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魚月ねこ(占い師)
2023年7月16日 18:22
営業終了後―。閉店作業を終え、店の奥の客席で、手塚さんと私はゆいを待っていた。私は瞳を閉じ、心の中で謝罪の言葉を繰り返し練習していた。(ちゃんと誠意を持って謝れば関係は修復出来るかもしれない………)今となっては、その考えの甘さに反吐が出る。店が終わってから、わざわざタクシーで向かって来る程、彼女は私に謝らせて優越感に浸りたかった事に何故、気付かなかったのだろう………カランカ
2023年7月16日 18:19
第四章:ゆい第一節:ゆいゆい。彼女とは私のキャスト時代、3ヶ月程しか一緒に働いてない。キャスト時代はそれほど彼女の記憶はない。彼女の性格に関して問題があると聞いたのはキャストを辞めた後だった。ある日、横浜のカフェで美咲ちゃんの相談に乗っていた時。「ゆいさんが待機室で女の子の悪口を言っていて…はぁ~って感じですよ」最初にその話をしたのは美咲ちゃんからだった。「えっ
2023年7月16日 18:18
このままだと誰か死ぬかもしれない………私はそこまで堕ちたくなかった………名ばかりな社長かもしれなかったけれど………人として最低限の心は守りたかった………お水を卒業後…数年間、ブラック企業の社長をしていた私の話です。この作品は作者の失敗を元にこれ以上、被害者を出さない為に執筆しております。人を陥れる方法、裏切り…ブラックな話を織り交ぜながら綴らせて頂きます。それが私の