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英検一級 第三の壁:ライティングの壁。ChatGPT先生との出会い

前回の記事はこちら。

今回の内容は下記の記事と一部重複します。

サトケン式イメージ意味四択記憶法を編み出したことで英検1級レベルの単語も覚えられるようになりました。
さらに、でた単のおかげで英検1級の語彙問題に出題される単語も把握でき、リーディングの得点も上がってきました。
また、リスニングは過去問中心の学習で英検1級レベルに慣れてきていました。

しかし、この状態で受験してもなかなか一次試験に合格しない期間が続きました。

リーディング、リスニング、ライティングの合格点が揃わない

英検1級の一次試験は、合格点がCSE スコアで2028点と固定されています。
もし、リーディング、リスニング、ライティングでそれぞれ均等に得点するなら、CSE スコアを676点ずつ得点すればいいことになります。
CSE スコア676点を取るためには、リーディングは正解数が7割近く、リスニングでは7割超の正解が大体必要になるようです。

しかし、英検1級は語彙問題の難化やリスニングのリサイクル問題の減少などで出題傾向が変化しており、リーディングやリスニングで安定して7割得点できる人は相当な実力者だと思います。

私はリーディング、リスニング、ライティングをそれぞれ別の回で7割正解したことがありますが、なかなか同じ回で7割正解を揃えるのが難しいと感じていました。

ライティングで高得点を取るのが一次試験合格のセオリー?

7割ずつ得点するのが難しいなら、自分の得意な分野で高得点を狙う考え方になります。
しかし、リーディングとリスニングで自分が高得点を狙うのは難しいと思います。

リーディングは、語彙問題と長文問題に分かれているので、どちらかが得意であれば合格には十分な点数が取れますが、両方で正解率を上げることはハードルが高いように思います。
私はサトケン式イメージ意味四択記憶法を編み出し、でた単ステージ1,2,3を記憶しましたが、それでも語彙問題で満点を取るには英語力が不足しています。また長文問題は別の対策が必要そうです。

リスニングで高得点を狙うことは、帰国子女やリスニングが得意な方には有利かもしれませんが、そうでない方が狙うには英検1級のリスニングは難しすぎると思います。
私はTOEICでリスニング満点を取得したことがありますが、英検1級で満点を目指せるイメージが自分の中で全く湧いていません。

そうすると、やはりライティングで高得点を狙うのが良さそうに見えました。
ライティングは毎回問題数が1問で、答案用紙のサイズに制約があるため回答の文字数が限られていました (注:2023/7/6に2024年度からの出題形式の一部変更が発表されています)。

しかし、英検1級のライティングはこれまで最高で7割程度取れたこともありますが、直近3回は14/32点(英検CSEスコア:545)、14/32点(同:531)、17/32点(同:583)と低迷していました。

ChatGPT先生の登場

そんな中で出会ったのが ChatGPT「先生」でした。

世の中で話題になったので私も使ってみたところ、Generative(生成) AI のとおり、英語でも日本語でも文章を生成でき、その質はこれまでに体験したことのないレベルで高いと感じました。
また、英検1級にふさわしい表現で英文を生成してくれることが分かりました。
英検1級らしさがある英文というか、英検1級が語学試験としてちゃんとしているので、ChatGPT の生成する英文が英検1級として合うと感じました。

ChatGPT先生にライティングの予想問題をいくつか挙げてもらい、その予想問題の回答案も作成してもらいました。
より詳しい活用内容は下記の記事で紹介しています。

回答案は筆写でおぼえました。久しぶりに筆記具を使いまくった日々で、身体でおぼえる感じでした。
ついでに、下記の記事で紹介している通り、アルファベットの書き方も改善しました。

英検1級受験者でアルファベットの書き方から見直す受験者は珍しいかもしれません笑。
しかし、合格のため自分の弱点を潰しておくのは大事なことだと、私はこれまでの情報処理技術者試験などの体験から思っています。

ライティングで 751 点を取得して一次試験に合格

試験では、用意した予想問題とは異なるテーマが出題されましたが、身に付けた英文をふんだんに盛り込むようにしました。

結果はライティングでCSEスコアで751点を取ることができました。
テーマに沿った形で英検一級らしい英文を表現できたからだと思います。

そして、ライティングでCSEスコアを稼いだおかげで、英検1級一次試験にとうとう合格することができました。
英検準1級合格後に1級を初受験してから、10年ほど経っていました。

一次試験にようやく合格できた嬉しさは格別でした。
その勢いで一か月後の二次試験に臨みますが、まだ最後の壁が残っていることに気づくことになります(※後日気づきましたが、この時点では「最後の壁」かどうか分かっていませんでした。複数の壁が無くてよかったです笑)。


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