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季節は巡る

桜の季節に入ろうとしている。高知で桜の開花が発表されたことを皮切りに、これから様々な場所から桜の便りが私たちの元に届くだろう。

そんな中、私にとってはいつもの春だ。四季が一周した末に再び巡ってきた季節。薄情に思えるだろうけれど、これが普通の感覚なのかもしれない。


従姉妹が新たなステージに進むらしい。頻繁に会うことはないし、歳が離れているから特別仲が良いかと言われるとそうでもないけれど。初めて会ったのが生後数ヶ月の頃の彼女だと考えると、感慨深い部分はある。もうそんな歳なんだと、まるでお節介なおばちゃんのように(彼女から見たら私はおばちゃんかもしれない)。

進学に就職、環境がめまぐるしく変わるだろうと考えると、期待と不安で胸がいっぱいになる。きっと本人の心は、すでに忙しないのではないだろうか。ただでさえ新生活に向けた準備で忙しいだろうから、心身ともに疲れてしまわないか心配している。彼女の新生活はまだ始まってすらいないのに。


私はどうだろうか。

春からもリハビリに通いつつ、大学受験に向けた準備を引き続き進めていく予定。うまくいけば今年一度受験してみたいけれど、なにしろ勉強する範囲が広いから、本格的な挑戦は予定通り来年度になりそう。

そう考えると、やっぱりいつもの春だ。私が毎年感じている空気を感じる。でも、それでいい。今年も春が訪れたことに感謝。今年も無事に春を迎えられたことに感謝。年始から予想だにしなかったことばかり起きているからこそ、そういう感謝の気持ちが芽生える。極端な話、生きていることに感謝したいところだ。


今年の春も、いい季節になりますように。ここまで読んでくださったあなたにとっても、いい春になりますように。

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