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気づく癖をつける。

徐々に仕事の量が増えてきましたが、ちょろちょろと本を読んだり
英単語を覚えたり、日商簿記の勉強をしたりしています。
超シンプルですが、1日の行動履歴を書いたりするようにもしました。

先日、Twitterのタイムラインで見かけた「おすすめ書籍の紹介」ツイートの中に、気になった書籍を発見。ポチリし、読みました。

仕事柄、Web上におけるユーザーの思考や行動について考えることが多いので、「確かにこんなのあるわー」「そうやんなー」と思いながら読んでました。

「利用者の解約率を抑える方法」みたいなのを紹介してプチ炎上している情報が最近あったようですが、ユーザーはそのサービスが良いと思えば利用し続けますし、一度解約してもそれは「一時の個人的な事情による解約」である場合も考えられます。
「恋人と別れ話をした時に出てくる態度が本性だ!」みたいなのありますよね。企業が解約という行為に対し、どのような考えを抱いているかが解約手続きのフローに如実に表れるのではないかと、個人的には思います。

解約の話はさておき、仕事で最近意識しているのが「商品・サービスを説明する時の視点」です。「お客様の目線で」とか「ユーザーファーストで」とかよく聞きますが、なかなかその通りにいかないのがまだまだです。

Webコンテンツを作成している時も、修正依頼の内容は「提供する側が伝えやすい/伝えたい」表現に終始しています。もちろん、自社の魅力や特長を知ってもらい、対象の層に関心を抱いてもらうことは大事です。ただ、相手は企業の営業や販売担当と同等の知見は有していないことが多いでしょうし、企業が載せている情報では理解納得に至らないこともあります。

修正作業を通じて、徐々に「担当者個人の満足や納得」がFIXの要素へとなってきがちです。なので、その時は「その情報は誰が見るものか」を思い出し、表現の調整を図るようにしています。

「ターゲットに分かりやすく、問い合わせに繋がりやすい文章を書いてほしい」という依頼をされる企業の担当者も多いと思います。経験を積んでいるライターであれば、意図をくみ取って形にすることはできるでしょう。
しかし、書き起こしの初動においては、繋がりを求める層に対する企業側の理解力がその後のアウトプットの質に影響してきます。また、自社の商品・サービスを利用している人たちと企業を結ぶ「共通価値の言語化」はとても重要な要素です。同じ意味として理解できる言葉が見つかっていないと、企業が伝えたい情報はターゲットに刺さらず、相手側も企業の良さに気付くことができません。

ザックリ書くと、こんな感じ?

商品・サービスを利用する人たちは、「面倒くさがり」で「移り気」で「興味のないものにはトコトン関心を持たない」こともあるでしょう。相手側に変化を求めても、数多のn=1にそれを期待することは骨が折れるどころの苦労ゴトではありません。当然ながら、企業側で変化を図る方が楽だと思います。

では何から変化していけば良いのか。それがタイトルに書いた「気づく癖をつける」ことかなと個人的には思っています。すごくザックリした例を挙げると、髪を切った・整えたことに気付いて「髪切った?」と聞けば喜ぶ人がいますし、街中で物を落とした人に気付いて「落としましたよ」と渡せば、感謝を述べてくれる人がいます。

気づくことは、変化に反応すること。そして、自分以外の対象にも関心を持つことだと僕は捉えています。自分たちが作った、アピールしたい商品・サービスは、利用してほしい対象者への関心で溢れたものですか?

そんなことを考えながら、階段2段飛ばしを超える勢いで暑くなってきた6月を過ごしています。