないが、会社にために働くのはまっぴらです。

結論:好きでもない会社、環境、満員電車で30年以上働いている人に対して尊敬します。

自分にはできないことをやっている人はとてもすごいと尊敬します。その人が好きで働ている前提を抜きにして、なぜ私がこの考えに至ったか。


前職の環境で数十年働くと考えたら絶望を感じた。

前職は東証一部上場企業ですが、30歳の給料は東京都の大卒新卒の平均給料(手当含まず)でした。それに加えて副業禁止でした。その時点で生かさず殺さずの水準でこの先30年も時間を費やすと考えたら絶望を感じました。

仕事内容は技術云々よりも、ただ上司や役員に稟議を上げて、ルールに則って決定して、それを実行するだけのような仕事だったので、技術や経験が身に付かない仕事でした。部下の意見や相談は必要ないというスタンスの良い会社だったので、何も考えなくてよい人だったら適所でした。

さらにそのような仕事でも上司、役員の決定ミスがあったとしても部下に責任を押し付けるような良い会社だったので、一生出世はできないことも理解していました。

そんな会社で自分の人生を半分以上を費やして働いている人が純粋にすごいと思います。この考えを40歳代の会社員に伝えたところ、”お前はわがままだ。会社員はこうやって働くものだ” と言われました。わがままなことは認めるが、自分の人生は自分の物です。


自分の人生は自分の物。社長や役員のための人生ではない。

僕の基本的な考えは”嫌なことはやりたくない”

小学生の頃から先生方は ”あれをやるな、これをやるな、常識ない、キツイことだけど社会に出たら役に立つ、嫌なことをやる必要もある” と何かと説明をして嫌なことを強要してきました。

海外に10年住んでいましたが、日本の常識は日本だけです。いざ日本という共同体から離れればその常識は通じません。つまり、嫌なことを頑張ってやったけど、実は無駄な努力でした、という悲しい事実が判明しました。

前職の常識から → 別会社の常識になります。

  • スピードが大事だから走りなさい → 普通に危ないし、ゆっくりと落ち着てミスのない行動が大事。

  • 期限のない仕事は仕事じゃない → 期限の設定はするが、運用段階で修正もOK

  • 会議のマイク準備、セッティングは入念にしろ → 問題が起きなければOK。時間を費やす必要はない

  • 会社の常識を纏めた社則のテストで満点 → 違う会社では評価されない

  • 結論から言え → 相手がわかる言葉で要点を抑えて伝える

このように ”これが社会の常識だ” というように指導されたが、自分の置かれた状況や環境によってこの常識は変わります。前職の教えを真面目に取り組みましたが、会社を辞めた瞬間に全て無駄になりました。

なので、どんだけ頑張ろうと、違う共同体に所属すると、その常識は通用しないし、またゼロからやり直しです。(しかし、事実だけど自分のやってきたことは無駄じゃないと自分で肯定しましょう)

■つまり、嫌なことを頑張っても無駄な努力になるなら、同じ無駄な努力なら好きなことををすれば良い■

自分の人生は一度きりなので、会社から評価されるかわからない努力よりも自分の好きな努力をして、世界の誰かから評価された方がより合理的です。

会社は冷たいものです。会社を辞める間際、”予定合わないからこの日に来い” という命令口調で退職手続きを調整して、少し面談をして用事が終われば、”はい、お疲れさまでした” という何とも事務的なやり取りでした。


最終的に会社も会社員は人情も感情もない

会社にはルールがあります。そのルールに則って運用がされており、そのルールから外れる行為はどんな背景があっても、どうでもよいことです。

どんなに頑張った過去があっても、そんなのは関係ありません。僕は世の中の日本の会社員には感情はないと思っています。私がどんなに辛くても、正当性を説明しても、お前は誰だ、職位も低いので生意気なことを言うな。どんな事象があろうと、ルール通りの経費精算をする、差額分は自己負担をしろ、と業務や経費精算はルール適用をしていました。しかし、海外での業務は日本と異なる部分があり、全てを日本ルールの適用は厳しいものがあります。

そんな背景がどうでも良いのです、なぜなら、私はあなたのことを知りません。職位も下ならなんとかする必要もありません。これが会社員の現状です。お互いのことを知り合うとこれが改善されて君のためになんとかしようということも起きます。だからこそ、上司との飲みケーションが必要になります。

ここでよく考えてください。上司と仲良くなっても、何らかの理由で会社を退職した場合、その積み重ねはリセットとなります。そんな無駄な努力になるのなら、自分のために頑張った方が効率が良い。


最後に

会社に対して、人生の大半の時間を費やすことは非常にリスクが高いです。それなにも関わらず、会社に43年間も所属してきたことでその会社でしか通用しないスキルしか身に付きません。さらに、パワハラをして心を折るような人間に出会ってしまえば、逃げ場はありません。

そんな人たちに対して、私は尊敬の念を抱きます。

現在、私はインフラエンジニアとして、自立できる人間として、何かできないか、勉強や行動をしています。会社員としてずっといることにリスクを感じて行動を起こしました。この行動が間違っているか、正しいかはわかりませんが、自分の思ったことを行動に起こすことがリスク回避となるでしょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?