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行動変容に興味関心のある人事さんの動向を、僕なりにまとめてみました

ジメジメ・ムシムシしていますね・・・。
この季節にもっとも映える、アジサイが結構好きで、道端に咲いているとついつい覗き込んでしまいます。
綺麗さ というよりも花びらが対称的に咲いている構造的な美しさにいつも惹かれてしまいます。
心は結構オトメな感じです、ワタクシ‥・。

さて、6月はHRカンファレンスをきっかけに、多くの人事の方と意見交換をさせて頂きました。大事だと感じた部分や気になったご質問に対する私なりの回答をまとめてみましたので、もしよろしければお付き合いください!
いくぞー、テッテレー!

▼行動変容に取り組んでいる人事の方が5倍に急増!


HRカンファレンスの私の講演に参加してくださった方々にアンケートをとりました。”研修の行動変容になんらか取り組んでいますか?”という質問に対し、
2021年:10% ⇒ 2023年:52%
3年で5倍になりました。これは、非常に大きな変化だと感じています。人的資本開示の義務化やDXという名の定量化の波が、人事の皆さんに押し寄せている模様です。ご質問も多く頂き、研修の行動変容の意識の高まりを感じました。

以下、いくつか非常に大事なご質問に対する、私なりの回答をご用意いたします。

▼Q:行動変容している方の特徴はありますか?


A:はい、あります!

行動変容をしている方の多くは、研修で沢山の気づきを得ています。
同じ研修をしているにもかかわらず、気づきの量の総和を比較すると、最大と最小で3倍の差が出てきます。
データを見る限り、やはり研修で気づきやご自身で考えてもらうことは、行動変容において非常に大事な要素だと考えています。

そう言えば昔、多くの先輩たちが、”気づくやつは気づくし、気づかないやつは気づかない。気づかないのは致命的”のような話をよく聞いた覚えがあります。このような経験則は、データから見ても非常に納得感のある話だな、としみじみ。。

▼Q:オンライン研修で行動変容を起こすには、どうすればよいですか?


A:今までの検証の結果、それはなかなか難しいと思います。

同じ内容の研修をオンラインと対面で実施をしてみました(勿論受講者は異なります)。マーケティングで言う、ABテストのように思ってください。結果、オンラインではほとんど行動変容は起こりませんでした(というか、っほとんどゼロ…)。また、オンライン研修は対面の研修に比べて気づきの量が1/3程度しかなく、残念ながら行動変容を起こす確率はかなり低いと思います。
私はオンライン研修を否定しているわけではありません。多くのコンテンツを時間と場所を選ばず学習できることは、意欲のある方にとっては非常に有効だと思います。特に知識系のインプットはオンラインで十分でしょう。
ただ、オンライン研修だけで人事の皆さんが期待する行動変容は、残念ながらマッチしないでお勧めしません。

しかし、うまく仕組みと仕掛けを講じ、我々のような研修ベンダーと人事の皆様、そして現場の皆様のご協力があれば、相応の効果が出ることもわかりました。

▼Q:研修の効果測定って、本当にできるんですか?貴社(弊社スタンス)の効果測定の手法は、本当に確からしいのでしょうか?


A:本当にできているかどうかわかりませんし、正しいのかどうかもわかりませんが、ある程度の確証をもって進めております。人の成長を科学することで、多くの方の才能を開花するきっかけができるのではないか、と信じています。1歩進んで3歩戻るような感じで苦しんでいますが、人類の進化や人の成長、そして、日本のHR業界にとって意味のあることだと思っています。

皆さんから見てまだまだなのは十分認識しておりますが、一応頑張っているつもりなので、評論家のようなうがった見方をなさらず、この領域をお互い深めていけるような議論をさせて頂けると私は非常に嬉しく思います。


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