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世界的なATM台数の減少

■記事内ハイライト

英調査会社のリテール・バンキング・リサーチ(RBR)によると、世界のATMは18年末に前年比1%減の324万台と初めて減少に転じた。先進国は総じて頭打ち。キャッシュレス化の進む中国は消失が速く、7%減の69万台となった。

端的に言うと記事タイトルの通り、セブン銀行ATMの数が大手銀行のATMより数が多くなったというニュースです。

■セブン銀行ATMの台数が”増える”理由

なぜ、セブン銀行ATMの台数が増えているのか?それは電子マネーへの入金やスマホ決済サービスへの入金が可能な点が挙げられています。既存の大手銀行のATMには搭載していない機能でニーズが高く、時代の変化に対応していることが分かります。

■大手銀行ATMの台数が”減少する”理由

雑学的な話にはなりますが、そもそもATMの本体1台いくらかご存知でしょうか?搭載機能にもよりますが一般的に1台だけで少なくとも100万円を超えるのがスタンダード。さらにATMは設置して終わりではなく、毎月の維持費がかかります。これが非常にネックとなります。1台あたり毎月30万円以上が維持費としてかかります。設置場所によっては、金額はもっと上がります。駅ナカ、人が多く集まる場所などに設置するとそれだけで高額になります。(土地・不動産と同じ考えでイメージしてもらうと分かりやすいかと思います)低金利のこの時代、従来の銀行の収益モデルでは利鞘(利益)が小さくなります。そんな中、全国にあるATMを維持し続けるのは非常に難しくなっているのです。経費削減を検討する際には、まずATMの台数を減らすことが削減項目にあがるのは自然なこととも言えます。

■これからのATM(その存在と立ち位置)

鋭い方、キャッシュレス決済を日常から使用している方はお気付きだと思います。そもそもキャッシュレス決済ならスマホから自分で事前チャージをする、もしくはオートチャージ、口座紐付けを利用するため、ATMを使う必要がないと感じているでしょう。(QUICPay、iD等ではチャージも必要ない機能もあります)

恐らく、日本も現在の中国と同様にATMの台数は減少傾向が続くでしょう。そのペースは加速し、いずれはATMは公衆電話のような存在(立ち位置)になると思います。緊急時では使用するかもしれないが、日常では使用しないものへと認識されていくことになると考えます。


みなさんはどのように考えますでしょうか?


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