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ときめきの鼓動、拡張する4年間

ふと、ある人を思い出した。

その方は、常に熱く、輝いていた
ずっと、ワクワクしていた
話を聞くだけで、好奇心のツボを擽る
否定ではなく、すべて「いいねぇ」で返してくれる

知的好奇心、自己肯定感
全てが満たされる。

会いに行く、パワースポット。
生きる、パワースポット。

先生に、ふと、会いたくなった。
でも、時は夜。明日も早い。さらに、ご時世はコロナ。
出向くのは、無理だ。
ならば、動画を探そう。
きっと、どっかに動画が転がっているだろうと思った私。

「OK!Google! ○○○ 講義 動画」

ネットに転がっている動画で、勝手に”会った気”を味わうという変態行為を開始した。

アイドルヲタクが、コンサートに行きたすぎてしょうがないけど、行けないから円盤を観る

きっと、同じ衝動
変態行為ではない。いい変態。うん、やっぱり変態。


さすが、人類の大発明インターネット。
案の定、すぐに、動画は見つかった。

動画に映る、あの方は、相変わらず、
熱く輝いていた。

また、あの場所で生きたい。
時よ、3年前へタイムスリップ!!!

変態さとうは、心から叫んだ。

このnoteは、社会に揉まれクタクタな社会人2年目が、
人生で1番ワクワクな時間を過ごした母校武蔵野大学と、そこで教鞭を摂る恩師に想いを馳せる #勝手にPR です。志望校選びに悩む高校生に届きますように。

戻りたくなる古巣

卒業から2年。まもなく、3年が経とうとしている。

急に恋しくなる大学時代。友達も先輩も後輩も先生達も、職員の方々も。
ひっじょうに、たいっっっへん、
仲良くしていただいていた。

私が、職員の方と仲良くしていたのは、一緒に山奥に1週間籠ったり(実習)、学友会執行部にいたからという側面もある。
流石に、ここまで交流を広げている人は少数派。
1人で学校に来ても、誰かしら話し相手がいる。
非常に贅沢な毎日。

しかし、卒業以来、ほぼ交流はない。
先輩や友達は、ちょくちょく会っているけども。

でも、今でも愛おしい。

またあの時に戻りたい。
でも、あの時があるから、今生きるのが楽しい。

大体、なんでも出来ます。マジで。

私の出身学科、環境システム学科は、地球と社会の循環を学ぶ環境システム学を専攻とする学科

としているが、環境学関係なしに、実際なんでも出来る。

経済、教育、建築、生物、化学、数学、自然科学、農などなどなどなど…

ゴリゴリの有機化学から人類の歴史まで。なんでもやります。
超文理融合です。

※なんでもやりますが、工学部なので基本は理系ジャンルベースで物事は動きます

武蔵野大学HPより
先生の集合写真。
びっくりするぐらいバラバラ!個性!
先生の専門が、いい感じに表現されている……


ここは、やりたい、好き、生きたいと思う気持ちさえがあれば、何にでも展開できる不思議な場所。

実際に、卒業してから編入で薬学部入った先輩や、動画クリエイターになった人、エンジニア、バンドマンなどなど

就職したと見せかけて、個々の活動は、バラエティーが豊か。
外部の大学院に進学する人たちも、そこそこいるよ。

でも、なぜ、”なんでも”が学生として許されるのか。

生きるために、社会を回すために必要な本質を専攻としている
個人の"好き""やりたい"と掛け合わせること自体が、研究であり、学問となる。

と、勝手に解釈している。
だからこそ、環境心理学、環境経済学、環境教育学などなど、環境学から派生した学問が出来るのだと思う。

アドミッションポリシー志向性:将来の進路(武蔵野大学HPより)には、このように記されている。

持続可能な社会構築に向けて、環境科学の専門能力、幅広い環境関連分野の知識を身につけ、システム的思考を持って主体的に社会参画し、一般社会を啓発する意欲を持っている者

え、環境科学言ってるやん。って思ったあなた、

”環境”とは、自然や生物だけでなく、都市や社会、生活全てをまとめている総称のこと。

やっぱり、なんでもありってこと

大学受験全滅で、泣く泣く内部進学をした私は、この”なんでもあり”に救われた。

➢やりたいことがわからない。
➢志望校選びに困っている。
➢とりあえず東京いきたい。


そんなお悩みがある人に、ぴったり。

この、”なんでもあり”がわかりやすいのが、

環境プロジェクト。略して環プロ。
自ら見つけた課題に対して、計画、行動し、実現する。学内に止まらず、企業や行政、地域を巻き込んだり。企画、運営を学生主体で行う授業です。

環境プロジェクトHPより


学生団体など、学外で行ってもおかしくない活動が単位認定される。
すごい。

私たちの時は、履修をし、PJ立ち上げもしくは参加をし、活動実績を報告したから単位が4単位もらえるかなり大きい授業だった。
(現在の組織体制とは異なります。詳しくは学科公式HPまで)

食品廃棄PJを立ち上げ、とある企業のCSRレポート編集に携わったり。
貴重な経験ばかりだった。
また、リーダー的な役割をしたのも、環プロがはじめてだったり。
チームマネジメントの壁に何度も打ち当たったいい思い出…
(過去のPJを漁ると、わっしの名前が出てくるとおもうよ)

小規模、少人数

楽しそうなこの学科。
定員70名なんです。大学にしては少ない。

全員の顔と名前が一致し、誰がどこのゼミかも完璧に把握。
中規模教室がちょうどいい。
大教室は3密対策にちょうどいい。

そのぐらいの規模感。アットホーム。
先生方も、学生全員の顔と名前を認知してくださる。
他の学科、大学と比べたら、かなり希少なことかも。

講義はもちろん、お悩み、恋バナから卒論まで。
絶対に味方でいてくれる。あたたかい存在。感謝しかない。

学生時代、先生の部屋に居座るのが趣味だった。
何を話していたか、いまいち覚えてないけど、そこそこくだらない世間話を日が暮れるまでしたり。
外国の変なお菓子を食べたり。
環プロや執行部の仕事場としても使っていた。

先輩は、寝袋を持ち込んで、就活スーツのまま寝てた。
その部屋は、先生が用意したガスコンロと冷蔵庫、電子レンジ、折り畳みベット、化学実験室にはシャワーもあるので、居住環境はバッチリだった。

住みたくなるぐらいの居心地のよさ。
上京してきても寂しくならないよ。

そこそこくだらない時間の積み重ねが、かけがえのない時間になる。

魅力的な先生たち

冒頭お話した、先生の話に触れたいと思う。

この学科は、先生の個性がすごい。
どの先生も魅力的。
ゼミ選びが楽しい。

その中で、私が過去に所属したゼミから2人紹介したい。

●生きるパワースポットのような先生

この先生は、私が最初に入ったゼミの先生であり、環プロ、就活などなどなどなど、さとうの様々なお悩み相談に乗ってくださった偉大な方だ。

専門は、環境システム学、エネルギー、
最近はアーバンパーマカルチャーにも力を入れている。

目の輝きが眩い。

先生の輝き、喉から手が出るほど欲しい。
先生、それ、どこで売ってるの

授業は、どれも刺激的だった。
今となっては、SDGsという言葉が流行のようになって来ているが、先生は、2015年の採択以前から、話されている。

➢「買い物は応援」
➢環境破壊は文明崩壊
➢「種を守ることの大切さ

大切なことは、先生が教えてくれた。

刺激的なゼミだったが、プレゼミが終わるタイミングでゼミ異動をした。
食糧分野の専門を深めたかったためであった。

●環シスの母

そこで受け入れていただいたのが、冷静、現実主義の母。
乳酸菌、微生物分解研究がご本業の元祖リケジョの先生。
農学出身者ということで、食糧問題、農業、バイオマスエネルギーをメインにゼミを展開していた。

巷では、学科イチ、ハードなゼミとして名を轟かせていた。

本当にハードでした。毎週の課題提出に評価…
しかし、環境学をやると理想だけが大きくなっていきがちなところに、
冷静に現状と現実を伝え、課題を通じ、考える。
そこには、より実践的な学びがあった。

このゼミに入っていなければ、夢ばかりみる痛いヤツになっていたはず。

就活の際、大してインターンにも行かず、調べもしないで、「広報」になりたいという話をしていたあの頃、「ちゃんと調べて、考えなさい!!」と本気で叱ってくださった。学科で一番最初に内定を勝ち取った時、一番喜んでくださった。

余談ですが、先生は、亡くなった祖母に、顔も身長も、そっくりだった。
先生といると、謎の温もりに包まれた。いつしか、ゼミ飲みでは先生の隣が私の固定席になっていた。

先生のゼミに入れて、本当によかった。

また、会いたい。
先生が好き。

今回は、お二人しか紹介出来ていないけども、
環シスにいる先生たちは、愛に溢れている。

重すぎず、軽やかにゆるく。愛は大きく。
そして、熱く。

私は、この、あり方が大好きだ。

時を超え

自分の今を作った原点。
武蔵野大学工学部環境システム学科。

入学して、在籍して、卒業して
よかったな。

私にとって、大学は、好奇心の居場所。
やりたい、好き、生きたいと思う気持ちを拡張する4年間。

また会いたい。
大好きな場所で、また学生になりたい。

卒業しても思う場所。
明日も、ゆるく熱く燃えていきたい。

ね?いいところでしょ?

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