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精神科でのインスタント診療

■親しい医師との別れ

大学3年の秋頃だった。

懇意に相談に乗ってもらっていた医学博士の先生が体調を崩して学生相談、また診察が出来なくなったとの悲報を受け取った。

その後通っていた診療所の院長が診察を担当するのだが…

この院長なる方がいわゆるインスタント診療で

「薬聞いてますか?」
「寝れてますか?」
「じゃあ薬だしますね」

これで終了という酷い診察だった。

カウンセラーの女性も感じが悪く、一度待ち時間にガムを噛んでいたらヒステリックに注意されてしまった。

また、処方箋は隣にある、いかにも談合よろしくみたいな汚い薬局に出してくれとしつこかった。

この汚い薬局は中は暗く、ヤモリやムカデの標本?のような漢方の材料がホコリをかぶってディスプレイされてるような陰気臭い場所だった。

もちろん、有線もなく、児童向けの本なんかもなく、精神病のための薬局だった。

私はもちろん駅前の綺麗な薬局に処方箋を出しに行っていた。

薬局の前に松屋があって夕食をそこで食べたのは懐かしい思い出だ。

■やる気のない医者とその周り

まず、この院長なる医者はやる気がない。

いつも一杯の患者、おそらく彼らがお金に見えていたのだろう。

当時はカクテル処方に対して規制もなかったし、競合クリニックも少なかったように思うし、診察すればするほどお金になったのだろう。

金の亡者だ

また、あとから知ったのだが、この病院はアルコール依存症専門の病院だったのだ。

私はおそらく診察の必要のない不眠、または適応障害といった診察が適切であった。

現在、この院長の死去と共に病院はなくなったようだが、残されたレビューを見ると最悪な病院だったとわかる。

現在、そこには建物を引き継ぎ別の医師が精神科を開業している。

その後、私はこのヤブ医者に人生をゴミにされる診断を下されてしまう。


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