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新入社員は企業型DCでいくら投資したらいい?
こんにちは。東京都練馬区でマネトレをしているファイナンシャルプランナー(FP)の佐藤彰です。
昨日は、新入社員の方が企業型DCでどんな商品を選んだらいいかについて書きました。
本日はその続きです。具体的には、投資する金額がテーマです。
企業型DCにも会社が定めたルールによって積立金額をご自身で変動させることができる場合があります。
企業型DCで運用する2つのパターン
方法1:運用額を最低額にする
資産運用では、自分の取ることのできる範囲内でリスクを取るのが鉄則です。
その観点では、投資の知識がない段階では、投資金額を最低金額にするのが1つの方法として考えられます。
投資を開始してから値動きをチェックしながら、勉強を進めていき、確信を持てるファンドが見つかったら投資金額を増やしてみましょう。
方法2:運用額をあえて最大にする
一見すると投資の大原則に反するかもしれませんが、あえて運用額を最大にしてみるのも1つの方法です。
企業型DCの場合は毎月の積立金額には上限金額があるので、最大金額にしたとしても極端に過大に金額にはなりません。
また、企業型DCの掛金は所得控除になるため、掛金分には所得税などの税金はかかりません。その分、長い目でみれば運用効率のよい資産形成につながります。
もちろん、いったん拠出すれば、老後まで引き出しは原則としてできないので、ここは一概にはいえません。
ただ、新入社員からできるだけ少ない金額で生活をするトレーニングにもなり得ますので、1つの選択肢にはなり得ます。
ちなみに、僕がとった方法がまさに、この方法2でした。
他の同期に比べて少ない金額で毎月過ごさざるを得なくなり、新人なので貯蓄もほとんどなく(卒業旅行で貯金はゼロになりました)いい意味でプレッシャーにある生活を過ごすことができました。
まとめ
一般的には、投資にいないなら金額は少なめにというのが本来の投資の大原則です。
ただ、企業型DCの場合はフルでも上限金額があり、上限金額いっぱいであっても極端な金額にはなりません。
その意味で、あえてフルで投資をすることも検討に値します。
もちろん、小額から慣れていってそこから増額することも悪いわけではありません。
どっちがしっくりくるか考えて自分に合っている方を選べばいいでしょう。
3回シリーズで新入社員向けに企業型DCの運用方法について書いてきました。
強制的に運用をしなくてはいけなくて困惑している方も多いと思います。
ただ、これはお金についてしっかり学ぶチャンスでもあります。ぜひ、そういう気持ちをもって企業型DCでの運用について考えてみてくださいね。
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