見出し画像

アルファベットの読みやすい書き方を調べた件。英検の英作文・ライティング対策で文字のきたなさを克服しました

私は字がきたない。

自慢になることではありませんが、昔から私の書く文字はきたなく、読みやすい文字ではありませんでした。
日本語は下記の記事で紹介している「六度法」で克服することができました。

当時は情報処理試験の論文試験対策として読みやすい日本語を書きたいと思い、ルールが明確で簡単な六度法はとても良いものでした。

しかし、六度法は文字ならなんでも適用できるわけではなく、対象が日本語になります。
日本語の綺麗な文字を分析して生まれたのが六度法らしいので、アルファベットは対象外というのもしかたないところですが。

そして、最近の英検一級の受験で、アルファベットの文字もきたなく、読みづらいことに気づきました。
きたな過ぎると採点者が読みづらくなり、悪影響がでてもおかしくはありません。採点者も人間だもの。
英検は2019年度からAIを利用しているようですが、AI のみで採点することになっても読み取れなければ同じ悪影響がでそうです。

AI による自動採点実証研究で有意な成果 ―2019 年度から英検に順次本格導入予定―
https://www.eiken.or.jp/eiken/info/2018/pdf/20181017_pressrelease_aisaiten.pdf

また、筆記具については、マークシート用の太いシャープペンや鉛筆を英作文でも使っていました。
芯が極太なのでマークシートをマークするのに便利ですが、英作文中にすぐ手が痛くなる状態でした。

対策

まず、読みやすいアルファベットの書き方を探したところ、意外と見つかりませんでした。
ようやく見つけたのが、下記の本です。
『これからの英語の文字指導 ——書きやすく 読みやすく』(手島良著、研究社)

本に付録しているハンドアウトを印刷して、実際に書く練習ができます。
私は一部を印刷してやってみました。
補助線が引いてあり、手本を真似して書いてみることでバランスの良い文字がかけるようになります。

また、筆記具も検討しました。
ライティング用に良さそうなシャープペンシルを2本購入して試したところ、パイロット社のドクターグリップシリーズのシャープペンシルが私には合っていました。

ドクターグリップの売りである手が疲れないのと、シャープペン本体のバランスが良いので安定した文字を書くことができます。

さらに、本番と同じサイズの英検一級用の英作文ノートも使ってみました。残念ながら英検一級用はすぐに生産終了品となってしまい、2冊目を買うことができませんでした(他の級用は生産しているようです。一級用は需要がなかったのでしょうか・・・

このノートの良いところはもちろん、1ページが本番の英作文と同じ文章量となるところです。どの程度の英文を書くことができるのか、あるいは書きすぎてオーバーしてしまうのか実際に試せます。

結果と感想

上述した対策のおかげで、読みやすいアルファベットが書けるようになったと思います。自分の文字を見て明らかに変わったなと思いました。
また、手が痛くならずに、英作文の練習がはかどりました。

なお、本番の試験では英作文を急いで書くことになり、それほどきれいな文字ではなかったかもしれません。ただ、以前よりはだいぶマシになったので良かったと思います。

英検一級受験者でアルファベットの書き方からやる人(又はやり直した人)は小学生受験者くらいだと思うので、私はめずらしいかもしれません笑

アルファベットの読みやすい書き方は意外と情報が少ないので参考になれば幸いです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?