「風の時代」は学校にも来るか?
しばらく悩み事があって、ダークサイドに堕ちていた。(いや、まだ未解決なので堕ちている)
私の駆け込み寺的存在である、メキシコで知り合った10年来の画家の友人に話してみると、
さとみちゃん、2020年後半から地球は今までより自由で流動的な時代に変動してるから…流れに任せて、大きな変化は受け入れるべきやで!!
と、なんともスピリチュアルで壮大な助言とともに、「うちらの時代がやってきたでーーー!」とURLが送られてきた。
うち「ら」ってどういうこと?私はあなたほど奔放じゃないわいっ笑!なんて思いながら、URLを開いてみる。
ほう。「風の時代」とな。
記事によると、占星術的には200年以上続いた「地の時代」が終わり「風の時代」へと突入したらしい。
正直スピリチュアル系はちょっと苦手意識があるが、記事をながめていると、もはやこの流れには抗えないのではないか?と思いはじめた。
上記サイトより
サブスクやシェアリングエコノミーなんてのは数年前からすでにあるものだし、組織や会社を飛び越えて副業、いや”複”業している人も増えつつある。
性別だって、ここタイでも同性婚が認められつつあるし、コロナの(数少ない)恩恵でオンライン化が進み、国籍や国境なんてあってないようなものになってきている。
なるほどなぁ〜。へ〜。ふ〜ん。
ぐらいに記事を読んでいたが、途中で学校教育もこんな風に変わっていくんじゃないの?「変わっていく」なんて人任せにせずに、私自身で変えられることもあるんじゃないの?とふと思った。
私が一番はっとしたのは、
成功、上昇→心の喜び
今は正直、「テストに合格させるため」「単位のため」「卒業する(させる)ため」に授業をしているところがあって、「日本語で伝え合う楽しさ」や「表現する喜び」にフォーカスできていないなぁと思う。
特に今年はコロナで百人一首もキャンプも日本料理クラスもぜーーーんぶできなかった。私は時間がないのにカリキュラムが終わりそうになく、毎日鬼の形相で教えている。(そのうち「水の呼吸‼︎」って言いながら首でも切られるんじゃないかしら笑)
自力で達成→協力し助け合う
今は「宿題や練習問題は自分でしなさい」「友だちの答えを写してはいけません」と口うるさく言っているし、宿題もなるべく丸写しできないものを出すようにしているが、タイ人のしかも現代っ子はLINEじゃなんじゃと上手いこと使って友だちと「協力して」宿題を仕上げている。(すでに「風の時代」に入ってたのかな)
「勉強した文法を使ってグループで劇をする」「グループでプレゼンテーションをする」「動画を作る」など、今は年に数回のレアタスクにしてしまっているけど、「協力ありき」のこんなタスクをもっと増やした方がいいのかもしれない。
そうすれば、日本語が苦手で劣等感を感じている学生も自分の力を存分に発揮できるかもしれない。自分の才能や可能性の新たな一面に気がつけるかもしれない。
もちろんすぐにガラリと変えることは難しいけど、ちょっとずつ。ちょっとずつ。小さなことからコツコツと。
あら?
そもそも画家の友人は「そろそろタイから出てみれば?」って意味でこのURLを送ってきてくれたのだと思う。
「風の時代」やら「宇宙」やら「パラダイムシフト」やら壮大な言葉を聞いていたら、ほんの少しだけ心が軽くなったような気がする。
「風の時代」にどう生きるべきかな?私はどこで何がしたいんだろう?もうしばらく悩もうと思う。
[今年できなかった百人一首の授業。源平戦やりたかったなぁ😭]
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