見出し画像

読書と忍術

「本を読まない人はヤバイ」なんていっているのを耳にします。言いたいことはわかりますが、僕はちょっぴり恥ずかしくなります。

日本人の読書量
文化庁の調査(平成25年)では、日本人の47.5%は1ヶ月の間、本を全く読みません。1~2冊くらいは読むという人を含めると、その割合は82%になります。つまり、本をほとんど読まない人が多数派です。じゃあ街中がヤバイひとていっぱいかというと、特にそういうわけではありません。(ヤバイイヤバイいう人の、言いたいことはわかりますケド)

読書の目的
「読むこと自体を楽しむ読書」を除くと「読書は目的のための手段」です。つまり、読む行為は手段であって、それ自体には大した意味はありません。本によって新しいことを知り、行動を変えて問題を解決するのが目的だからです。もしも目の前の問題が解けて目的を達成できるなら、読書でなく忍術修業でもいいわけです。

読書が好き
本を読む人は、読書が好きというより「読む味わいが好き」だったり「読むことが手段」だったりします。ゆえに「本を読まないとダメ」なんてことは1ミリもありません。なぜならそれは好みの問題だからです。

あと、ページをめくっている人が全員「読書が好き」だというのは少し話がズレています。忍術では問題解決ができないので、仕方なく本を読んでいるだけかもしれません(笑)

「読書」から感じる何かが好きだったり、得られるものが目的であるわけで、行為自体が好きかどうかは別問題だからです。
ただの屁理屈かもしれませんが。

読書の楽しみ方
そもそも、本を読む・読まないも「好きにすればぁ〜」(クレヨンしんちゃん風に)です。こういってしまえば身も蓋もありませんケド。

まあ、なんであれ、自分の好きなものに夢中になれるのは素敵なことです。逆に本を読んでいるヤバい人はたくさんいます(しつこい)
「あなたはとても楽しそうに読書なさってますね。素敵です☆」なんて美しい女性にいわれたら、僕ならふらふらっと後をついていっちゃいます。

ヤバイ奴ですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?