第一の壁:TOEIC200点台から上がらない
当時の状況のまとめ
プロローグからの続きです。
高校は私立大学の系列校だったので、内部進学しました。
学部は工学部です。
大学ではネイティブの先生の英語の授業があったのですが、当時は全く聞き取れなかった思い出があります。
大学に入学後に受けたTOEICに現実を突き付けられました。初回が230点、二回目が245点です。
中学で習い始めた英語は、ずっと苦手でした。
英語をなんとかすべく、対策をとりあえず考えました。
一年間、MP3プレーヤーで聞き流しをした結果
単純に英語に触れる時間を増やせば英語力が上がると楽観的に考えていました。
当時MP3プレーヤが登場していました。
本体が小さくて持ち運びに便利なので、私も購入しました。
また、短文をまとめた本が人気でした。
そのうちの一つの本を買って音源を聞きまくることにしました。
外出時はMP3プレーヤを常に再生していました。
一年間、MP3での聞き流しを続けました。
毎日毎日聞いているので、音声に慣れた気がします。
そこで一年後くらいに、再びTOEICを受験して英語力を確認することにしました。
しかし、結果は面白いほど得点が上がりませんでした。
愕然としました。自分はなんて無駄な時間を過ごしてしまったのかと。。
さすがにここまでTOEICの点数が上がらないと、疑問が出てきました。
自分がやっていることが難し過ぎて、自分のレベルに合っていないのではないかと。
そういえば、私は中1から英語が苦手だったのだと。
音読本との出会い
当時は書店に行くことが趣味のひとつでした。
基本的に毎日書店に通っていました。
ある日、書店で見つけたのが音読本でした。
『英会話・ぜったい・音読 【入門編】』(國弘正雄/千田潤一/久保野雅史著,講談社インターナショナル)
『英会話・ぜったい・音読 【標準編】』(國弘正雄/千田潤一/久保野雅史著,講談社インターナショナル)
中学英語からのやり直しにぴったりでした。
一年くらい音読と筆写を続けた結果
一年くらい音読筆写を続けた結果、ようやく私の英語力に光が差し込んできました。
久しぶりにTOEICを受けたところ、聞き流しで学習したころとはうって変わり英語力が上がった実感がありました。
試験中の感覚は、聞けるし読める箇所がある感じでした。
これでTOEICの点数が上がらないはずがありません。
結果は425点に上昇していました。
英語が得意な人からするとレベルが低い話かもしれませんが、目に見える形でスコアが上がるのが単純に嬉しかったです。
試しに英検二級を受けたら、なんと合格しました。
英検二級は高校レベルだと思っていたので、英語が苦手な自分でも手が届いたのがとても嬉しかったです。
そういえば、現役で医学部に進んで医者になった同級生が、中学生で英検二級を取っていて、その当時は天才かと私は思っていました。
今は、中学英語をしっかり吸収したらプラスアルファの単語力でいけると思います。
ついでに、英検二級を取った勢いで英検準一級も受験しましたが、あえなく返り討ちにあいました。
単語が難し過ぎて歯が立ちませんでした。
今回の壁を乗り越えるために習得した学習法は以下です。
音読
筆写
同じ教材を繰り返しやる
毎日やる
自分のレベルに合った教材をやる
そして次の壁に当たる
当時は音読筆写だけでTOEICの点数が上がり続けるものだと思い込んでいました。
この調子で伸びていけば、すぐにTOEIC700点,800点,900点が獲れるようになると。
私の思い込みは誤りでした。すぐに次の壁が立ちはだかります。
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