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「ために」ではなく「ともに」

職場で取っている『月刊公民館』で、栗山宗大さんのエッセイが連載されている。
どうやらこのたび小学校のPTA会長になったそうで、7月号からはエッセイのタイトルが「不思議の国のPTA会長」になっていた。

エッセイの中で、なんでPTA会長をやる気になったのかが書かれていた。

子どもたちのため?保護者たちのため?考えてもしっくりこない。
そもそも何かのためにやっているわけではない。
「ために」という感じではなく「ともに」という感覚に近い。
子どもや先生、役員メンバーのために会長をやっているのではなく、ただ彼らとともにいることが楽しくうれしいから。

というようなことが書かれていて、そういう気持ちはなんだかわかるなと思った。

PTAにはご縁がないけど、NPOとかボランタリーの活動は、何のためにっていう目的はもちろんあるにしても、ともにするからこそ得られる、楽しさとかの色々なプラスの感情や感覚、たくさんの価値があるなぁと思う。

「身近な世界を、小さな社会を、だれかと一緒につくりなおしていくことの喜びといってもよいかもしれません」
という締めくくりの文章に、あぁまさに!と思ったし、そんな喜びを感じられる活動があることがしあわせだなと思った。

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