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親が子離れしなきゃ子どもを追い詰める時がある


こんにちは。
新垣さとるです。


ボランティアで保護司の仕事をしています。

保護司は法務大臣から委嘱を受けた非常勤の国家公務員です。

とは言っても無報酬のボランティアで生業ではありません。


仕事としては刑務所や少年院を出た人などを社会で立ち直っていけるように側で支える事をしています。

私は保護司になって7年になりますが、担当したのは全て少年でした。


これは、以前担当した少年(現行法では成人)の話ですが、本人は親元から自立したがっていたのですが、親御さんはそれを良しとしませんでした。

結果として少年を追い詰める事になってしまい更生にかなり遠回りをしてしまった事があります。


たしかに、一度過ちをしてしまったので心配な気持ちはよく理解できます。

でも、少年の人生をトータルで考えた時に、早めに自立した生活をさせるのも大きな意味があると思います。


その過程で、

・生活するためにどのように働けばいいか?

・住居はどうすればいいか?

・親や兄弟との関係をどうすればいいか?

・友人関係をどうすればいいか?

嫌が上でも考える事が必要になります。


それを親は見守り、上手くいくように手助けしてあげればいいんです。

本人が決めたなら必ずそこに責任や義務が生じます。まぁ、本人はそんな事を知らずに先走る事は多いですが・・


それを、親や保護司がうまくサポートすれば本人にとって大きな自信になります。

誰だって、子離れは難しいものです。でもこれは大きなチャンス!

だから、「がんばれ!」とそっと背中を押してあげたいなぁと思います。




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