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私が愛用する万年筆。それはファーバーカステル伯爵コレクションのアネロ/ローズゴールドだ。認可店でしか売られていない。南青山にある万年筆専門店の「書斎館」も認可店だ。

初めてアネロで書いた時の感動は今でも覚えている。書斎館に展示されているアネロで試し書きすることが出来たのだ。

ファーバーカステル伯爵コレクションは、デザイン性が高く、美しい。私は高級万年筆を買うならアネロが欲しいと思っていた。運良く展示されていたアネロで試しに書いてみたところ、そのあまりの書きやすさに驚き、感動したのだった。後日、私はアネロを買った。

万年筆に凝り出すと、必然的に「万年筆で書くノート」にも凝りたくなる。私は10数冊のノートを試したが、行き着いたのが、渡邉製本の「クロスフィールド」と「BOOK NOTE」だ。

クロスフィールドは「製本工房謹製万年筆のためのノート」と銘打っている。紙は万年筆愛好家に人気の高い「トモエリバー」を使用。書き心地は抜群に良く、滑らかで、まるで魔法のようにスラスラ書ける。書いている感覚がしっかりと感じられる。にじみや裏写りが少なく、万年筆に最適。糸かがり綴じでフラットに開き、非常に書きやすい。紙は軽量で丈夫。ページもめくりやすい。さすが「万年筆のためのノート」と銘打っているだけのことはある。

BOOK NOTEも万年筆に最適なノートだ。紙は高級筆記用紙の「OKフールス」を使用。糸かがり綴じでフラットに開き、にじみや裏写りが少ない。ページは厚くて丈夫。オーソドックスで完璧な書き心地。しっかりとした筆記感。滑らかにスラスラと書けて、書いていて心地良い。

アネロで、クロスフィールドやBOOK NOTEに書くと、滑らかな書き心地の良さをマインドフルに感じることが出来る。

インクも綺麗な色のものがたくさんある。純正品でなくても支障なく使える。私はファーバーカステル伯爵コレクションの純正品だと「ターコイズ」と「ディープシーグリーン」のインクを持っている。どちらも極めて美しい色だ。純正品でないインクはPILOTの「色彩雫(いろしずく)」のシリーズを愛用している。これは「天色(あまいろ)」「竹林(ちくりん)」等、「和」をモチーフにしたインクのシリーズだ。極めて美しい色のインクである。

万年筆、ノート、インクに凝り出すと、万年筆沼、紙沼、インク沼にハマる。私はハマった。そして楽しい万年筆ライフを送っている。



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