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Cybozu Designers&Researchers

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サイボウズのデザイナーとリサーチャーのnoteをまとめたマガジンです。デザイン、リサーチ、アクセシビリティなど様々な取り組みについてお伝えしていきます。 サイボウズ デザイン&… もっと読む
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記事一覧

【イベントレポ】ReDesigner Online Meetup

2024年4月30日に開催されたReDesigner Online Meetupにサイボウズのメンバーで登壇しました!この記事では説明会で話した内容や登壇資料を紹介したいと思います。 説明会に参加できなかった方や、サイボウズの説明会を聞き逃した方はぜひこの記事を活用していただけたら嬉しいです! 👨‍👦‍👦 登壇メンバーこちら!📢 サイボウズの紹介まずはデザインプログラムマネージャーのKazuMaxからサイボウズの紹介をさせていただきました!当日のスライド資料はこちらです。

【締切間近】プロダクトデザイナー サマーインターン エントリー募集中です!

こんにちは! サイボウズでは、今年2024年もプロダクトデザイナーのサマーインターンを開催します。ただいま絶賛エントリー受付中です! エントリー締切:5月7日(火)10:00 このnoteでは、2024年サマーインターンでどんな体験ができるのか、昨年実施したインターンも振り返りつつご紹介したいと思います。 皆様のエントリーを心よりお待ちしています! サマーインターン2024の内容をご紹介エントリー&実施期間 今年のサマーインターンは、5日間を2ターム、オンラインで実施

はじめてのユーザー理解 〜『コンタクト履歴』のすゝめ〜

こんにちは。サイボウズでデザインテクノロジストとしてkintoneを開発するトビ(@0b1tk)です。 私は自社製品であるkintoneの開発者として、ユーザー起点でサービスづくりをすることに心血注いでいるのですが、 「ユーザー理解」ってむずかしいよね? どうやって開発者としてユーザーの解像度を高めていけばいい? というプロダクトデザイナーやエンジニア向けの内容になります。 要約約5,000字のnote記事になります。時間がない方はこれだけでも抑えていただけたらと思

kintone Design Team で「チムビル」やってみた!

kintone Design Team でデザインプログラムマネージャーをやっているKazuMax(@ka3zu1ma10)です 先日開催したkintone Design Team での「チムビル」について紹介したいと思います。 kintone Design Teamとは?kintone Design Teamとは、kintoneのデザインに関わるプロダクトデザイナー、UXリサーチャー、デザインテクノロジスト、ライター、ローカライズなどのメンバーが集まったチームです。

try! Swift Tokyo 2024 に参加するので、サイボウズTシャツをデザインしました

※try! Swift Tokyo 2024公式Tシャツじゃないよ! 1|制作経緯サイボウズは『try! Swift Tokyo 2024』のスポンサーです。 当日はみんなでお揃いのTシャツを用意してイベント参加したいぞ!ということでTシャツを制作しました。 2|制作意図デザインしたTシャツです(シャツ生地は合成)。 Tシャツデザインの意図はこのような感じ。 今回のイベントでは、英語圏の方がたくさんおられるというアドバイスをいただいて、皆さんにメッセージが伝わるよう、

デザイントークンを『デザインの決定を開発チーム全体に伝えるための「方法論」』と定義した

サイボウズのkintone Designチームでkintone Design SystemチームのリーダーをしているAmi(@__amishiratori)です。 私たちkintone Design Systemチームでは、デザイントークンを『デザインの決定を開発チーム全体に伝えるための「方法論」』と定義しました。 kintone Design Systemの構築を始めて2年以上が経ちましたが、 デザインシステムやデザイントークンに馴染みのない人も開発チームにはまだいます

「兼務ってどうですか?」/とある製品のデザイナー&リサーチャー小話 in Cybozu

こんにちは。CybozuでGaroonという製品を担当しているデザイン&リサーチチームです。今の自分達のチームにあったサイズ感で定期的に情報発信できないか考え、サクッと読める「小話」という感じで投稿しています🙂 河内山: 今回のテーマは「兼務」についてですね。自分たちも複数の役割を持っていたり、まわりでも兼務している人も多く、社内でも兼務についていろいろな意見を見かけます。兼務も複数の製品、1製品の中の複数のプロジェクト、製品と組織とかいろいろですよね。まずそれぞれの兼務状

初リリースで学んだkintoneのデザインフローと考え方〜チェックボックスのデザイン改善〜

はじめにこんにちは。サイボウズ新卒デザイナーのKayaです。入社後約3ヶ月の研修を経て、7月中旬頃からkintone Design Team(kDT)で活動しています。 正式配属前にkDTで2週間チーム体験をしたのですが、そこで課題として取り組んだ【チェックボックスのデザイン改善】が、デザイナーになってからの初リリース🎉となりました。改善した内容は、kintoneのアップデート情報ページにも掲載されました。 範囲の狭い改善に見えるかもしれませんが、想像以上に悩みながら取り

「最小価値について」/とある製品のデザイナー&リサーチャー小話 in Cybozu

こんにちは。CybozuでGaroonという製品を担当しているデザイン&リサーチチームです。今の自分達のチームにあったサイズ感で定期的に情報発信できないか考え、サクッと読める「小話」という感じで投稿しています🙂 河内山: 今回のテーマは「最小価値」についてですね。近年、社内の開発チームではアジャイルやスクラムが主流になってきて、提供する最小価値やMVP (Minimum Viable Product)という言葉も飛び交うようになってきました。用語の概念とか整理の話は長くなる

デザイナーが持ちたい「協力と共感」:SaaS Design Conference 2023プレイベントで発表した資料の紹介と補足の説明をします

サイボウズ株式会社でサイボウズ Officeのデザインを担当しているkamimuです。 先月の11月23日、BtoBサービスのデザインやSaaS事業に興味のある方たちが集うSaaS Design Conference 2023というカンファレンスがユーザベースさん主催で開催されました。 上記の発表とは別にイベント日1週間前には『サイボウズとUniposの事例から学ぶ、プロダクト開発のチームワーク - 他職種と共創するチームで働く、デザイナーのあり方 -』というテーマのプレ

KazuMaxが歩んだサイボウズでのキャリアパス

サイボウズでデザインプログラムマネージャーをしているKazuMaxです。 今回この記事では、新卒やキャリア採用関連で面談などしてるとよく聞かれるサイボウズでのデザイナーのキャリアの歩み方について書いてみて、誰かの参考になれば嬉しいです。 サイボウズでのキャリアの考え方そもそもですが、サイボウズの中では決まったキャリアパスはありません。 自分で考え、自分でキャリアを描いていきます。 サイボウズでは「モチベーション3点セット」というものを基準に自分で考えて、チームやマネージャ

デザインに関わる全ての人たちでエベレスト登頂を目指すために取り組んでいること

kintone Design SystemチームリーダーのAmiです。 先日SaaS Design Conferenceで「デザインに関わる全ての人たちでエベレスト登頂を目指すために取り組んでいること」という題でお話しした内容と、発表中にご紹介した「kintone Design System運営理念」「ワーキンググループ憲章」を公開します。 チームや職種を超えて越境し協力しあいデザインシステムを育てるためのヒントになれば幸いです。 セッション概要・資料以下はセッション概要

デジタルプロダクトデザインにおける「質」と「スピード」~ SaaS Designer Advent Calendar 2023 1日目 ~

どうも!今回はSaaS Designer Advent Calendar 2023の1日目の記事です。 ソフトウェア開発の「質」と「スピード」は @t_wada さんのスライドがとても有名です。 では、ソフトウェア開発の中でデザインにフォーカスするとどうでしょうか? デザインにおいても、質とスピードは常に対立する要素のように見えます。しかし、両者を対立構造として捉えずにどちらも大事にしていくことで、非常に効果的な成果を生み出すことができると考えています。 本記事ではデジ

デザイントークンの効果的な命名方法

サイボウズでkintoneのデザインシステム開発をしているトビ(@0b1tk)です。こんにちは。 今回はデザイントークン、特にセマンティックトークンの命名方法について掘り下げます。 まずはデザイントークンの定義について、W3Cから設立されたデザイントークンの仕様策定をするコミュニティ「Design Tokens Community Group」の定義を引用いたします。 このデザイントークンの名前づけについて「値的な名前」と「意味的な名前」の2つに分類できます。 値的な名