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8月21日(水)10:30~12:00 オンラインイベント 『自分をいかして生きる』をきっかけにして~働く・生きるを巡る対話~

働き方研究科の西村佳哲さんが書かれた『自分をいかして生きる』をきっかけにして、働くことや生きていくについて語らう対話会をひらきます。

フリーランスの方も、会社員の方も、主婦の方も、どなたでもご参加できます。

対話とは、自身の経験をベースに考えや感じたことを話し、お互いの考えの背景を理解しながら、共通のテーマについて新しい意味や捉え方を共に発見していく探究的な話し合いのあり方です。

働くってなんだろう?生きてくってなんなんだろう?
家事は仕事?趣味と仕事の境界線は?
好きを仕事にするってよく言うけれど実際は?
天職ってあるのかな? などなど

お互いの気になる「問い」を共有し、「働く・生きる」とは何かを一緒に深めます。
関心のある方、ぜひご参加ください!

【『自分をいかして生きる』をきっかけにしたい理由】

僕がこの本に出合ったのは2010年、対話仲間の友人がオススメしてくれました。当時僕はIT会社の人事職で採用担当をしていました。学生から「働く意義ってなんですか?」「仕事のやりがいは?」なんてことをよく質問されていて。先輩面してそれらしいことを言っていたけど、実際はどうなのか?

僕はもともとSEをしていました。それは、僕は人づきあいが苦手だから
パソコンに向かってする仕事がいいだろうと、好きだったプログラミングの仕事を選んだんです。

でも、実際の職場では、チームで仕事をするわけで、めちゃくちゃ人とのコミュニケーションが必要だった!(今思えば当たり前)

そんな中、職場の定例会議がすんごいつまらなくて、これなんとかならんかと思い、出会ったのが会議ファシリテーションでした。そこからコーチングや対話に出会っていき、僕はエンジニアより人に関わっていきたいと、当初の僕の考えと180度真逆の方向に転換し人事に異動。

僕なりに「仕事」「働く」について考えていた時期でもありました。

働くってなんだろう?
仕事ってなんなんだろう?

そんなことを思いながら出会ったのがこの本です。

表紙の帯の言葉から胸を打たれる感覚がありました。

”〈仕事〉は〈人生〉と、〈働き方〉は〈生き方〉と背中合わせで、他の誰にも肩代わりが出来ない一人ひとりの〈生〉に直結している”


他にも、本書の中で印象的だった言葉を抜粋します。

”いまこの文章を書いている僕も、読んでいる人も、まだ死んでいない。生きていて、さらにより生きている感じがする時、自分が生きていることをあらためて思い出すような瞬間に、喜びをおぼえる。そんな時に喜んでいる。
心が眠っているような状態や、生きているんだか死んでいるんだかわからないような状態ではなく、人が「より生きている」ようになることを助ける働きが「いい仕事」なんじゃないか。”

”大人にも子どもにも、人間には、ひとりで過ごしている時間の中だけで進む、ある生育プロセスがあると思う。〈自分自身〉が感じる時間。つまりひとりになる時、わたしたちはようやく「ふたりっきり」になる。”

”お客さんでいられないこと、それだけではおさまらないようなことの足元に、一人ひとりの〈自分の仕事〉の鉱脈があるんじゃないかと書いた。他の人には任せたくないこと。思わず手がのびて、掴みに行くような衝動が生じること。それは思考というより、存在から湧き上がってくる動きだ。
そしてそれが、成果に至るひとつながりの働きとして他者や社会に差し出される時、その人ならではの、掛け替えのない〈自分の仕事〉になるんじゃないかと思っている。”


僕の生き方、働き方に大きな影響を与えてくれた本。
この本を手元において、みなさんと話していけたらと思っています。

※読んでくる必要はありません。

【イベント詳細】
日 時 2024年8月21日(水)10時30分〜12時
場 所 オンライン(Zoom)
定 員 8名
参加費 2,000円

申込み メールにてお申し込みください。
    ordinaryworld2010@gmail.com

ファシリテーター:中尾さとし

【プロフィール】
1978年埼玉生まれ、世田谷区在住。
埼玉県立朝霞高校、芝浦工業大学工学部卒業後、2001年からIT企業にSEとして就職。SEより職場の無駄な会議をいかに面白くするかに興味を持ち、社内でファシリテーション研究会を立ち上げる。2007年に人事に異動し、採用と人材育成研修を担当し、自分も他者も尊重し、意見を聞き合い学び合う「対話」を積極的に取り入れる。社外でも自主グループを立ち上げ、対話の場づくりに注力。2010年に会社を退職後、対話の専門家としてフリーランスを目指す。

2012年〜2018年まで、地域活性を事業とする会社やNPOに勤め、ワークショップのファシリテーターとして仕事をするかたわら、フリーランスとして対話の場を作り続け、年間開催数は60回以上。また、2014年〜2015年には、自分史作成の企業と契約し、インタビュアー&ライターとして、20冊以上の自分史を作成。

2019年より、環境教育施設「港区立エコプラザ」企画広報として、環境やエネルギー、貧困問題をテーマに様々な講座を企画している。

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