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【中国フードツアー#04】福建客家土楼で学ぶ食の知恵

たまに同行者募集している食をめぐる旅。客家土楼編です。

参加を検討してくれていた方はこれまでにもあったのですが、なかなか都合が合わず、今回は初めて日本から同行者が来てくれました!!

客家の保存食が面白い。台湾に通っているときから、本場の客家の食のことを聞きたくてようやく実現。土楼に泊まり、糯米の酒を作ってる酒坊を訪問してきました。

土楼はアパートだと思っていたけど、むしろ街でした。
最大600人住んでいる土楼もあって、長がいる。みんな一族なのだ。

4階建になっていて、1家族につき、縦に1−4階まで借りて住んでいる。1階は厨房、2階は食料庫、3−4階に家族が住んでいるのだという。

円形もあれば、方形も。方形のは4角に札が貼ってあったり、風水に基づいた設計が。

土楼には、レストランもあれば、宿もあり、防災の仕組みがある要塞でもあり、各家庭が持ってる茶工場で作られたお茶や保存食を売る商店でもある。
お詣りする寺廟や食料庫があり、鶏もいる。酒を作る工房も、各土楼にある。

糯米酒の作り方


まるで小さな経済圏。そんな土楼で数え切れないくらいの家族と過ごし、食してきました。


どぶろくを作る土楼の宿

特に印象深買ったのが6代目という若い女性がやってる酒坊。ここがめっちゃ面白い!そして飲みながら泊まれます!


麦の麹も見せていただき、いろんなタイプのお酒を飲み比べ。客家の酒の特徴は紅麹!

なんと、最後の工程は絞った酒をモミガラ薫炭で燻すのだ。かぐわしい酒が出来上がるのでした。母乳に良いとかで、出産直後に飲むのがおすすめだそうな。

こちら、バーも兼ね、飲みながら夜はふける・・・

お泊まりしたのはこちらの土楼。


土楼と客家の食事

各土楼には、酒屋、お茶屋など、店やレストランもだいたい揃っていて、いろんな植物をつかった野草茶、干し野菜、手作りのものが販売されています。土楼で出会った食べ物たち。

オススメの土楼の宿

ぜひおすすめの村が、永定県湖杭鎮洪杭村。泊まれる宿がたくさんあります。

①振成楼(土楼王)

円形の伝統的な土楼で、普通に人がすんでいる。中に住んでる阿耕飯店の阿耕さんは、村のガイドもされていて、頼むと80元ほどで泊まれる。中国語しか通じない。

②福裕楼

中国語に自信がないなら、ここがオススメ。たぶん、土楼の宿で唯一英語が通じる。教育熱心な一族で、家族は世界中に留学している。英国始め、日本にも留学した人も。外国人も多く、バス停まで車で送迎もしてもらえる。100元ほどで泊まれる。英語で予約OK。日本語も少々。

③玉成楼

こちら、酒をつくっている5代目の女性がやってる宿。20名ほどの住民が住んでいる。比較的小規模な土楼。値段はきいてないけど、相場は80-100元ほどとおもう。中国語しか通じない。

アクセス

3つとも、湖坑镇客家土楼民俗文化村の中にあります。

厦門から高速鉄道で龙岩(龍岩)へ1時間程度で着く。客家土楼民俗文化村いきのバスで2時間ほどでつきます(22元)。

私は、厦門からの1日ツアーで雲水瑶と高北土楼をまわり、最後は厦門に戻らず、高北で福裕楼のオーナーに車でピックアップしていただきました。時間があれば、公共交通でゆっくりまわるのもいいのですが、弾丸ツアーだったので、ツアーに参加することで1泊2日で3つの土楼をまわれました。

現地のツアーはいろいろあるのですが、シートリップで申し込むのがおすすめ。かなりきめこまやかな対応をしてくれます。

ガイドと会えたかどうか、トラブルがないか、こまかく連絡してくれます。わたしは中国語がある程度話せますが、待ち合わせ場所の地名はやはり聞き取りづらく、ショートメッセージで送ってもらいたいと、シートリップに伝えると、詳細をメールで送ってくれました。中国語ができなくても、メールならある程度翻訳ソフトでなんとかなります。

シートリップのお申し込みはこちら。

私が参加したツアー。少人数で、参加者同士がWechatでつながりながら、仲良くなりました。いまでも時々チャットしています。

厦门纵四方国际旅行社有限公司


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