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#2とある青年起業家の誕生まで(後編)

こんにちは!uselessの佐藤竜也です。
今回は、前回の「#1とある青年起業家の誕生まで(前編)」の続きとなります。
後編では、新卒で税理士法人にて3年働いた後、25歳で手帳ブランドを起業する決意に至った経緯をお話したいと思います。

2018年4月に大学を卒業し、内定をいただいていた大阪の税理士法人で3年勤めました。
大学時代に、フィンテック業界に魅力を感じ、中小企業のバックオフィスをテクノロジーでより効率化したいと思い、税理士業界でもテクノロジーに強いと有名な税理士法人に就職しました。

税理士法人では、主に中小企業の財務管理のサポート業務、業績報告、経営全般の課題解決を行い、3年間で約50社の企業様の担当をさせていただきました。

経営のリアルな課題に触れる毎日は、緊張感がありつつ、自分自身を成長させてくれる環境だったと思います。

入社1年目は、とにかく知識を頭に入れ、アウトプットできる状態を作ることに必死でした。私が大学まで勉強していた「簿記」というのは、
「税務」と似ているようで違う分野のため、勉強も一から行いました。

1年目は主に、先輩メンバーをサポート業務を行うため、クライアントへの資料作成などが主な業務でした。
この期間、実務経験を通して財務分析の方法を学べたため、社会人1年目としては良い経験をさせてもらえたと思っています。

入社2年目には、徐々に担当のクライアントを持ち、約20社ほどを担当させてもらいました。
クライアントとの面談は、2回の月次報告、1回の決算予測、1回の決算報告と主に年4回あり、その都度経営にプラスになる情報がないか準備していきました。

2年目は、自ら経営者と会話する機会が増えたことで、経営者が行うべき仕事や、社長自身がいつもどんなことを考えているのかなどのイメージが持つことができる期間でした。

入社3年目は、自分でできる仕事が増え始めたと感じながらも、一人では上手くいかないことも増え、試行錯誤が続く毎日でした。
特にお客様のニーズを理解しつつも、自分ではどうしようもない時に、
よりよいサービスとは何か?を考えるようになりました。

この時期に「自分がしたいことは何なのか」などを考えるようになり、
僕がメンターとして慕っている藤本真衣さんへ相談したり、自己分析ノートに書き出すなどを通して自分を知ることができ、一人で事業立案をしていくうちに起業する決意ができました。

【当時の自己分析ノート】

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自己分析で見えた「人生の目的」

自己分析を始めるとき、当時監査法人に転職が決まっていた同期に相談し、手伝ってもらいました。その際に「自分の人生の目的を明確にする」という方法で自分のモチベーションを分析しました。

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自己分析を通して自分もモチベーションの源泉は、
「これぞ自分の発見だと思えるか」という部分だと気づき、よりクリエイティブ力を引き出す仕事がしたいと思うようになりました。

この「人生の目的=Life Purpose」が見えた時、人生の道しるべという大きな武器を手に入れた感覚でした。そして今までよりも広い視野で自分の人生を考えられるようになり、これらを達成するには起業の道が必要と判断しました。

気づき|楽しい人生は自分を知ることから始まる

私は就職活動で、自分を事を知ったと思い込んでいました。
やりたいと思う事を言語化して、自分の軸を持つことができ、信念は今後変わらないと思っていました。

しかし、社会人を経験して違う環境で新たな学びを加えていくことで、また別のやりたいことが生まれました。

人は経験や環境の変化によって徐々に成長していきます。
そのため、いくら過去に自分を理解して最善の選択した場合でも、今の自分にとっての最善の選択は今の自分にしかできません。

サンクコストへの執着や継続が美徳だという考え方もあると思います。
ただ、自分を見つめなおして「切り捨てる事」や「諦める事」という選択も今の自分を尊重した良い選択になり得ます。

僕が好きな言葉で「いま、ここを生きる」という言葉があります。
これは、幸せに生きるための大事なポイントだと私は捉えています。

過去や未来に縛られず、今の自分を尊重して、地に足を着いた生き方をしていく。こういったシンプルな考え方に全てが集約されていたりするんですよね。

今回は、新卒で税理法人で働いた経験と、25歳で起業の決意に至った経緯をお話させていただきました。

最後まで読んでいただきありがとうございました!


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