【旅行とコロナ】もしや?旅先で発熱した際の対応記録【北海道旅行③】

旅行中に発熱してしまい、自治体の相談窓口に問い合わせをしながら対応しました。
その際のことについて、この記事で時系列順にまとめています。
あくまでケースバイケースかと思いますので、ここに書かれていることはあくまで何かの根拠等ではなく、数多ある参考の一つと捉えていただければと思います。以下、日付にするといずれも9/19の出来事です。

未明
ものすごい動悸で目が覚めました。汗をぐっしょりかいていて、すぐに「これは新型コロナウイルスに感染したのではないか」という疑念が頭をよぎりました。
その後は朝まで寝たり起きたりの繰り返しで、ぐっすり眠ることができませんでした。

一瞬「仕事に穴が...」と思いましたが心配はそれどころではなく悲観のあまり「自分はコロナに感染していて、この後旅先で死んでしまうのではないか…」という思いになり自分の人生の来し方に思いを馳せました。
どちらかといえば「やりたいことをやる」というより、己の虚無を埋めるのに費やしたような人生なので、今更「これをしておけば良かった!」といった悔いはないのだが、でもこのあと死んだら何に生まれ変わるのだろう(※)…できれば人間が良い…やはりこの時代の日本人として生まれたのは広い宇宙と時間の流れを考えればゼータクすぎた…もっと徳を積んでおけばあるいは…
などと考える一方で、私が死んだときのために親に友人や会社への連絡先などをまとめて送るメールを作ったり、より現実的に対応策をネットで検索して考えたりしていました。

(※基本的に固有の信仰心はないのですが、輪廻転生だけは何となく信じています)

7:00
この時点で私は「宿の人に伝えた上で、北海道の相談窓口に電話する」という対応をしようと思うに至ります。ただ、現在自分の体温が分かりません。最後に測ったのは夕食をとったレストランの入り口で、発熱してからは測っていません。本来ならば体温計を持ってくるべきところ、自分のうかつさが悔やまれます。
そうはいってもやはり体温が分からないことには始まらないので、近くのコンビニで体温計を買って測りました。このとき体温は36.9℃。思っていたより低いです。

8:00
宿のスタッフさんに体調のことを知らせます。
そもそも今回の宿ですが、
・部屋は共有
・ベッドの三方は壁で、正面はカーテンで仕切られている
・洗面所・シャワー・トイレ、ラウンジやキッチンは共有
という形態の宿でした。トイレは仕方ないにしても、スタッフさんや他のお客さんへの感染を考えると無断で歩き回ることはせず、対応は仰いでおきたいところです。
メール+電話でフロントの方に連絡し、現在の体調を伝えた上で1泊ぶんの延泊(※)をお願いし、さらにこのあと道の相談ダイヤルから具体的な動きについて指示を仰ぐことを伝えました。共有部も普通に使ってよいとのことでした。

(※もともとこの日に釧路を出て、屈斜路湖畔に移動しそこのホテルで一泊する予定でいましたが、キャンセルしました)

9:00
北海道のHPに記載のある「来道者・帰省者・転勤者相談ダイヤル」に電話をかけました。
私は宿の人にも伝えたかったので朝まで待ちましたが、24時間電話することが可能です。
ご相談・お問合せ(コロナ) - 北海道新型コロナウイルス感染症対策本部指揮室 (hokkaido.lg.jp)

このタイミングでの私の症状は
・発熱:電話の時点で最高37.3℃
・動悸
・倦怠感
・少しの頭痛
で、のどの痛みや鼻汁などはなかったので、このまま伝えます。
すると「そうした症状だったら旅の疲れが出たのかもしれません。PCR検査を薬局で買って試すのは高いしね…ドラッグストアで解熱剤を買って服用し、一日休んで様子を見てください」との返答でした。たしかに釧路湿原を歩いていた時、最後に少しだけ雨が降っていて寒かったような…
相談を通じてしっかり話を聞いてくださったのも、印象としてすごく心強かったです。

10:00
薬局を探します。
Googlemapで調べていってみたのですが、残念ながらこの日は月曜の祝日。2軒の調剤薬局はいずれもしまっていました。やっとたどりついたドラッグストアで解熱剤を買い、ついでに併設のスーパーで今日明日の食料を購入しました。

11:00
宿に戻ってゼリーを飲み、薬を呑んで寝ました。

13:00
感覚はだいぶ楽になりました。
最初の計測時と同じ36.9℃だったと記憶しています。

14:00
カップめんを食べました。その後は再び寝たり起きたりの繰り返しです。

18:30
コンビニのスープを食べました。
寝る前に再度体温を測り、36度℃台後半だったように思います。

翌朝の体温は36℃台の半ばに落ち着き、旅行を再開することができました。
今回自治体の指示に応じた対応では自分がコロナウイルスに感染していたのかどうかは、検査をしていないのでわかりませんでしたが、その後特に症状は出ていません。

今回得た、国内旅行に際しての教訓は
・体温計と解熱剤は持っておくこと(マスト)
・行先の自治体のコロナ対応について調べておく(マスト)
・宿は個室でとっておく(努力目標)
・PCRの検査キットを持っておく(努力目標)

といったところだと振り返っています。

すぐに、必ず使う必要がありそうな体温計・解熱剤は出発時点で持っておかねば…!と思いました。同時に、「症状が出たらどうしよう」ということは事前にシミュレーションできるといざというときも慌てないように思います。(調べてヒットした情報が旅行者向けなのか在住者向けなのかが一瞬わかりづらく、またそもそも判断力も鈍りそうですし…)
宿に関しては自分が感染を蔓延させるという自責の念から、なるべく個室で取れるのが安心だと感じています。PCRの検査キットは、電話をした際に必須度が高そうな印象ではなかったものの、自分の症状、旅行先のコロナ対応の状況に応じてやはりある程度は重要なのではと感じた次第です。
因みに海外旅行でしたらリスクも大きいので、対策もまた違ったことになるのかもしれません。

なお、今回の対応にあたっては以下のサイトを参考にしました。

ご相談・お問合せ(コロナ) - 北海道新型コロナウイルス感染症対策本部指揮室 (hokkaido.lg.jp) (再掲)

新型コロナウイルス感染症に関する相談について(令和4年9月16日更新)|北海道釧路市ホームページ (kushiro.lg.jp)
(「旅先で発熱 自治体名」などで検索しました。)

旅行の際には体調管理と対応準備をしっかりしておかねばという教訓を得た出来事でした。

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