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必ずできる!未来を信じる「脳の力」

今日も深夜になって記事を書き始めました。この11時から3時くらいの時間帯が好きで、睡眠的には一番寝ないといけない時間帯なんですけども、一番考え事や勉強をする時間にはいいと自己暗示しています(笑)

今日はまたまたTEDトークから、キャロル・S・ドゥエックさんの "The Power of believing that you can improve" について書かせていただきます。リンクはこの記事の一番下にも貼っておきますね。

キャロル氏については”マインドセット「やればできる!」の研究”という本で知りました。この本は、DaiGoさんの超効率勉強法で紹介されてて知りました。

自分の中で「GW中の目標で10冊を読んで、その内容をnoteに書く」という目標があって、まさにこの本が該当図書です。

この本についてもGW中になんとかnoteに書かないといけないのですが、まだ途中なので(汗)、さきにTEDトークの方を記事にします。TEDトークも10分程度に凝縮されていて、また内容もすごく面白かったので、「300ページくらいの単行本を読むのはキツイな…」って思う人は、こちらから入ってみるほうがいいかもしれませんね。

では、そろそろ内容に入っていきましょう。

「どうすれば、困難課題に進んで立ち向かえるか」

人はひとりひとり違うので、ひとりひとりが色んな考え方をもっています。

自分はどちらのマインドセットなのか、ここで少し考えてみましょう。

Q.1「困難」に直面したとき、その人はその困難に対してどのようなリアクションをするか
例えば、数学の難問課題を出された時のリアクションを考えましょう。

考えられる2つのリアクションは、

まず一つは、A.「困難」を見つけるとそれから逃げようとするものです。

もう一つは、B.「困難」を見つけるとそれに挑戦しようと努力してなんとか解決しようとするものです。

Q.2「能力」は先天性のものか、後天性のものか

A.生まれ持った「能力」によって自分の「能力」は決められているのだから、「能力」は学習や努力によって伸ばすことができない

B.生まれ持った「能力」に差があろうが、学習や努力によって「能力」は伸ばすことができる

Q.3「できない」ことは「無能」の証明だと思うか

A.「できない」ことは「無能であること」だから、学習や努力をしたところで「できない」ことに変わりはない。

B.「できない」ということは「今の自分には”まだ”できない」ということであり、学習や努力次第で「未来の自分はできる」ようになるかもしれないと信じて頑張れる。

大げさに書きましたが、AとBのどちらが明るい未来がありそうかは大体見当がつきそうですよね。

2つのマインドセット

このAのような、能力は先天的に決まってしまうもので、「いまどれだけのことができるか」が大事なので知能はいつも評価の対象となっており、困難な課題をクリアできない自分に自ら”失敗”や”無能”の烙印を押してしまうような考え方を「停滞したマインドセット」といいます。

また、Bのような、能力は自分次第で開発できると信じる考え方を「成長型マインドセット」といいます。

もちろん、困難課題に絶望せずに根気強く取り組めるのはBの成長型マインドセットです。

難題に直面したときの「脳の様子」

コメント 2020-05-05 014453

難しい問題を与えられたとき、脳の反応はどのようになっているのかを計測する実験では、このどちらのマインドセットを持っているかで脳の活性度に大きく違いが見られました。

結果は、停滞したマインドセットでは脳はほとんど活性化しておらず、成長マインドセットではしっかり活性化しているのが確認できました。

これから、停滞したマインドセットを持っている人は、難しい課題に直面したとき、脳に変化はないので、それから背を向けている、そのことについて考えないようにしていることが分かります。

成長型マインドセットの人は、難しい課題を見つけると逆に脳が喜ぶように活性化します。おそらく、課題を解決するために学習し、それを乗り越えようと躍起なのでしょう。

僕は、意識しないとすぐ停滞したマインドセットに陥ります。そりゃあそうでしょう、だれだって進んで失敗なんてしたくないし、困難な課題も乗り越えないでいいならつらい思いをしないで済むと思いがちです。

昔は、「失敗しそうだからやらない」とか「難しい問題は怖い」とかすごく思ってました。みんながやっていることしか手を出さなかったり、みんなが支持しているものは必ずいいものだろうと思い込んでたりしていました。

たぶんこれは、たとえこれで失敗しても「自分のせいではない」という逃げ道を用意していたんでしょうね。まあ今でもたまにしますが(笑)

でも、僕は最近、自分の中に「1回目は絶対に失敗する」というジンクスを発見しました。僕は、本当に不器用で新しいことは絶対に失敗します。(笑)

初めて仕事場に履歴書を持っていくときは絶対必要事項が1つ抜けていたり、大事な書類を何枚か家に忘れたりします。授業もHDMI端子ケーブルを忘れたり、板書を端折りすぎたり、教室の座席表を逆さ(黒板の向きが逆でした)に作ってしまって生徒の名前を1時間ずっと間違え続けたりしてました(笑)この1ヶ月だけでもやばい失敗を大量にしてます。

でも、僕の場合、アホだからなのか都合のいいように考えているのか、「失敗は悪いこと」とか「失敗は無能の証明」とか思ったりしません。

キングコング西野さんも「スタッフが失敗することは別に怒らない」と言っていたので、大丈夫だ!って高をくくっています(笑)ちゃんと反省はしてますよ。次に生かせばいいかなって思うようにしたんです。

「まだ これから」VS.「今 このとき」

若輩者ですが一応教育者なので、子どもたちのことを考えてしまいます。

これまで停滞したマインドセットは困難課題から逃げ、成長型マインドセットは困難課題を乗り越えるために努力すると紹介しました。

では、未来を担う子供たちにはどちらのマインドセットを持ってほしいでしか?

「こどもたちの最も重要なゴールはどこか?」について考えましょう。

・停滞したマインドセットを持った子どもは、「今 このとき」が最も重要です。短期的承認(賞賛獲得欲求)を最も欲しています。能力は伸ばせるものではないと考えていますから、自分に絶望しないようにするためにいい成績を取ろうとします(失敗しないように努めます)。たとえば、通知表に"5"を並べることで頭がいっぱいになってしまうのです。また、今のことが最重要なので、未来の自分の姿を想像できず、自分の夢の描き方が分からない子どもになってしまいます。

・成長型マインドセットを持った子どもは、「まだ これから」未来のことをいつも考えています。失敗や間違いなどのエラーを見つけては、脳が活性化しているので、エラーから学習し、それを修正するプロセスを重視します。なので、長期的な報酬を得ることができます。

成長型マインドセットに変える方法

学校では、どうしても数値で子どもたちを評価しなければいけません。しかし、それだけでは子どもは停滞したマインドセットを持ってしまいます。

なので、ここでは2つの方法を紹介します。

1.賢く褒めること

「褒める」という行為はうまく使う必要があります。褒める「対象」が重要なのです。

成長型マインドセットに変えるためには、「プロセス」を褒めましょう。

絶対に、知能や成績を褒めてはいけません。なぜなら、結果を褒めると、思ったような結果を出せないのではないかというように失敗を恐れるので、停滞したマインドセットになってしまうからです。

”「まだ」を報酬としたオンライン数学ゲーム”が紹介されていました。
これは、従来の正解したときにポイントが獲得される数学ゲームとは違い、学習のプロセスにポイントを与えるように作られたものです。

結果として、このプロセスに得点を与えるゲームに取り組んだ子どもは、難しい問題にぶつかったときほど「努力」「解法」「取り組み時間」「忍耐力」が増加しました。

2.子どもに脳の仕組みを教える

子どもたちに脳の仕組みを教えると努力や困難課題に対する捉え方が変わるという実験があります。

脳の仕組みを教える
「何か新しいことや難しいことを学習するとコンフォートゾーン(脳が慣れ親しんだ現状)を押しのけるたびに脳内のニューロンが新しい強い結合を作る。そうすると、だんだん君たちの頭がもっともっと良くなっていくんだよ!」

やり抜く力の源=未来へ続く道が開けること
●「『道』というものは自分で切り開くものだ」by空条承太郎(ジョジョ3部より)
●「そうだな・・・ わたしは『結果』だけを求めてはいない。
 『結果』だけを求めていると、人は近道をしたがるものだ・・・
 近道した時『真実』を見失うかもしれない。やる気もしだいに失せていく。
 大切なのは『真実に向かおうとする意志』だと思っている。
 向かおうとする意志さえあれば、たとえ今回は犯人が逃げたとしても、
 いつかはたどり着くだろう?向かっているわけだからな・・・違うかい?」
「アバッキオ おまえはりっぱに やったのだ。
そしておまえの、真実に『向かおうとする意志』は、あとの者たちが感じ取ってくれているさ。大切なのは・・・ そこなんだからな・・・」
by警察官(ジョジョ5部より)

成長型マインドセットは基本的人権のようなもの

アメリカの慢性的な学習不足のこどもたちを対象に成長型マインドセットによる教育を施すと、1年ほどで州のトップ校の成績に並ぶことができました。

成長型マインドセットによって子供たちの「平等」を確保することができたのです。

こどもたちの基本的人権とは、真に成長可能な「場」に生きる事であり、「まだ」に満ち溢れた世界に生きることです。

おわりに

結局、2つのマインドセットの違いは「努力」や「困難」に対する捉え方の違いです。

≪努力や困難課題の捉え方≫
・停滞したマインドセット
⇒「頭が悪い」という思いや「無理だ」という諦めの気持ちを生むもの
・成長型マインドセット
ニューロンが新しい結合やより強い結合を生み出している瞬間つまり「賢くなっている瞬間」

どちらが自身の成長を促進させるかは明白なので、失敗を恐れず、困難に喜んで挑戦していく姿勢をつけていきたいですね。

ホントに、この記事を書きながら、はやく「マインドセットやればできる!の研究」を読まなければと思えてきました。明日は、絶対この本の要約と感想について書きます。

あと途中ジョジョを思い出して、承太郎とアバッキオの同僚のセリフを引用しました。気になる人はジョジョを読んでください。今度ジョジョから学ぶ人生論的なのやろうかな(笑)

やりたいことは今のうちにやっとかなきゃね。連続投稿も途切れないようにやっていきたいと思います。

では今日はここまでです。お疲れさまでした。またね。






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