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俺の敵はだいたい俺です

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これは私が大好きなマンガ「宇宙兄弟」に出てきた有名なワンシーンです。
私は初めてこのシーンを読んだときに「自分のことだ」と思いました。

私は高校1年生から空手を始めました。
体格にも恵まれていたことと、空手の理論的な部分が自分の性格とも合っていたため、始めて2年で黒帯を取得するほどのめり込んでいました。

そして大会でも少しずつ実績を出すことができ、高校3年生の静岡県大会では組手でベスト4に入り全国大会にも出場しました。
はたから見ると実績を残しているように見えますが、実は自分の中でいつも

「自分は良いところまでは行けるけど、決して優勝することはできない」

と、自分の成績に不満を感じていました。

そして、それを一番実感したのが浜松市の大会で準優勝した時でした。

(参照)自分の中にある本当の弱さ

この試合で決勝まで進んだ私は、優勝できるチャンスがありながら「どうしたら負けた時の言い訳が立つだろう」と負けた時の理由を試合中に考えながら戦っていました。そして結果は判定負けでした。

今思えば私はこの時、自分のセルフイメージが「自分は優勝なんてできる器ではない」「良いところまではいける選手」と自分で自分のイメージを決めていました。

セルフイメージとホメオスタシス

人には「ホメオスタシス」という「恒常性維持機能」があります。
この時、私がもし「優勝」してしまうと自分の「セルフイメージ」が崩れてしまうので、ホメオスタシスが働いてわざと自分が負けるように体が動き、自分のセルフイメージを保ったのです。

実はこの「決してトップにはなれない」というセルフイメージは自分が過去に太っていてマラソン大会ではいつも最下位だったことや、勉強が出来なかったという「他人と比較して自分は人よりも劣っている」という経験から身に着けてしまったものだと考えています。

ただ、一方で「自分は優秀だった父親の息子だから、やれば出来る人間だ」というセルフイメージもあるため、その二つがくっついて「やれば良いところまでは行くが、決してトップにはなれない」というセルフイメージが出来上がったのです。

このセルフイメージは強力で、その後社会人になってからは営業成績で2位までは行くのにトップにはなれなかったり、ローカルではあるものの100kmのマラソンレースで終盤までトップを独走していたのに、残り10kmで突然足を怪我してリタイヤしてしまったこともあります(冷静になっていれば走れない怪我ではありませんでした)。

新たなセルフイメージ

そこで私新たなゴールとセルフイメージを定めました。

■ゴール
「2023年までの国内外のロード、トレイルランニングのレースで優勝する」

■セルフイメージ
非凡な鍛錬の積み重ねと強靭な精神力でTOPになる男

(もっと良いセルフイメージの言葉があったら書き換えますww)

このセルフイメージを自分のものとするために、現在毎日アファーメーションを行って自分のセルフイメージを書き換えにチャレンジしています。

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