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zoomインタビューの背景は”シンプルなリビング”が良いと思う

こんにちは!
サイボウズのUXリサーチャーのサイトウユウタです。

今回は「zoomインタビューの背景は”シンプルなリビング”が最高だと思う」というテーマでお話したいと思います。

オンラインでのラポール形成が難しい!

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昨今、「人との対話」のほとんどをオンラインに切り替えられた企業の方も多いと思います。採用における面接、新入社員の研修など...UXリサーチも例外ではなく、ほぼ全てのインタビューはオンラインでの実施になりました。

そういった場合に難しいのが、ラポール形成です。
「ラポール形成」とは、インタビューを開始する際に「被験者との信頼関係を築くこと」であり、被験者にリラックスした状態でインタビューに参加してもらうための重要なプロセスです。

UXリサーチは、都度検証したい内容に対して対象者を探すため、基本的には毎回みなさん初対面です。

そして、リサーチャーは限られた時間の中で有用な情報を得るため、被験者から出来る限り多くの本音を引き出す必要があります。zoomを開き、「初めまして」の第一声から数分、長くても十数分で、できる限りの信頼関係を築かなければなりません。

zoom時代は「背景画像」が第一印象を左右する

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そんな訳で、オンラインでのラポール形成はただでさえ難しいのに、つまらないミスで相手との心理的距離を空けてしまいたくはないですよね。そこで本題なのですが、気をつけたいポイントの一つに「背景画像」があります。

オンラインでのコミュニケーションにおける第一印象を左右する要素は、オンラインとオフラインで大きく変わりました。

オフラインでは、身だしなみ(服装、髪、メイクなど)や声の大きさ、姿勢といったものだったのが、オンライン時代では、zoomの背景、マイクの音質、カメラの画質といった要素がそれに変わりました。

中でも、第一印象を作る要素において背景画像が占める割合は割と大きいです。真面目そうな上司がかわいい犬の画像を背景にしてると「こういう一面もあるだ」と思ったり、zoomのデフォルト画像のままだと「あ、この人あんまりこだわりない人だな」とか。

「自社アピール背景」は自分と相手を遠ざけてしまう

では、zoomインタビューにおいてどんな背景画像が適切か?というと、「被験者に余計な思考やプレッシャーを与えないこと」が第一ですよね。できるだけリラックスして欲しい訳ですから。
(※あくまでリサーチにおけるインタビュー実施時のお話です)

例えば「自社を全面に押し出した背景画像」はあまり良くないですよね。

相手と自分の間に不要な壁を作ってしまいます。被験者にとって「私とインタビュアーは違う人間」ということを感じさせてしまいますし、そんなことを思わせてしまってはリラックスして話を聞けるはずもありません。また、それにより無用なバイアスも生じさせてしまいます。

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上の二つのインタビュアーの場合、どちらの方がリラックスして話をできそうか?というと、もう一目瞭然だと思います。

背景は「覚えてない」がベスト

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ではどういう背景がいいのかというと、「何の印象にも残らないもの」がいいと思っています。インタビュー後に、「どんな背景だったか覚えてますか?」と聞いて、誰も覚えていないような、そんな背景が最高だと思ってます。

多くの人に馴染みがあって、程よくリラックスできて、それがあることを意識させないような背景が最高だと思ってます。

あとは、できれば「奥行きのある空間」の方がいいかなと思います。
これはもう完全に肌感覚の話なのですが、背景が壁だと対面している側は少し圧迫感を感じてしまうような気がしています。

まとめると、zoomインタビューに最適な背景画像は

多くの人に馴染みがあり、
印象に残らず、
程よくリラックスできて
奥行きのあるもの。

今のところ僕は「明るめのシンプルなリビング」に落ち着いてます。
何かもっといい背景のアイデアあったら教えてください!

サイトウユウタでした👋

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