【銀河鉄道の夜】 宮澤賢治を読む 「ほんとうのさいわいは一体何だろう。」
「カムパネルラ、また僕たち二人きりになったねえ、どこまでもどこまでも一緒に行こう。僕はもうあのさそりのようにほんとうにみんなの幸のためならば僕のからだなんか百ぺん灼いてもかまわない。」
「うん。僕だってそうだ。」カムパネルラの眼にはきれいな涙がうかんでいました。
「けれどもほんとうのさいわいは一体何だろう。」ジョバンニが云いました。
(銀河鉄道の夜 宮澤賢治)より
今回の【佐藤ゼミ】では「銀河鉄道の夜」をとりあげます。ジョバンニとカムパネルラが会話をしている場面から「ほんとうのさいわい」というキーワードを通して、作者・宮澤賢治の思想世界を考察してみたいと思います。
・参考 文章(音声文字起こし)はこちら
・参考「銀河鉄道の夜」あらすじ解説(Youtube版)
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