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バルセロナの未来

こんにちは。

雨が上がり、曇りのに。もう少し暖かいといいのですが。


昨日は、バルセロナの現状、特にシャビバルサについて書きました。

もっと書きたいことがありましたが、3000字超えたので、割愛。

今日は、その続き、バルセロナの未来についての考察をしていこうと思います。

①財政管理

前会長の異常な給与体制の構築により、バルセロナは破綻寸前まで追い込まれました。

そして、会長が逮捕され、ラポルタ会長大勢に移行し、

SDにはアレマニーという優秀な方がつき、ここから財政構築をしていきました。

まずは、給与が高いベテランの放出、契約更改を徹底的に。

その1番の犠牲者が、メッシでしょう。これは前政権のせいであるのは間違いないですが、あまりにメッシの給与は高すぎました。

スアレス、ラキティッチ、コウチーニョ、グリーズマン、、、、

ウムティティ、ラングレはレンタルで、

ブスケツ、ピケ、アルバ、セルジロベルトなどベテランカンテラにも給与を下げてもらい、

デンベレも報道によると、40%近く下がったと聞きます。

今年、大量に補強はしましたが、前回の反省を活かし、給与は、高く設定しすぎず、

バルサブランドと、シャビのビジョンに賛同し、給与は他より低くても来てくれる人が、来てくれました。

目線を来期に戻すと、

給与がまだ高いメンバーである、ブスケツ、アルバ、ピケらへんは、放出、もしくは大幅な給与削減のみ残留になるかもしれません。
ブスケツは元々、今季で契約が切れるため、来期は以前から言っていたアメリカのメジャーリーグサッカーに行くかと思われます。

アルバは今季も最後の方で、イタリアのチームへのレンタルの話が出てましたが、

バルデの台頭と、マルコスアロンソの獲得で、左SBは多いので、来季はいなくなる可能性は高いでしょう。

ピケは、先日の試合でもそうですが、もう第一戦では難しいため、来季で引退の可能性も大きくあるでしょう。

そして、一番は、デヨングの給与を変えたい、というとこでしょう。

本来、今季、マンUの熱烈オファーで、バルサとしても放出やむなしでしたが、デヨングの拒否で、それもなくなり、

給与は依然と高いままで、残ることになりました。

おそらく、来季も移籍の話題は相当出ていくと思います。

絶対的なレギュラーでないというところが移籍や給与の問題の根源なので、デヨングはもっとパフォーマンスを上げてほしいです。

まとめると、アレマニーSDのおかげで、給与管理は相当スリムになり、来季はもっと整っていくと思います。

②チームの核はどうなるか

約15年、世界一の選手として、バルセロナの下部組織出身で、

得点、チャンスメイク、ゲームメイク、アシスト、なんでもやっていた、メッシ。

彼が抜けたのが、昨季で、本当に混乱でした。

メッシが凄すぎるので、メッシ仕様のチームとなっていたため、

彼との相性が、メンバー入りで必須でした。

シャビが監督になり、戦術は昨日の記事に書いた通り。

これから、誰が中心となっていくのか。

筆頭は、「ペドリ」でしょう。

19歳ながら、別格のプレーを見せ続け、ゲームをコントロールできる。

ドリブル、パス、運動量、守備、チャンスメイク、どれも一級品です。

彼が、なぜカンテラ、下部組織出身でないのかが疑問符ですが、まずは彼が今後の5年、10年のバルサを引っ張ってくれるでしょう。

GKは、しばらくは今季絶好調のテアがあと数年は引っ張り、カンテラ上がりのイニャキペーニャが引き継げると、最高の流れです。

DFは、カンテラ上がりのアラウホが、世界最高のDFとして君臨してほしいなと思います。

スピード、パワー、高さ、全てが超一流です。足元が苦手なのが弱点ですが、それを余り合う、フィジカルでしょう。

それに合わせて、フランス代表クンデもまだ23歳くらいなので、今後5年とアラウホと最高のCBを作り上げてほしいなと思います。

左SBは、今季ブレイク中のバルデ。元々攻撃的な選手なので、守備にはまだ軽さがありますが、スピード、持ち運びは、相当な魅力で、バルサの新たな武器となるでしょう。カンテラ出身の19歳、伸び代は大きくあります。

右SBは、ここは1番の補強ポイントで、ダニアウベス以来見つかりません。

セルジロベルト、セメド、デストと、補強とトライを繰り返しましたが、全てうまくいかず。

来季の1番の優先順位にしてほしいです。

中盤は、インテリオールは、ペドリとガビ。

カンテラ出身のガビはまだ18歳になったばかりで、宝です。

17歳でスペインA代表デビューは恐ろしい才能です。

彼とペドリで、コンビネーションを磨き、10年以上、バルサの中盤に君臨してほしいです。

ピポーテは、ニコに大きな期待です。ブスケツの後継としては、体格やカンテラ出身で、パスセンスも含めて、私は申し分ないと思います。

実際、今季のプレシーズンでもニコはピポーテで数試合出てましたが、違和感なくこなせていました。

年齢もまだ20歳くらいなので、バレンシアのローンで成長し帰ってきてほしいです。

デヨングはピポーテとしては、バルサに合わない感じがします。サブとしてはいてほしいですが、ブスケツの後継者ではないでしょう。

中盤は、補強ではなく、カンテラで統一してほしいなと思うファン心理です。

前線は、あと数年は、レバンドフスキが頑張ってくれると思いますが、

一番期待したいのは、やはり10番、カンテラ出身のアンスファティでしょう。

天性のシュートセンスは、メッシを彷彿させ、怪我前までは、本当にスーパーでした。

怪我後のパフォーマンスは心配ではありますが、今後5年、10年とバルサを前線で引っ張ってほしいなと思います。

デンベレはよくわからず、ハフィーニャは頑張ってくれてますが、スーパーではなく、フェラントーレスも低迷気味。

そうなると、やはりカンテラに目が行きます。

「ヤマル」という名をクレの間ではよく聞きますが、左利きの右WGで、広いスライドとドリブルが魅力で、この前はトップチームの練習にも合流したそうです。

まだ10代ですが、相当な才能を持っており、トップデビューが楽しみな超逸材です。

右ヤマルに、左アンス、真ん中レヴィをいつか見てみたいなと思います。

まとめると、

ベースをカンテラで構成し、所々スーパーな選手を補強、

そうすれば、今は若くて才能溢れる選手が集まっているので、それだけでも十分、世界で戦えるはずです。


③プレービジョン

「美しく、勝つサッカー」

バルセロナというチームに魅力を感じるのは、この点です。

プレミアなどを中心に、カウンターのフィジカルサッカー、

レアルなどのスター選手の買いまくり多国籍軍団、

みたいな、潮流から外れ、

スペインのリーグで、スペインの選手、しかも下部組織のメンバーを中心に構成し、

身体能力ではなく、技術とアイデアで、相手をいなし、ゲームを支配し、

美しく、勝つ。

現代サッカーに反するようなビジョンとプレーをやはり期待してしまいます。

ベップバルサは、まさにその極みで、素晴らしすぎました。

ルイスエンリケから、カウンターサッカーになり、流れが変わってしまい残念で、

バルベルデは強かったですが、サッカーには面白みがなかった。

その後の二人は書くまでもないので割愛で、シャビバルサは、ベップバルサを彷彿とさせてほしいなと願ってます。

今は、混乱からの回復時期なので、サッカーとしてまだまだ未完成なのはしょうがないです。

理想とは遠いサッカーになってもいいです。

しかし、ここから少しづつでも、理想に近づけるようなメンバーを選び、カンテラを発掘し、ゲームを作ってほしいなと思います。

バルサの最盛期を更新してもらい、ヨーロッパ、世界の頂点に再び帰り着くまで、

応援し続けます。


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