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経営者はいつまで手を動かし続けるべきか?

こんにちは。

平山聡(ひらやまさとし)です。


スタートアップやベンチャーの社長さんは、基本的に「社長兼●●(営業、技術)」という感じで、経営以外にも社内業務を担っているケースがほとんどかと思います。

事業の規模拡大を狙っている場合、会社が大きくなっていく過程でいつかは社長が現業を離れて経営に専念しなくてはならないときがくるのですが、その適切なタイミングはいつなのでしょうか?

今回は、こちらについて考えていきたいと思います。

いつまでも手を動かし続けたがる心理

基本的に、ベンチャーやスタートアップの社長さんは手を動かし続けたがる人が多いと思います。

その理由として、「今までずっと手を動かし続けていたので、自分が手を動かしていないと不安な心理」や、「そもそも経営者としての役割を理解していないため経営者の業務へシフトできないパターン」、また「他のメンバーに任せるより自分がやった方が早いし成果も出せるという心理」などが挙げられると思います。


社長が手を動かし続ける弊害

社長が手を動かし続けた結果、どのような弊害が出てくるか考えてみましょう。

まず、従業員の自発性が育ちにくい(従業員が受け身になる)ということが想定されます。

また、社長よりスキルや経験のあるメンバーに業務を任せた時と比較し、会社の成長が鈍化する(停滞する)可能性もあります。

そして、社長の本来の役割は「経営」なのですが、こちらがおろそかになる可能性があります。

これらにより、従業員が自発的に物事を考えず、且つ、社長が経営者としての役割を果たしていない場合、その組織はリーダー不在の烏合の衆になるリスクがあります。


結論

結論としては、社長はできるだけ早い段階で経営に専念すべきだと思います。

社長が手を動かし続けたがる心理は、「子離れできない親」に似ているのかもしれません。

「子離れできない親」にならないよう、社長が現場離れすることが大事です。

一人(社長)のやれることには限界があることを悟り、周りの人間を認めて業務を託すことが中長期的に見て正しい選択肢なのではないでしょうか。

社内メンバーに業務を託すことが難しい場合には、アウトソーシングという選択肢もあります。

よかったら、参考にしてみてください。

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