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You Don't Want to Miss This. 【英語の勉強#2】

学校教育の中で初めて習う「to不定詞」の用法は、"I want to be ●●● in the future."だったと記憶しています。「私は将来●●●になりたいです」という、夢についての表現ですね。

英語学習のかなり初期から馴染み深い(と思われる)want+to不定詞のカタチ。実は「〜したい」という意味だけでなく、他にも便利な使い方があることをご存知でしょうか。今回はそんなwant+to不定詞の使い方をおさらいしましょう。

願望を表すWANT TO

馴染み深い用法です。例文を見てみましょう。

I want to live a happy life.
私は幸せに暮らしたいのです。

特筆することはないでしょう。「〜したい」という願望表現の代表格でしょう。 


禁止を表すDON'T WANT TO

"don't want to"は「〜したくない」という願望の逆を表す一方で、他人に対して「〜しないで/〜するべきではない」という禁止を表すこともできます。婉曲表現ですね。願望の逆か禁止か、どちらの意味で捉えるかは文脈から判断することになりますが、間違えることは少ないでしょう。例文を見てみます。

You don't want to be late for the exam next week, right?
いいですか、来週のテストには遅れないでくださいね。

願望と捉えると「あなたは来週のテストに遅れたくないですよね」となりますが、ぎこちなさが残ります。テストに遅れて単位を落としてしまう...そんなことになったら大変です。「テストに遅れてはいけない」ということですね。

次に紹介する肯定文の形よりも耳にする機会が多い印象です。


命令や助言を表すYOU WANT TO

先ほどは禁止を表す使い方をご紹介しましたが、次は逆に命令/助言する使い方です。肯定文を使います。

You wanna make a right (here). 9th to Hamilton to the expressway.
ここで右に曲がって。...

タクシーやハイヤーに乗っているとしましょう。ある信号に差し掛かったとき、運転手に指示を出すときの表現です。「ここで右に曲がりたいですよね」と婉曲的に指示を出しています。

この例文はAnne HathawayとRobert De Niroがダブル主演した"The Intern"という映画のワンシーンから拝借しました。私のお気に入りの映画の一つです。舞台はニューヨーク市・ブルックリン。例文の後半に出てくる道路や地名も実際のものだと思いますが、私はそこまで現地の地理に詳しくないので日本語訳は省略しました。


まとめ

wantを使ったいくつかの表現をご紹介しました。誰かの願望を表すだけでなく、そこから婉曲表現として、禁止や命令/助言を表すこともできます。それではまた次回。