文庫本が出ます!
筆者の仕事と趣味についての記事です。博物館巡りに対する想いも述べさせていただきます。
美原さつきよりお知らせ
美原さつき、幸いにも短編小説を書かせていただけることになりました(決してエイプリルフールではなく本当の話です)。
この度、ミステリー作家36名が集まり、3分間ショートストーリーを2作ずつ執筆いたしました。合計2冊の短編集となり、宝島社さんより文庫本として出版されます。
文庫タイトル
『衝撃の1行で始まる3分間ミステリー』
『驚愕の1行で終わる3分間ミステリー』
価格:どちらも770円(税込)
発売日:2024年4月3日
どちらも4月3日発売です。どの作家さんもめちゃくちゃおもしろい作品ばかりで、正直焦っております。ショートストーリーでここまで人を魅了できるのは本当にすごいと思います。
美原さつきは『蠱毒』『凶蜂』という作品を執筆しております。ミステリーに関心をお持ちの方は、ぜひお読みいただけますと誠に幸いです。
さて、ここからは筆者が定期的に投稿している博物館巡りの記事について語っていこうと思います。国内に自然博物館はたくさんあり、それぞれの施設で濃密な学びを得られます。恐竜や古生物の化石展示をメインとしている博物館もあれば、地域環境の研究を積み重ねた自然資料館、標本のみならず生体展示でも魅せる昆虫博物館など種類は様々で、個々の博物館がそれぞれの分野のNo.1と言えます。
筆者の記事をお読みになって、皆様にも博物館に足を運んでいただければ心より嬉しいです。それに際しまして、僭越ではありますが、筆者の方から博物館訪問のアドバイスをさせていただきたいと思います。
備えあれば憂いなし。脳と心をフル稼働させて博物館を楽しむため、参考までにご一読ください。
博物館巡りに必要なもの
モバイルバッテリー
筆者のようなオタクは、博物館で標本やキャプションを食い入るように熱く見つめます。その感動を保存するために、写真もたくさん撮ります。一般の方々も、巨大で強そうな恐竜の骨格を目の当たりにしたら、無我夢中でレンズを向けてしまうのではないでしょうか。
プロ中のプロには、一眼レフカメラを携えて撮影する強者もいます。ですが、スマートフォンで撮るのでしたら、大型博物館ではあっという間にバッテリーが大幅に消費されることでしょう。また、博物館によってはQRコードの情報を読み取る展示が設置されていて、スマホを活用する機会はとても多いです。
地方博物館を観覧したら、生物マニアは必ず当地の自然観察へ行きたくなります。ですので、マニアの方々こそモバイルバッテリーは必須と言えます。大自然の中で昆虫や甲殻類を観察し、写真や動画を撮りまくっていたら、いつの間にかバッテリー残量10%……そういうときに限って、珍しい生き物と遭遇したりしますので、心もスマホも常に元気をフルチャージしておきましょう。
現金(1〜5万円以下)
世界ではキャッシュレス化が急加速しており、都会では電子マネーやクレジットカードで入館できる博物館が増えています。また、ネット決済で電子チケットを購入するパターンもあります。
一方で、地方の博物館では入館料の支払いが現金のみというケースが多いです。さらに言えば、SuicaやICOCAなどの交通系ICが使えない地方公共交通機関もありますので、地方を訪れる際は、現金を多めに持っておいた方がいいです。地方博物館での学びは自然・生物好きにとって素晴らしい醍醐味の1つであり、ぜひともお金を十分に持って出かけましょう。
なお、地方鉄道の駅周辺には金融機関の支店が設置されていないこともあるので、あらかじめ都市の銀行のATMでお金を下ろしておくのがベストです。
時間的余裕
時間の心配をする必要がなくなれば、博物館の観覧に100%集中できます。標本を眺め回し、キャプションを一言一句しっかり読みながら、自然科学の探究を全身全霊で楽しめるのです。よって、たっぷり観覧時間を確保したうえで来館しましょう。
できるならば、1館に丸1日あてるようにしてください。展示の観覧はもちろん、学芸員さんとの科学トーク、ミュージアムショップでの買い物、現地の自然フィールド探索など時間の使い方は無限にあります。高ぶる好奇心に従い、自然科学にあふれた1日を過ごしてみてはいかがでしょうか。
近場の博物館で時間対効果を最大限に楽しむ方法として、「年間パスを購入する」という手段があります。年間パスがあれば、外出時に用事が早く終わったときに立ち寄れますし、特別展会場への入場料も安くなります。筆者は国立科学博物館のリピーターズパスを常に携帯しており、暇ができたらしょっちゅう科博へ行っています。
大抵の博物館は3〜4回来館すれば、年間パス料金の元が取れます。何度も訪れて自然科学への理解を深めるために、地元博物館の年間パスのご購入をオススメします。
博物館は本当に素晴らしい場所です。地球史や大自然の神秘、最先端の科学研究が施設の中に詰め込まれています。そして、人々への学術教育も提供してくれるのですから、まさに「知のノアの方舟」とも言えるでしょう。
ホールいっぱいに仁王立ちする巨大な恐竜の骨格や、ガラスケースの中の昆虫標本と対峙したとき、壮大なロマンを感じます。自然科学の世界には、たくさんの夢と不思議があふれているのです。
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