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各先生の教え5大学

各先生の教えも、最後になりました。いよいよ、大学!

大学生

ある先生の授業で、「これは、覚えていた方がいい。人生において、役に立つ」と言われて教わったことが、現在、本当にとても役に立っているので、ここで紹介したいと思う。

それは、何かを選択する時の秘訣である。
例えば、A案、B案の2択だった時、すんなりどちらかに決まればいいのだが、決まらないことも多くある。そういう時に、無理にどちらかに決めるのではなく、また別のC案を新たに考えて、そこに進むこともできる。ということである。


生きていると、多くの選択に悩まされる。あっちに行った方がいいだろうか。それとも、こっちに行った方がいいだろうか。
それに、他人と意見が食い違うこともある。
そんな時に、ふと、視点を変えて、第3の道はないだろうかと、探るのである。
それは、創造的な作業だ。だから、頭が一旦切り替わる。さっきまでの、「どっちかに決めなければ」といった差し迫った雰囲気や、「自分の方が絶対に正しいんだ」とヒートアップしていた脳が、一旦クリエイティブな方向にシフトして、ちょっと落ち着く。
冷静になれる。
そんなところも気に入っている。

また、八方美人の私にとって、この方法は、かなりの武器になる。
なぜかというと、誰かと誰かの意見が対立した時に、どちらの味方もせずに乗り切ることが出来るからである。武器というよりは、盾である。両者の板挟みになり、2つの方向から押しつぶされそうになったとき、その盾を両側にかざして、自分の身を守る。

結局対立はしていても、どちらも、大きな意味でいうと目的は同じということは少なくない。だから、その大きな目的を見据えて、私は第3の道をせこせこと考える。

それが、私の道だと思っている。




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以上!各先生の教えでした〜!

幼稚園から大学まで、今までの各先生の教えを振り返ってきて思ったことは、自分は、各成長段階に合わせて、ちょうど良い時期に、良いことを教わって来たなぁ〜ということである。

生まれた時には、みんな自分のことしか考えない。けれども、だんだん他人の気持ちがわかるようになってくる。けれど、わかりすぎると、今度は自分の気持ちをおざなりにするようになる。だから、あえて他人との距離をおくことも大事である。

小学校の時に教わった、他人の気持ちを考えるということと、中学校の時に教わった、仲間は友達じゃない。ということは、違うベクトルを向いている教えである。
けれども、どちらが正しくて、どちらが間違っている。というのでもない。
私は、一長一短ということばが好きである。ほんとにそうだなぁと、思うからである。どんなことでも、絶対的に正しいということは一つもなく、絶対的に間違っているということもないと思う。絶対に悪いと思っている人殺しでさえも、戦時中という条件がつけば、正しいこととみなされてしまう。(そんな考え私は好きじゃないけど)
では、先生は、何を信じて何を教えていけば良いのだろうか。

絶対的に正しいことがこの世に存在しない以上、常に正しいことを教えるということは不可能である。それなら、先生ができることというのは、一体なんであろうか。

それは、ただ自分の生き方を伝えるということだけだと思う。
自分が生きていた中で、これは使えるとか、これは大事だと思ったことを伝える。そして、それを子どもたちはスポンジのように吸収して、部分的に先生の生き写しのようになる。
それだけなのだ。
人はどうせ未完成のまま死んでいく。だから、それでいいのだと思う。


番外編で、高校生の時に書道の先生に教わった、こんなことばがある。
「いいかげんが、いい加減」
このことばは、私を楽にしてくれる。いつでも正しいことなどない。だからら、その時々で、自分に必要な教えを吸収し、生きていけばいいのである。


とはいっても、私は、なんでも深く考えこんでしまうから、何が良いのか悪いのか、その都度考えてしまう。それこそ何十年も。
現場の先生は、そんなことしていられない。そんなことしてる間に、子どもたちはどんどん育って、あっというまに悩んでいる私を置いて、先にいってしまう。

先生とは、先に立って生きる人だと私は思う。バスガイドさんのように、旗を持って先頭に立ち、「はい、こっちだよ〜」と、みんなを導く。
私は、行き先に迷ってウロウロしてしまうので、そんな役割は絶対に無理だ。たから私は、先生ではなくて、後生になりたい。後ろに立って生きる人。そして、みんなについていけなくなったり、どこかで迷子になっている人を後ろでキャッチする。
そんな存在になれたらいいなぁと思っている。

なので、現場の先生、頑張ってください。