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小学1年生の娘に教えてもらった「モノの価値」のお話し

先日、我が家の倉庫から30年前のミニ四駆がでてきました。もう動かないけど僕が大切にしている宝物です。

「宝物=自分にとって価値が高い物」

今回、小学校1年生の娘がふと放った言葉をキッカケに「モノの価値」が学べたというお話しです。

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まずは、皆さんに2つ質問です。

①「あなたが大切にしているモノは何ですか?」
②「それはなぜ大切なのですか?」

僕の回答は、

①30年前、小学生の時に夢中になっていたミニ四駆。

②当時、夢中になっていた自分の姿を思い出し大人になって改めて見ると原点回帰できるから。

になります。
もちろん大切なモノって1つではありません。

僕の場合、他には社会人になって初めて買ったオメガの時計、奥さんからもらったプレゼント、初めて買ったスノーボードなどがあります。

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では「モノの価値が高い」って何だろう?

倉庫からでてきたミニ四駆を眺めている内に「モノの価値が高いって何だろう」と思い始めてきました。

せっかく考えるのであれば
小学校1年生の娘に説明できるような形で「モノの価値」を考えてみようと思いました。

最初に僕は娘に
「宝物は、自分にとって価値が高い物なんだよ」と伝えたところいきなり「価値って何?」と言われました。

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なるほど。7才の子供は価値という言葉も分からないのか...

なのでまず僕は、
「宝物=自分にとって価値が高い物」
下記のように分かりやすく説明しました。

宝物とは→「自分が大切にしているモノ」
価値とは→「どれくらい大切かの大きさ」

と伝えたら娘は言った。
娘:「私の大切なものは、練り消しでこのくらい(空中で大きく円を描き)大切だよ」

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僕は続けて質問した。

僕:「そんなに大切なんだね。それは大切な宝物だね。じゃその練り消しは、何歳まで持っていたい?」

そして娘は答えた。

娘:「おばーちゃんになるまで。それまでにこの練り消しは、捏ねるので今より大きくなるから小学校で一番大きい練り消しになりみんなに自慢できるんだよ」

その言葉を聞いて僕は衝撃を受けました。
本来、モノの価値について僕が娘に教えるハズだったが、実は娘から教えてもらったことに気がつきました。

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モノ価値が高いとは?答えはシンプルだった。

娘の一言をキッカケにマトリクスを作ってみました。モノの価値が高いとは、「内的要因」×「外的要因」だと気がつきました。

つまり「C」&「D」になるほどモノの価値が高い。

先程の娘の答えをまとめると
「大切なモノは練り消しであり長く持っていたい。そしてその練り消しは、毎日捏ねるので小学校で一番大きくなりみんなに自慢できる」

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横軸から説明すると
その人にとってどんな理由であれ長く持っていたいと思うモノ
つまり内的要因、自分自身のこと。

価値記事用


続いて縦軸を説明すると
娘の練り消しで例えると捏ねるので小学校で一番大きくなるから自慢できる。

つまり周りに同じ大きさの練り消しを持っている人がいないという状態。市場取引としても高い状態。

外的要因なので練り消しは、一番大きくないかもしれない。自分自身ではどうすることもできないこと。

今回は、縦軸を市場価格としましたが、一概に価格とは言えず外側からの評価などを指します。

価値記事用

つまりモノの価値が高い状態というのは、
内的要因×外的要因でありマトリクスでいうと最大値は右上。
答えは実にシンプルだったと気づかされました。

モノの価値が高い状態を順番にすると
「C」→「D」→「A」→「B」と言えます。

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では僕の中で「価値が高いモノとは?」

このマトリクスに僕の大切なモノを当て込んでみました。

「A」→小学校の時に買ったビックリマンチョコのシール。

初代スーパーゼウスは30万以上の値段がついていますが、僕はコレクションに興味がないようで長く持っている気持ちもなく何処かに紛失しました。

「B」→謎の鳥の置物。
買った時は、可愛いと思った鳥の置物。現在、誰の目にも触れることのない状態が続きもう捨てられたかもしれません。

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「C」→オメガのスピードマスター
18年前の社会人になった時に買ったスピードマスター。死ぬまで持っていたいモノ。

先日、一緒に買った弟から電話がありました。あの時計がプレミアがついており100万位で取引されていると教えてもらいました。「D」から一気に「C」に急上昇したモノです。

「D」→30年前のミニ四駆。初めて買ったスノーボード

こちらは思い出がありすぎて長く持っていたいモノ。しかし市場価格はほぼ0円。けどそんなことはどうでもよい大切なモノです。

もちろん、人によっては「C」=「D」、「C」<「D」の方もいると思います。つまりモノの価値が高いとは、「C」か「D」にあるもの。

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まとめ:モノの価値を学びモノ作りに活かしたい

僕は、白馬村のモンスタークリフ株式会社でTHEDAY.HAKUBAというブランドのスノーボードを作っています。

今回、学んだ「モノの価値」を通じてスノーボードも「C」や「D」の領域を目指したいと思いました。つまりスノーボードを購入してくれた方々に大切に長く乗ってもらい外的要因も高まるようなブランドを構築していきたいです。

-終わりー

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