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今週の薫るカレーは福岡です(6月27日~7月3日)




突然現れた、間借りベトナム料理屋さん、PHO STAND


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間借りのベトナム料理屋さん、私の知る限りでは初めての形態であります。


お目当ては、Cơm âm phủ(コムアンフー)一択である。


どんな食べ物なのかっちゅうと、ハーブがどっちゃり入った混ぜご飯のことです。

Cơmはご飯。
âm phủはお化けという意味らしい。
ベトナムにある有名な混ぜご飯のお店がそんなふうに名付けたそうな。

タイで言うところのカオヤムに近い。
(専門用語ばっかりで知らんがなですよねとりあえずぐぐろ)


コムアンフーとフォーが食べられるコース1900円をお願いする。
昼間からベトナム料理のコース仕立てが食べられるなんて幸が多すぎる。



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海老せん・サラダ

まずは1品目。ハーブがどっさりサラダ。
海老せんにのっけて食べます。

鼻腔が幸せになるとはこう言うことなんです。
味付けもちょうどいい塩分…。


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チャーゾー


あげた春巻き的なやつです。
中には豚肉。肉汁がじゅーわと出てきます。

インチョイやら、珍しいハーブにくるんで食べる。
ナンプラーテイストのなますをつけたり一緒に巻いたり。

すでにハウステンボス超えの楽しさしてる。


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Cơm âm phủ

大本命。

全部をぐわーーーとまぜる。
スリランカカレーなんかではちょっとずつ混ぜないと御行儀が悪いと言われるが、ここでは全部を均等になるようにがっちゃがちゃ混ぜる。

死ぬほどうまい。
これ、死ぬぞほんと。
目がらんらんとする。


ベースの塩分は、鳥ひき肉の炒め物。肉のいい香りとレモングラスがふわっと香ったかとおもったら、アーモンドやカシューナッツがきたり、パクチーがきたり、ビーツの甘い香りがやってきたり。

香りの種類が多すぎて脳味噌が飽和状態になります。


この混雑した自分の神経、病みつきになる。
みんなも試してもらいたい。


正直ここでもうお腹いっぱいかも…。
でもまだフォーがあるんでした。


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スペアリブのフォー

骨つきのスペアリブ。
てれんと骨から取れるあっけなさ。

1口目から驚く繊細なお出汁。
塩分はかなり控えめでお腹いっぱいなのに攻撃力がすくなくてするんと食べられてしまう。

1900円で…ここまで幸せになれるなんてまだ嘘のよう。
この大ハーブ時代に生まれてよかった。


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PHO STAND
住所:福岡県福岡市中央区浄水通2-6 浄水クレッシェンド 3F(役員大通駅より徒歩5分)
営業時間:11:30~15:00
定休日:不定休

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