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脳が冴える15の習慣 記憶・集中・思考力を高める

【今日の読書旅】Day132

脳が冴える15の習慣
記憶・集中・思考力を高める
築山 節 著 NHK出版 2006年


話を聞いても文章を読んでも内容が頭にスラスラと入ってこない。
よく知っているはずのことが思い出せない。思考がすぐに途切れてしまう。
良いアイデアが浮かばない。集中力が続かない。仕事や生活がうまくいかなくなってる…。


こんな状態を自分で改善させ、脳の使い方を改めることで、記憶力や集中力、思考力、意欲などを高める方法。


”脳にとって良い習慣を身につけることは、木を育てることに似ている”
”豊な葉を繁らせる木でも、環境と育て方が悪ければ葉が落ちる”


この際、何か特別な一時的に回復させることはできても、長続きはしない。大切なのは原因を解消すること。生活を改善することで。


❶[3セレクト]

①あなたの脳の機能を低下させる「原因」


毎日同じ部屋にいて、同じような生活をし、会う人も限られていると言う変化に乏しい生活を続けていては、脳を若々しい状態に保つことはできない。一方で、変化させない方がいい要素もある。それは”生活のリズム”

ある程度、一定の時間に起き、太陽の光を浴びる。夜はできるだけ早く寝る。こうして生活のリズムを安定させると、脳の活動も安定する


②脳は「思考系」だけではない


足・手・口を動かす。脳の運動系と呼ばれる機能を使うこと。活性化させたいのは思考系なのに、運動する理由は、赤ちゃんが人間らしい高度な思考力を獲得していく過程を考えるとわかるように、運動系以前に環境系や運動系などの機能がある。つまり、運動系の機能を使うのが思考系の活性化のために有効。

酸素など軽い運動、料理、ガーデニング、挨拶と一言、音読(10分以上)を午前中に行うと、脳の働きやすさが変わる。


③脳の基本回転数をあげるには


脳の力には「基本回転数」と言う要素がある。何か問題解決しなければならない時に、集中力を高めて、速く的確な判断ができる。

脳に蓄えされている記憶をぱっと思考に結びつけ、臨機応変な対応ができる。これを「脳の基本回転数」という。

脳の基本回転数をあげるには、時間の制約が必要。何時までに。何個の問題を解かなければならないなどの状況が与えられないと、速さである脳の基本回転数は上がらない。

一方で、時間の制約がない中で仕事をしていると、だんだん回転数がおち、脳が疲れる。

「試験を受けている状態」を1日に何回作ることができるかが「鍵」で、真面目で完璧主義の人ほどこの習慣を持つことが大事。


ー基本回転数が落ちているとー
・注意力が散漫になる
・余計なことを考えがちになる
・時間をかけている割に仕事が捗らない
・休憩や気分転換の時間が長くなる
・いつの間にか何時間も過ぎている
・ダラダラと仕事するのがやめられない
・就寝時間が遅くなる→生活のリズムが崩れる→脳が働かなくなる


+1:問題解決能力を高める


脳の力を最大限に発揮させるには、取り組む問題をできるだけ限定する。それに集中できる環境を作ることも大切。


忙しい人たちの場合、雑用に時間を取られ過ぎ、メインの仕事に集中できなかった理、枝葉末節を全て放置せざるを得なくなったりしている場合も多い。

必要なのは、選択・判断を効率化させるルールを持つこと(机や本棚の整理、名刺の管理、衣類の処分、大所の整理、初対面の人との応対、一日の行動予定表をかく、問題解決に至るプロセスをかく)


※思考の整理は、物の整理に現れる。身の回りの物の整理ができない人は、前頭葉の選択・判断・系列化する力が衰えている場合がある。整理しないことが悪習慣として身についている。


【警告】1日中椅子に座り続けて、壁だけを見させていたら、その人はどうなる?1週間も経たないうちに、まともな思考力を失う。


❷[マイエピソードとアクション]

 
身体の動きや目の動きと脳のパフォーマンスは連動しているので、動かさずにいると、思考力や集中力や読解力が落ちるのを感じていました。毎日欠かさずやっていることがあると、脳の変化に気付きやすい(私の場合は読書とアウトプット)ので、これからも脳の健康管理のために続けていこうと思う。

ブログ記事執筆者について

個人がハイパフォーマンスを発揮できる「心と身体の造り方」や「学びの効率化」「読書コーチング」など、個人の生活やビジネスの生産性を上げるサポートや講座を開催しています。


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