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青年海外協力隊の任期、無事終了


こんにちは。遠藤暁(@str_se)です。


ボリビアから日本に帰ってきて、もう3ヶ月くらい経ちました。これといったことはしておらず、毎日英語の勉強をしたり読書をしたりジョギングしたりこうしてnoteを書いたりしています。

そんなこんなしているうちに、ついに協力隊の任期満了日を迎えました。6月26日をもちまして、遠藤暁は青年海外協力隊の任期を満了。


日本を出発してから早2年。

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無事に任期を終えることができて、とりあえずホッとしています。

いろいろあった2年間でしたし、終わり方は想像していたものとはまったく違ったけど、任期を最後まで全うできたのはよかったですね。


というわけで、任期を満了してみて感じている今の気持ちや感想、ぼくとJICAの関わりをダーッと振り返って書いていこうと思います。

ぜひ最後までお付き合いください。


✔️3度のJICAボランティア


2018年の6月から協力隊としてボリビアで活動していましたが、実はそれ以前に2度も協力隊を経験しているんです。

母校である福岡大学とJICAの「大学連携ボランティア」の一環でボリビアに1ヶ月派遣されたのと、大学連携とは関係ない普通のJICA短期ボランティアとしてエチオピアに派遣されていました。


今年の2月にも福岡大学から学生ボランティアがボリビアに来てくれて、ぼくも一緒に活動しました。


そしてぼくが学生時代にこの大学連携事業の一環としてボランティアに参加したのが、国際協力に興味を持つようになったキッカケ。


上記のnoteの中身を一部抜粋すると

現地でボランティアとして活動していくなかで、楽しい面や素晴らしい一面をたくさん感じました。しかし同時に、貧しいひとがたくさんいること、日本の環境が恵まれていること、こういったことに気づかされるシーンもたくさんあったんですよね。
テレビやスマホの画面越しで見る世界より、自分の目で見たリアルな世界のほうが大きな印象を与えるなと実感しました。もしボリビアやエチオピアに足を運んで「リアルなもの」を見ていなかったら、ここまでぼくの心が突き動かされることはなかったでしょう。


大学までひたすらサッカーに打ち込んできてサッカー以外の世界をほとんど知らなかったぼくにとって、いわゆる「発展途上国」といわれる国でのボランティア活動は、見るもの感じるもの全てが新鮮で一つ一つが印象的でした。


国際協力の原点は、間違いなくJICAの短期ボランティアでしたね。短期ボランティアを経験していなかったら、多分今頃はまったく違うことをしていたと思います。


これまであんまり言ってこなかったんですが、「家」がめちゃくちゃ好きなので、国際協力に関心を持っていなかったら多分「家」関連の企業に就職していたと思います。

「タワマン」とか「新築物件」「デザイナーズ物件」とかを見るのが結構好きです。

多分これは本当に今まで誰にも言ってこなかった隠れ趣味。以後お見知り置きを。


✔️大学卒業後、そのまま長期ボランティアへ


なにかに興味を持ったら持ったでそのまま突き進んでしまいたくなる性格の持ち主である遠藤は、大学卒業後の就職せずにそのまま青年海外協力隊長期ボランティアになると決めました。

この選択が正解だったのか、正しかったのかなんて分かりませんけど、少なくとも後悔はしていないし本当に貴重な経験をさせてもらえたので「協力隊になってよかった」と胸を張って言うことができます。



日本で就職していたら得られたものが、海外でのボランティアだと得られなかった部分もあるかもしれません。もちろんそれは逆も然り。この2年間の海外でのボランティア経験で得られた力は、日本で就職していたら得られなかったかもしれません。

どっちの方がいいとか、どっちが正解とかいうわけではなくて、自分に合った方を取りにいけばいいだけ。


ぼくは学生時代に国際協力に関心を持ってから「将来は国際協力の現場で働きたい」と思うようになったので、それだったら現場での経験を積める協力隊がいいよなと思ったわけです。

結果的にこの2年間のボランティア活動を通して異文化理解力とか、言葉が通じないなかでもなんとかコミュニケーションを取る力だったりとか、生き抜く力とか、異なる環境でも逞しく生きていく力とかは間違いなく身に着きました。

でもこれから国際協力の現場で働いていくにはまだまだ実力とか知識が足りなさすぎるというのも、痛いほど痛感しました。貴重な経験を得られて、自分の不甲斐なさや足りないモノを突きつけてくれた、いい2年間でしたね。



大統領選挙で国の治安が悪化して自宅待機や避難生活をしたり、コロナの影響で早めに日本に帰ってきてしまったりと、イレギュラーなことも割とありました。

でもそういったことも含めて、なかなか体験できないことだし海外ならではなのかなとも思うので、貴重な経験だったと思うことにします。


✔️国際協力に対する強い思いを再確認できた


2年間ボランティアとして活動しているなかで、結構自分と向き合ったり将来について考える時間があるんですよ。自分が海外での生活に向いているのかとかうまく適応できるのかとか、そもそも今後本気で国際協力に関わっていきたいのかとか。

ぼくもかなりいろんなことを考えましたね。


でもこの2年間の活動の中で、国際協力に関わるのをやめようとか自分には向いていないなと思ったことはありません。むしろ、これからもずっと国際協力に関わっていきたいという自分の意思を再確認することができました。


自分にできることは限られてるしまだまだ微力でしかないけど、今後もずっと続けていけば「いつか世界を変える力になれる」んじゃないかなと思ったりもします。

とにかく、2年間の協力隊生活を通して「これからも国際協力に関わっていく」という自分の意思をしっかり再確認できたのはよかったです。


毎日サッカーを通してボリビアの子供たちやコーチとコミュニケーションをとっている中で、スポーツが持つ力とか可能性も改めて感じることもできました。言葉が通じなくても打ち解けられるとか、スポーツに打ち込んでいる時間は辛いことも忘れられるとか、そこにいる人みんな笑顔になるとか。

スポーツの素晴らしさを痛感する毎日でした。


「国際協力」という大きな枠組みの中でスポーツが担っていける役割とか重要性も少しは見えた気がするので、そこら辺の経験や知識もこれからもっと身につけていきたいですね。


✔️今後に向けて


このnote執筆時点では、今後の進路は決まっていません。いくつか選択肢は自分の中であるんですが、まだ決まってはいないので伝えないでおきます。

ちゃんと進路が決まったら、あらためてお伝えしますね。


たくさんの貴重な経験をさせてもらって、訓練所から現地まで本当にいろんな人との出会いがあって、自分としっかり向き合って今後についてもたくさん考えられて。今思い返しても、充実した2年間だったなと思います。

JICAやこの2年間で関わってきた人たちにはたくさんの恩をいただいたので、これから少しずつその恩を返していきます。時間はかかるかもしれませんが、必ず受け取った恩は返しますのでちょっと待っててください。

3倍くらいにして返します。



ということで。

これまで「青年海外協力隊」という肩書がありましたが、これからはその肩書もなくなります。


協力隊についていろんな情報が欲しいから」という理由でぼくのnoteを読んでくれたりSNSをみていてくれた人も少なからずいると思いますが、今後はぼくから協力隊についての情報が発信されることは減ることが予想されます。

協力隊自体の情報は減るとしても、元隊員がどんな進路でなにをやっていくかを引き続き見てて欲しいなと思います。


noteでの発信もやめるつもりはありませんし、TwitterやInstagramも使っているのでそっちもぜひ覗いてみてください。



というわけで、青年海外協力隊の任期を無事に終え、次のステージに進んでいきます。

これからもよろしくお願いします!


それでは今回はこの辺で!

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