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キャリアはwant be ではなくwant doで考える

将来の夢を話しているとき、人は生き生きしていて輝いています。
夢を持つことの楽しさと希望を感じたことがある人はその素晴らしさを知っていると思います。

私はだからこそ「ラ・ラ・ランド」が好きです。
全ての夢追い人への全力で美しいメッセージが詰まっているから。

ただ、最近キャリアについて考えることが増えました。

幼い頃からの夢を叶え、客室乗務員になったけど、その後転職をし、今後どのようなキャリアを歩んでいくか…

夢を叶えればそこでキャリアを積んでいくと考えていました。

何も迷うことはないと。

ですが、現実は違ったのです。

自分が何者で、何ができて、今後どうなっていきたいのか…
考えるほど迷子になっていきました。


***

何もできない自分に悲しくなるときもあるけど、なってみたい理想像はあります。

でも、そこに今の自分が直結することはなく…
また悲しくなる。

そんななか、最近気がついたのが「どうなりたいか」以上に「何がしたいか」が重要なのだということでした。

キャリアの話、特に就活生と話をしていると「〜をやってみたい。〜をやりたい。」
そんな話を聞きます。

ですが、よくよく聞いてみると、そうなれたらかっこいいという、「なりたい自分」が頭の中にあるように感じます。

いわゆる、興味、憧れ、理想…といったところでしょうか。

その興味のあることを通して、何をやりたいのか何を実現したいのかまでは描けていないように感じます。

そして、すでに社会に出ている大人たちも決して描けているとは言いきれないかもしれません。

ですが、興味や憧れだけでできることには限界があると感じています。

なぜなら、人間には得意不得意、向き不向きがあるからです。

そこで大事なのはwant doで考えるということ
日本語で考えると含む言葉が多く、難しいので、敢えて英語表記にしています。

例えば
マーケティングをやりたい。

一見、やりたいことについて話しているようですが、そこには
「マーケティングなら興味を持てるから」
「マーケターになりたい」
「マーケティングができればかっこいい」
「将来活かせそうな知識だから」
と、興味や憧れが潜んでいることが多くあります。

もちろん、そこがきっかけでもいいのです。

それでも考え続けた先に実現したいこと(want do)がなければそれは現実的なキャリアとして描けないのです。

例えば
「知られていない商品でも良いものはたくさんある、より多くの人に多くの商品を"届けたい"
「将来マーケティングの知識を家業を継ぐ時に活かしたい
といった具体性を持った目標を持つことが重要です。

社会人になるとやりたいことだけをやればいいわけではないでしょう。

上司からの指示、思わぬ異動、目の前の仕事に忙殺される日々。

だけど、キャリアは叶えたい将来から逆算していけると思っています。

そこに遅いことはない。

ここで少し父の話をさせてください。

父はもうすぐ還暦。
引退前に年金に頼らなくても生きていけるような環境を考えて色々模索していると言います。

そこにある「want do」は自らの力で生き抜く。業界の課題を解決する。
聞いていると様々な「want do」があります。

お金をたくさん稼げたら良いから起業するなんて、憧れのような話ではないのです。
自分の今までの経験と持っている技術を活かしてどうやって社会に貢献しようか、どうやってやりたいことやなりたい姿に近づこうか。

結論、何をするか、何ができるかなのです。

それは、就活生でも社会人でも同じなのかもしれません。

あくまで、Doをベースに考えることで、より現実的に見えてくるのかもしれない。

日々の業務や生活に追われることもよくわかっています。
ですが、そこに叶えたい将来像がある限り、人間は変わることができるのだと色々な人を見ていて思います。

そして、その叶えたい将来像には力強い「want do」がある。

どうなりたいかのその先の何を叶えたいか。
を意識することが重要だと思うのです。

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