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24節氣を感じるくらし

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自然と寄り添うと、先人の知恵にハッとする。そんな瞬間の今をいきています
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2021年1月の記事一覧

[大寒]鷄始乳

[大寒]鷄始乳

春の気配を感じた鶏が
卵を生み始める頃

急な寒波で、今年はまだまだ寒い日が続きます

それでも夕方5時ごろは
明るさを感じる。
少しづつ日が長くなるのを感じながら
春を待ちます。

今年の節分は2月3日だそう。
季節の変わり目の一日前がすべて節分で
1年に4回あって
春の節目が1年の節分に重きをおかれたのが
室町時代からだそうです

鬼は外
福は内

季節の変わり目に出ると言われる
悪鬼を退治す

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[大寒]水沢腹く堅し

[大寒]水沢腹く堅し

川の水すら凍ってしまうくらい
寒い時期

幸い金沢は昼間10度近く
まとまった雪も溶けそうな勢い

この集落には
とんがり山という山があって
西日があまり当たらない
作物にはいいのだけれど
雪はなかなか溶けないという

そんなお隣さんとのはなしも
面白いなとおもう

冬のイノシシ
大根のはりはり漬け

美味しいものばかりにであう
冬の里山

[大寒]款冬華さく(ふきのとうはなさく)

[大寒]款冬華さく(ふきのとうはなさく)

一年で最も寒さが厳しいころになりました

同時に、日が次第に長くなって
春へ向かう節目でもある

寒極まりて陽となる
三寒四温

季節を眺める優しいまなざしを感じる
好きな言葉です

鳥たちも食べるものが少なくなったようで
テラスにまいたくず米を
食べに来てくれるようになりました
なんともかわいい
スズメに似てるけどちょっと大きい
「あおじ」かな

猫たちも興味津々

[小寒]雉はじめて雊く

[小寒]雉はじめて雊く

雄が雌を求めて高鳴きをはじめるころ
昔の日本の風景には雉がよくでてきたようです

写真は1ヶ月前のもの
なんとなく懐かしくて取り出してみました

今年のお正月は例年に無く静かなものでしたが
それでも、節目を感じ取れるお正月はよいものです

1月1日を「大正月」
1月15日を「小正月」
昔の暮らしを営む女性にとっては
お正月もせわしなく働いていたのでしょう
やっと一息つける頃で
小豆粥などを食べる習

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[小寒]水泉動

[小寒]水泉動

極寒、大雪
農村では1日一度来る除雪車が
ヒーローに思えるくらい頼もしい

暖冬の昨今
今年は異例かと思いきや
2.3年おきには起こるらしい
中山間地域のどか雪

それでも暦は
地中の凍った水が
春に向かった動き出す時期だという
見えないところの景色を創造すると
今見える景色さえ違って見える

ここで暮らすには
万が一、ライフライン(電気、水道)が止まる
ときの場合を想定しての
設備、配置、設定が

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