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シン・ゴジラに見る組織力【勝手に映画感想】

こんばんは、"もっちゃん”です。
記事に興味を持ってくださり、ありがとうございます。

これまで、数々のゴジラ作品について記事を投稿してきました。

私は『ゴジラ-1.0』が観たくてたまらないのですが、
毎週のゴジラタイムは息子に主導権があり、息子が観る映画を決めます。

息子が思った以上にゴジラにハマってしまい、
平成ゴジラシリーズを制覇したのち、
『ゴジラvsガイガン』『ゴジラvsエビラ』まで遡ることとなり、
なかなか『ゴジラ-1.0』までたどりつきませんでした。

しかし、今週ついに変化が訪れました!

息子が
「『シン・ゴジラ』を観たい!」
と言ったのです!!!

「シン」「新」と思ったらしく、それまでの昔のゴジラから、新しいゴジラを見てみたくなったようです。

近づきました、『ゴジラ-1.0』に。
『ゴジラ-1.0』を観る前に『シン・ゴジラ』を観た方が良いかとも考えていた私にとっては朗報でしかありませんでした。

今回の【勝手に映画感想】『シン・ゴジラ』です。

◯今回観た映画:『シン・ゴジラ』 2016年 東宝

言わずと知れた『シン・ゴジラ』です。
もはや8年前というのが、私にとっては衝撃的です。

◯概要

東京湾・羽田沖。突如、東京湾アクアトンネルが巨大な轟音とともに大量の浸水に巻き込まれ、崩落する原因不明の事故が発生した。首相官邸では総理大臣以下、閣僚が参集されて緊急会議が開かれ、内閣官房副長官・矢口蘭堂は、海中に棲む巨大生物による可能性を指摘。周囲は矢口の意見を一笑に付すものの、直後、海上に巨大不明生物の姿が露わになった。慌てふためく政府関係者が情報収集に追われる中、謎の巨大不明生物は上陸。普段と何も変わらない生活を送っていた人々の前に突然現れ、次々と街を破壊し、止まること無く進んでいく。政府は緊急対策本部を設置し、自衛隊に防衛出動命令を発動。そして、川崎市街にて、“ゴジラ”と名付けられたその巨大不明生物と、自衛隊との一大決戦の火蓋がついに切られた。果たして、人智を遥かに凌駕する完全生物・ゴジラに対し、人間に為す術はあるのか?

Amazon Prime『シン・ゴジラ』あらすじより引用

◯全体的な感想

すばらしい

の一言に尽きます。個人的にはこれまで観たゴジラ作品の中で一番おもしろいと思っています。

幼少の頃からエヴァンゲリオンにハマった私です。
庵野秀明氏の作品であるということも含め、自分のツボにハマるところがたくさんありました。

終始ワクワクする流れであり、自分自身観たのは3回目ではありますが、変わらず楽しめるものでした。

以下、少し内容についても触れていきます。ネタバレを含む可能性が多分にありますので、自分でご覧になりたい方はお控えください。

◯キャストの充実具合が半端ない

本作品はキャストが豪華すぎる、というよりも、みなさんがピッタリ役にハマっていると思います。

個人的には矢口プランヤシオリ作戦に向かう巨大不明生物特設災害対策本部が大好きです。

豪華キャストの方々が、あれだけ個性あふれるメンバーを演じている。
俳優の方々ってスゴイなぁと思います。

作中のキャラクター自体が好きなのもあるかと思いますが、この作品を通して好きになった俳優さんも多いです。

高橋一生さんなんかは、私がハマったのはこの映画がきっかけですね。
あとは市川実日子さんとか。

もちろん我らが石原さとみさんも良いですよね!放映当時は夢中になっていました。

◯『シン・ゴジラ』に見るチームのあり方

先ほども書きましたが、
個人的には矢口プランヤシオリ作戦に向かう巨大不明生物特設災害対策本部が大好きです。

個性あふれるメンバーが一丸となってゴジラ凍結に向けて全力を注いでいく、全てがコラボレーションして作戦を実行していく。

魅力的な要素が全て詰まっているように思います。
メンバーそれぞれのキャラクター的な魅力に加えて、それを統括するリーダーシップも。

全ての人員が活き活きと、かつ能力を最大限に発揮できているのって、最高ではないでしょうか。

その構成員が、一般的な組織のはずれ者ばかりであるというのも、個人的にはたいへん好きなところです。

このチームの活躍により、逆に内閣周辺のチームが皮肉的に描かれてもいます。

やはり、チームのあるべき姿とはこういうものかなぁと思います。

細かいことを語り出すと記事が終わらなくなってしまいますのでこの程度にします。

とにかく、組織づくり、チームづくりにおいて大切な視点がここにはあると思います。

◯ゴジラの姿について〜第1形態〜

今作のゴジラの第1形態は秀逸だと思います。
最初に見たときは、確実にゴジラの戦う相手だと思っていました。

それがまさかのゴジラに進化!
それだけで感動していたことを思い出します。

うちの息子だけは、なぜか第1形態のうちから、
「あれはゴジラだ!」
と確信していました。

もはや大きくて街を破壊していくものをすべてゴジラと捉えているのだろうと思っていたのですが、そうでもありませんでした。

息子に聞いてみると、
「背中のトゲトゲがゴジラだよ!」
と言っていました。よく見ていてビックリです。
伊達にゴジラシリーズ見まくっているわけでもないなぁと思いました。

◯ゴジラの姿について〜最終形態〜

ゴジラの最終形態は、思っていたよりも凶悪な見た目をしていました。

前回60年前のゴジラを見た直後だったので、その凶悪さがより一層感じられました。

可愛さはほとんど感じない。
恐怖しか感じないフォルムだと思います。

しかも、今作ではその動きまで洗練されています。
恐ろしさと理不尽さをすべて兼ね備えたゴジラ。最高です。

作中でも“神の化身”という表現もありましたが、まさにその通りだと思います。

最近では自分の中にゴジラ像が出来上がってきていますが、今作のゴジラが一番近しいものと思いました。

◯ゴジラの戦い方

今作では、ゴジラは戦いません。
強いて言えば、攻撃してくる人類を跳ね除けているだけです。

それゆえに逆に恐怖を感じるものですね。

今回のゴジラの攻撃パターン(ダメージの与え方)は

「巨体による侵攻」「放射熱線」

になります。

放射熱線のパワーは作中1番ではないでしょうか。
自衛隊のミサイルや米軍の爆撃などがかわいいレベルです。

しかも今作では背中のとげとげからも熱線がでます。

原発の事故を経て、核分裂や放射線の恐ろしさが世に広まった後での作品になります。人々のそれぞれの受け止め方も、平成ゴジラと比べて大きく異なってきたのではないでしょうか。

恐ろしさを追求していくことも含めて、
ゴジラはだんだんとプロレススタイルの戦い方から離れていったのかもしれません。

◯『ゴジラ-1.0』に向けて

やはり、『ゴジラ-1.0』を観る前に、『シン・ゴジラ』を観てよかったと思いました。

昭和のゴジラの感覚で見てはいけないもののように思います。

なんとなく令和のゴジラにチューニングを合わせることができたように思います。

いっそう『ゴジラ-1.0』が楽しみになりました。

今回は『シン・ゴジラ』を見終えた後に、息子に対して、次回は『ゴジラ-1.0』を観るよう刷り込んであります。

数ヶ月待つことにはなってしまいましたが、その分楽しみの度合いが高まってきています。

いよいよ次回は『ゴジラ-1.0』です。


そんなことを考えた作品でした!

思うところも多く、長く書いてしまって申し訳ありません。
みなさんの感想もお聞きしたいところです。

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