見出し画像

言霊の力

言霊を信じますか?

日本では古来からすべてのものに
霊魂が宿るという考え方があります。

自然、山、川、海、木々や森、生き物などの
有機的なものはもちろんのこと、
一見無機質な
岩、石ですら魂が宿ると考え、
同じように数や形にも魂が宿ると考えています。

それはもちろん言葉も同じです。

一音一音、あるいは1つ1つの言葉の形
単語の音の響き
すべてに魂が宿ると考え
私たちはその不思議な感覚を
当たり前のように使っています。


私が好きな響きの1つに
「わ」があります。
この「わ」は漢字にすると
環・輪・和・羽・倭・話・・・
などいろいろありますが
どれも指すものは微妙に違いますよね。

だけど、この言葉全てが持つ響きが
柔らかいような気がするのは気のせいでしょうか。

強いて言うなら
「倭」という漢字は
ちょっと強そうな硬そうな雰囲気を
個人的には感じるのですが
でも、これを【やまと】という意味で使うなら
なんとなく柔らかい響きのような気もします。

そしてこの柔らかい❝雰囲気❞と感じるところが
エネルギーです。
それによって自分にどんなパワーをくれるか
というか・・

そしてそれを使うことが言霊を使う、ということ。

意外と不思議でもなんでもなく
日常普通に使っていることだったりします。


海外の言霊、Magic Spell

実は海外でも言霊のようなものがあります。
日本の言霊とは少し性質が異なるように思えますが、
西洋で言うところの魔法の呪文みたいなものや、
ルーン、東洋のマントラなども
それに近いかもしれません。

これって、でも特定の言葉とか綴りとかに
パワーがあるものであって
通常の言葉にパワーがある、と捉えたものではないですよね。

日本では日常使っている音、言葉、単語
そのものにすでに魂が宿っているんですよね。

とはいえ、今アメリカにいる私としては
英語にもそういうようなパワーというか
音や言葉が持つパワーは実はあるように感じています。

もともとは、日本語が一音ずつ母音を持っている
言語だからこそそういうパワーがあるのかな?
と仮説的に思っていたんですが
実際住んでみてたどたどしいながら使ってみて
人がしゃべっているのを聞いて
きっとこの言葉そのものにエネルギーが
乗っているな~って感じています。

結局1つの単語を聞いたときに
全く意味がわからなくても
なんとなくこうかな?
こういう雰囲気ものものかな?
ポジティブな言葉かネガティブな言葉か
というのはなんとなくわかるんですよね。

それってやっぱりそれ自体が持つ
エネルギー、雰囲気なんだと思います。


双子座満月に思うこと

今日は双子座満月。
双子座は、言葉やコミュニケーション、
身近な人やマルチタスクや
フットワークの軽さを表すサインです。

地球的に言う双子座の言葉は軽やかで、
時にシニカルなものがあったりもして
人間的というか、現実的というか
とても地上的な感じがするんですよね。

なので、普通にいけば
日常的に使う言葉に意識を向けたり
身近な誰かとコミュニケーションを取ったり
この1年のSNSを振り返ったり
言葉のクセを改めたり
小旅行に行ったり
というようなことがテーマになります。


▼双子座満月の記事についてはコチラ
https://lechainon2104.wixsite.com/hoshinote/post/%E5%8F%8C%E5%AD%90%E5%BA%A7%E6%BA%80%E6%9C%88?referral=business-feed


なのですが
最近いつも思っていることの1つとして
これからの時代は月に捉われず
地球の重力に捉われず
より宇宙的に生きていくような
タイミングに切り替わっているんです。
(と、私は感じています)

なので、地上的な言葉で
なにかを表現したり
言葉のクセを変えたり
というよりは
自分の内にある宇宙から言葉を引っ張り出してくる
ようなイメージなんですね。


自分の内にある宇宙を、
魂とかハイヤーセルフとか内なる自分とか・・
いろんな呼び方はできると思うのですが、
いずれにしても現実的な思考やしがらみを
持った自分を超えた自分・・
みたいなものと一致していくような感じです。

そこから出てくる言葉や
インスピレーションを頼りに、
今の自分、これからの自分を創っていきます。

そういう【言霊】の使い方をしていくんですね。

それって単純に
「ありがとう」を1万回言ったら
いいことが起きる
みたいな話とはちがうんです。

っていうとこの方法を否定しているように
感じるかもしれませんが
そうではなくて。

それはそれでとてもいい方法ではあるんです。

最初に言ったように
一音一音にもエネルギーがあり
「ありがとう」という言葉にも
パワーがあるので。

もちろんどういう気持ちで言うのかは
大事だけれど
気持ちを抜きにしてこの言葉を使うことにも
ちゃんと意味があるしエネルギーがあるんです。


ただ、今日の満月のテーマ
あるいは、地球的な生き方を超えた先にある生き方を
するための【言霊】としては違っていて。


この言霊では、
自分の内から湧いてくること
自分にとってしっくりくること
がすごく大切なんです。

地球的な自分が言う言葉とは
ちょっと違うんです。

魂が言っている言葉と
今の自分の使う言葉を
一致させることで
いろいろと加速していくんじゃないかな。

言霊の力を使って目に見える現実を変えていく

使う言葉によって見ている現実が
180度変わることもよくあります。


コップに半分水が入っているのを見て

「半分しかない」と思うのか
「半分もある」と思うのか

というたとえ話がわかりやすいかもしれません。

起こっている現実
見えている現実を
どう捉えるかで
その人にとっての真実は180度変わります。

同じように今ある現実を見て
「ありがたいな」と思って
そういう言葉を使えば
ありがたい現実が次々とやってくるし

「最悪だ」と思って
そういう言葉を使えば
最悪な現実が次々と起こります。

1つの出来事や物事の
どこを切り取って見ることができるか
それだけで世界の様相は全然変わります。


量子力学の世界でも「観測」した瞬間に世界ができている

量子力学という物理学の分野があります。
とってもミクロな世界のことを研究する分野です。

現在スピリチュアルや引寄せで
言われているようなことが
実は物理世界で証明されつつあります。

私はブラックホール好きから
量子力学の世界を知り
その後にスピリチュアルな話を聞いて
同じ話を違う風に言ってるだけだ!
って気づきました。

だから本来敵対するものでも
相反するものでもないのだと思います。


さて、このミクロな世界では
私たちが「見ていない」ときには
世界は【波】の状態で存在し
「見た」瞬間に
世界が【粒子】という1点に
エネルギーが集中して物質化している
と言われています。

私たちが見ていないところでは
実は何も起こっていないんです。

自分の観念、想念をもとに
今ある現実を「観測」している。
というより
世界を自分が「創り出している」んです。

いやいや、寝ていても目をつぶっていても
世界はあるでしょ!

って常識で考えたら思いますが
その常識こそが❝まやかし❞なのかもしれません。


実際に科学的な実験でも
人間の「期待」や「想念」が
結果に影響を与える
ということも分かっているそうです。

科学的な実験結果ですら、
人間の意図が入ってくるんです。


つまり
私たちの【意図】や【観念】【想念】は
当然のように現実に反映される
んです。


そしてこの意図を顕在化するのが
【言葉】であり、【感情】です


自分が持っている「あたりまえ」が現実に反映される

結局私たちは
自分が持っている「あたりまえ」で
世界を判断します。

「世界中のみんなやさしい」
というあたりまえを持っていたら
その通りの世界に見えます。

「私のことなんて誰も愛してくれない」
というあたりまえを持っていたら
その通りの世界に見えます。

「見える」というのはそのまま
その人の真実になっていきます。

私たち1人1人の解釈で
この世界は成り立っているからです。


前者の人は
たとえ人に騙されたとしても
騙した相手の中にやさしさを見るでしょう。

だからなにか理由があったのかもなぁ
と解釈したりします。


後者の人は
たとえ人に愛をもって親切にされたとしても
「何か裏があるんじゃないか」と
勘繰って、そんな感じの言動や雰囲気を
感じ取った瞬間に
「やっぱり!」
「だから私は誰にも愛されていないんだ」
と結びつけます。


人間の脳は
私たちの「あたりまえ」の
「証拠集め」をしてくれます。

この「証拠集め」を上手に使えば
現実はおもしろいくらいに変わっていきます。

自分の中の「あたりまえ」を
ちょっとずつ変えていくんです。

「あたりまえ」を変えていく

自分にとって都合がよい「あたりまえ」は
そのまま採用して
都合の良い現実を脳に拾ってもらいましょう。


問題は都合が悪い「あたりまえ」。
生きずらくしている原因になっている「あたりまえ」。


「自分は愛されないんだ」
というのが今は「あたりまえ」なら
まずその当たり前を疑ってください。

「もしかしたら自分って
 世界に愛されているかもしれない
という疑ってみてください。

もしかしたら
「やっぱり愛されないんだ」
という現実も出てくるかもしれません。
そのときも冷静に考えてみてほしいんです。

今ある事実は
「〇〇さんに△△って言われた」
だけなら、それだけを見るんです。
そこに愛も何もないかもしれません。
もしかしたら愛ゆえに言ってるのかも。

できるのなら
もし愛を持って△△って言ったんだとしたら・・?
ということも考えてみることができると
もう世界はかなり明るいです。


これを面倒くさいけど
1つ1つのできごとで
できる限りでやってみます。

自分に都合のよい解釈を
とりあえず無理やりしてみます。
可能性を考えるって感じでいいです。

もしかしたら〇〇かもしれない。

世界は自分の捉え方でできている
ということを理性的に認識して
自分の捉え方をちょっとずつでいいから
変えていくと
気づいたら
自分にとって都合のよい
心地よい世界に変わっていきます。


言霊の力をとりあえず使ってみる

自分の「あたりまえ」を変えられずに
そこに縛られて苦しんでいるのなら
やっぱり「ありがとう」という言葉を使うことを
意識するといいと思います。

むやみやたらと
使う必要はないですが
毎日「ありがとう」と思えることを
増やす意識を持つと
「ありがたい」ことが
世界には実はたくさんあることに
気づきます。

自分がここにいることが
とっても「ありがたい」んだな
と思えるようになります。


この満月では表面上の言葉ではなく・・・
という風に書きましたが
表面上の言葉にも
意味がないわけではないんです。

それが言霊のすごいところ。


ありがとう

という言葉を使うことで
その音を一番聞くのは誰でしょうか。

実は自分なんですよね。


私たちの身体は
60~70%が水でできています。

水に音という波を浴びせると
波紋ができます。

同じように
「ありがとう」
という言葉の波を届けると
私たちの身体、精神、魂に
働きかけます。


自分自身に「ありがとう」を
言うことと変わりなくなるんですよね。


読むだけでやらなければ
特に意味がない話ですが
「ありがとう」というだけはタダなので
ぜひ思い出したときだけでもやってみて下さい。


毎日、毎瞬、どこにでも
「ありがたい」ものやことが溢れています。


こんなありがたい世界が
愛じゃないわけがないし
その世界に生きている自分が
愛されていないわけがありません。


言葉に感情や感覚、イメージを乗せていく

言葉にはそれだけでエネルギーがあります。

が、そこにどんなイメージを持っているのか
どんなエネルギーを乗せるかで
見える現実は大きく変わります。

人それぞれ
言葉にイメージを持っていますよね。

「現実」
という言葉1つをとっても
縛られているような感じを感じる人もいれば
自由に創れるものと感じる人もいるし
自分が表現できるものと感じる人もいると思います。

「仕事」
だとしても
お金を稼ぐものというイメージの人もいるし
自分が生き生きできるものというイメ―ジの人も
いるでしょう。

「お金」
も同じように
縛られるもの、ないと困るモノ
生活のためのものと思う人もいれば
自由のために存在する
感謝が数値化されたもの
ただの紙切れ
など人それぞれいろんな
感じ方をしているんじゃないでしょうか。

そのどれも正解ですよね。

大切なのは自分がどう思っているのか
感じているのか。


なので、使う言葉は当然ながら
心地よいモノ
いいイメージのもの
幸せを感じるもの
愛から出てくるもの
である方が
自分にとって良い世界を創ることができます。


たとえば「現実」に良いイメージがないのなら
別の言葉を使った方が
抵抗なく現実を変えていくことが
できると思います。
たとえば「創る」とか「地上」とか
「地に足をつける」とか「今あるもの」とか
「今できること」とか。
自分にとってしっくりくる言葉を使っていきます。

「仕事」なら
「稼ぐ」とか「使命」とか「ライフワーク」とか
どの言葉がしっくりくるのか。
そしてその良いイメージを乗せて
言葉を使う。


たとえでいくつかの言葉を出しましたが
どんな言葉を使うときも
自分の中の良いイメージやエネルギーを
乗せていくと、
より目の前の現実が変わっていきます。

これが「言霊」を本当に使う意味なんじゃないかな
と思います。

単に「いい言葉」を使うのではなく
自分で「いい言葉」にしていく。


できたら、そんなことも
意識してみられるといいんじゃないかな。


自分だけの「言霊」を持つ

私の場合は最初に言ったように
「和」「環」という言葉が好きです。

そういうふうに生きたいなと思っているし
何かを伝えたり
星読みを通して
そういう幸せの「環」ができていったら
いいなと思います。

と、同時に名前に使っている漢字「理」。
これも私の人生のテーマを象徴するような
言葉だなぁと思っていて
大切にしている文字です。

そして言わずもがなの「宇宙」。
これは「理」のなかに組み込まれている
ものでもありますが。

これらがある意味、
私だけの言霊となり
今とこれからの生き方へと
つながっています。


その年を象徴するような言葉
(単語とも限りませんが)も
ここ数年はなにかしらイメージがあって
それをやっている気がします。

初めて上の子を産んだ時は
手帳に「子育ては修行」って書いてありましたし(笑)
あ、今はそう思っていません(笑)
子供に教わることも多いし
ちゃんとした母でいようという気もなくて
互いにただの人間で、
応援しあっているような感じ・・・?
というんでしょうか。

自分の思い込みで
「修行」にも「楽しみ」にもなるので
本当におもしろいものです。


そんなふうにして
今年を言葉で表してみたり
来年も表してみると
そういう意図の通り動いていきます。

言霊を使い
自分の意図を言葉にすることは
「意」を「宣る」ことになります。

「意」を「宣る」ことは
「祈り」を届けること。

それは神様に、というよりも
自分に、です。

あるいは自分と関わるこの世界へ。


今この時期にこそ
一度自分の「祈り」を自分へ届けて
みてはいかがでしょうか。



満月期間を今しばしじっくり感じて
楽しんでください。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?